文化庁が著作権法の改正作業を進めていることについては、「世耕日記:2月2日(水)【著作権法改正(フェアユース)の対案を出そう】」で紹介し、フェアユースの範囲があまりに限定的であるという問題点を指摘した。 文科省が検討している著作権法改正にはもうひとつ問題点がある。それは「アクセスコントロール回避規制」を導入しようとしている点だ。内容を具体的に説明しよう。 現行の著作権法では「技術的保護手段」というものが定義されていて、いわゆる「コピーコントロール」を破って複製することは私的目的であっても違法(罰則無し)であり、回避専用装置の譲渡などは3年以下の懲役等となる違法行為となっている。 しかし一方で著作物を暗号化し、特定の機器を用いて暗号解除しないと視聴できないようにする「アクセスコントロール」技術は技術的保護手段に入っていない。 文化庁は「DVDの暗号解除により複製が可能になること」、「
DVDやブルーレイなどに収録されている市販の映画やテレビドラマなどの映像ソフトをコピー(複製)する行為は、家庭内であっても違法になりそうだ。暗号化技術を使って保護されているソフトが対象で、保護を破るプログラムの製造や配布も禁止される。ネット上にあふれる「海賊版」を抑制するのが狙い。文化庁が3日、方針を固めた。 文化審議会の小委員会のワーキングチームが報告書をまとめた。早ければ、来年の通常国会に著作権法改正案を提出する。複製行為については罰則は設けない。 映像ソフトを保護する技術は複数あるが、文化庁によると、現在は、情報を「暗号化」するタイプが主流という。この技術を破るプログラムがネット上などで公開され、指南本も市販されており、一部の人はパソコンで映像ソフトを複製している。 現在の著作権法は、こうしたプログラムを製造・配布したり、このプログラムを使って家庭内で複製したりすることを規制し
DVDやブルーレイなどに収録されている市販の映画やテレビドラマなどの映像ソフトをコピー(複製)する行為は、家庭内であっても違法になりそうだ。暗号化技術を使って保護されているソフトが対象で、保護を破るプログラムの製造や配布も禁止される。ネット上にあふれる「海賊版」を抑制するのが狙い。文化庁が3日、方針を固めた。 asahi.com:DVDコピー、家庭内も禁止へ 暗号で保護のソフト対象 正味の話、海賊版対策になるわけもなく、あくまでも建前に過ぎないんだろう。本当の狙いとしては、正規購入者のDVD/Blu-rayをiPad/iPhone等、別のデバイスで使わせたくないというところか。 使う毎にお金を払ってください このアクセスコントロール回避規制が実現した暁には、家庭内メディアサーバーに映画を取り込んで、宅内の至る所で楽しむことも、データを取り出して別のデバイスに持ち出すこともできなくなる。DV
米地方裁判所のMarilyn Hall Patel判事はRealNetworksに対し、「RealDVD」の販売を禁止する恒久的な差し止め命令を言い渡した。このDVDコピーソフトウェアは、著作権を侵害していると訴訟で言われていた。 RealNetworksと全米映画協会(MPAA)が発表した声明によると、双方で合意に達し、RealNetworksはRealDVDとあらゆる同等製品の販売を停止し、映画会社らに裁判費用の弁償として450万ドルを支払うことが要求されているという。 「われわれは、この重要な案件が満足のいく結末を迎えたことに感謝している」とMPAAのゼネラルカウンセルであるDaniel Mandil氏は述べた。「Patel判事の判決と今回の合意は、われわれがこの訴訟で最初から主張してきたことを肯定するものだ。つまり、映画を海賊行為から保護するためにDVDに組み込まれた著作権保護対策
メディア関連のソフトウェアを開発するRealNetworksは、同社のDVDコピーソフト「RealDVD」の販売を差し止めるとした連邦地裁の決定を覆すべく、控訴することを表明した。 RealDVD(価格は30ドル)は、DVDのデジタルコピーを作成しハードディスクへの保存を可能にする製品だが、連邦地裁は8月に同製品の販売を禁止する仮差し止め命令を出した。シアトルに本社を置くRealNetworksは裁判所に提出した文書で、11月9日までに連邦第9巡回区控訴裁判所に控訴すると記している。 映画会社側は2008年に起こした訴訟で、RealDVDおよび「Facet」(映画をコピーし保存するRealNetworks提案のDVDプレーヤー)が、著作権法に違反していると主張した。連邦地裁のMarilyn Patel判事は、RealNetworksと映画会社、双方の弁論を聞いたのち、映画会社側の主張を認め
米連邦裁判所は、DVDのコピーおよびハードドライブへの保存を可能にするソフトウェア「RealDVD」について、米国著作権法に違反しているという十分な証拠を得た。 米地方裁判所のMarilyn Patel判事は米国時間8月11日、同ソフトウェアの製造元であるRealNetworksに対し、同製品の市場への提供を禁止する仮差し止め命令を下した。この判決により、RealNetworksは「Facet」の販売も禁止されることになる。Facetとは、こちらもDVDのコピーを作成し保存したDVDプレーヤーのコードネームである。 今回の判決は、映画会社らの圧勝を意味する。映画会社らは2008年秋に提訴した裁判において、デジタルミレニアム著作権法を侵害し、契約に違反しているとしてRealNetworksを訴えていた。映画会社らと、関連する協会Motion Picture Association of Am
