1932(昭和7)年東京都生まれ。慶應義塾大学在学中に作曲家・平尾貴四男、小船幸次郎に師事し、作曲家としての活動をはじめる。1950年代前半から放送、舞台、映画、CMなど多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。 1973年からシンセサイザーを使った音楽作りをはじめ、74年ドビュッシーのピアノ曲をシンセサイザーで編曲した「Snow Flakes are Dancing」(月の光)、75年「展覧会の絵」発表。両アルバムとも米国ベストセーリング・クラシカルアルバム賞受賞。さらに「月の光」がビルボード誌のクラッシック部門で日本人初の1位を獲得するとともにグラミー賞4部門にノミネート。続く「展覧会の絵」「惑星」も同部門で1位となる。以来立体音響やレーザー光線などを駆使した屋外コンサート「トミタ・サウンド・クラウド」をオーストリアのリンツ、ニューヨーク、シドニーをはじめ世界各地で開く。200