米RealNetworksのDVD複製ソフト「RealDVD」に対し、米連邦地裁が販売を差し止める仮処分命令を下した。 RealDVDはDVDの映画などをPCのHDDやポータブルHDDにコピーするソフト。RealNetworksは、私的利用のための合法的なコピーと主張していた。 しかし米国映画協会(MPAA)は、RealDVDは著作権を侵害すると主張して訴訟を起こした。判事はMPAA側の訴えを支持し、RealDVDはコピープロテクトの解除を禁じるデジタルミレニアム著作権法(DMCA)、およびコピープロテクト技術CSSのライセンスに違反するとの判決を下した。販売を差し止めの仮処分命令も下した。 MPAAは「判決に喜んでいる。映画やテレビ番組の制作者の勝利であり、われわれのデジタル経済のルールの勝利だ」とコメントしている。 一方RealNetworksは、「仮処分には失望している。判決を精査し
米RealNetworksは米国時間2008年11月3日,DVDコピー・ソフト「RealDVD」の無償トライアル版ユーザーに向けた書簡を公開した。同製品に関する訴訟の影響で,1カ月の試用期限が切れても現時点では製品版にアップグレードできないことを明らかにしたうえで,販売再開が認められた場合には無償アップグレードを提供するとした。 書簡の中で同社は,販売仮差し止めの影響でユーザーに不便をかけていることを謝罪。個人的使用のためにDVDのコピーを作成するという消費者のフェアユースの権利を保護するために,戦いを続ける決意を表明した。 RealDVDは,手持ちのDVDのコンテンツをパソコンのハードディスクにコピーできるソフト(関連記事:米RealNetworks社,法的に問題ないと主張するDVDコピーのソフトウエアを発表)。1枚のDVDにつき4~8Gバイトのサイズで保存でき,映像の劣化もない。最大5
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DVDコピー・ソフト「RealDVD」の販売仮差し止めで,RealNetworksがユーザーに公開書簡 米RealNetworksは米国時間2008年11月3日,DVDコピー・ソフト「RealDVD」の無償トライアル版ユーザーに向けた書簡を公開した。同製品に関する訴訟の影響で,1カ月の試用期限が切れても現時点では製品版にアップグレードできないことを明らかにしたうえで,販売再開が認められた場合には無償アップグレードを提供するとした。 書簡の中で同社は,販売仮差し止めの影響でユーザーに不便をかけていることを謝罪。個人的使用のためにDVDのコピーを作成するという消費者のフェアユースの権利を保護するために,戦いを続ける決意を表明した。 RealDVDは,手持ちのDVDのコンテンツをパソコンのハードディスクにコピーできるソフト(関連記事:DVDをパソコンにコピーするソフト,RealNetworksが
米国の映画業界は、テクノロジ企業への支配を維持する手段としてDVDリッピングソフト「RealDVD」の販売を差し止める訴訟を起こしたという電子フロンティア財団(EFF)の主張に対して、回答した。 ネットユーザーの権利擁護団体であるEFFは先週、主要映画スタジオがRealDVDの製造元であるRealNetworksを訴えたことは「イノベーションを抑制する」行為だとブログで述べた。 全米映画協会(MPAA)は米国時間10月20日、EFFに対し公開書簡で回答した。書簡のタイトルは「ハリウッドは旧態依然ではない。EFFも今を生きるべきだ」。CNET Newsが入手した同書簡によると、MPAAはEFFの主張を「不誠実で間違っている」としている。MPAAは、ユーザーによるDVDのコピーや、デジタルファイルのハードディスクへの保存を可能にするソフトウェアのRealDVDについて、海賊版を生み出すツールで
以下の文章は、Electronic Frontier Foundationの「Why Hollywood Hates RealDVD」という記事を翻訳したものである。 原典:Electronic Frontier Foundation 原題:Why Hollywood Hates RealDVD 著者:Fred von Lohmann 日付:October 10, 2008 ライセンス:CC by-nc なぜ、ハリウッドはこれほどまでにReal DVDを忌み嫌うのだろうか?そのヒントをここに記そう。これは海賊行為とは全く無関係であって、イノベーションのコントロールに関することでしかない。 今週初め、サンフランシスコ地方裁判所は、RealNetworkのRealDVDソフトウェアの配布を禁ずる一時的な停止命令(TRO)を延長した。これは少なくとも、正式な予備的禁止命令のための審理が開かれる1
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