オリコンシングルチャート、20位が史上初の3000枚割れ…59位からは売上1000枚に満たず 2009/09/22 18:22 今週のオリコン週間シングルチャートが、今春に見られた低レベルチャートを超える異常事態を迎えた。 今週の20位に入ったsupercell「君の知らない物語」の売上はなんとわずか2975枚であり、オリコン史上初めてトップ20ボーダーの売上が3000枚を割った。また、30位の売上も1760枚で、同じく史上最低記録を更新した。 今週のオリコンシングルチャートは、各順位の売上が今年4月以来の低レベルとなった。 今週は1位以下、ほぼ全てにおいて売上レベルが低い。まず、1位に入った倖田來未の売上は3.2万枚。倖田來未は前作初動の約半分まで落ち込む大不振となった。また、7位のアンジェラ・アキ以下は売上1万枚に届いておらず、10位のポルノグラフィティは売上7000枚を割っている。さ
音楽ヒットチャートのオリコンが月刊誌「サイゾー」に掲載されたフリーライター、烏賀陽(うがや)弘道さん(46)のコメントで名誉を傷付けられたとして、烏賀陽さんに5000万円の損害賠償などを求めた訴訟は3日、東京高裁(奥田隆文裁判長)で和解が成立した。控訴審で利害関係人として訴訟参加したサイゾーは編集部がまとめたコメントが不正確だったことを認め、烏賀陽さんとオリコンに謝罪し、オリコンは請求を放棄した。 和解条項によると、▽サイゾーは烏賀陽さんに対し、了解を得ないまま掲載したことを謝罪し、損害賠償金として500万円を支払う▽サイゾーはオリコンに対し、音楽ヒットチャートの信頼性について、読者に誤解を与えたことを謝罪する▽オリコンは損害賠償請求を放棄し、烏賀陽さんはオリコンに対する反訴請求を放棄する。 「サイゾー」の06年4月号は、大手芸能プロダクションに関する記事でオリコンのチャートの集計方法を疑
オリコンと烏賀陽さんとの訴訟に関して、 ともあれ、電話で軽くコメントしたことを勝手に編集され掲載されたものに関して出版社をすっ飛ばして個人に高額の賠償請求をする、というオリコンのやり方が法廷で通用しなかったのは事実です。SLAPP(大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟)は不正義であることが結果として示されたのならよいのではないかなと。 なんて仰る方がいるところが、日本のWeb環境の裾野の広さを表していそうです。 オリコンがこの訴訟を提起したこと自体が問題か否かという点に関しては、烏賀陽さんの反訴請求が地裁で棄却され、この和解で反訴請求を放棄させられているわけですから、むしろ、本件訴訟提起に関していえば不正義とは言えないことが結果的に示されたとみる方が素直ではないかという気がします。
烏賀陽弘道さんのウェブサイトにおいて、オリコンと烏賀陽さんの訴訟に関し、 ●2009年8月3日 烏賀陽勝訴しました。 東京高裁でオリコンは判決を待たずに自らが「敗訴」を宣言する「請求放棄」をしました。法的には「自分の請求(提訴)には理由がないので、提訴を放棄する」という宣言です。33ヶ月にわたって争われてきた「オリコン裁判」はオリコンの敗北宣言で終結しました。 訴えは提起してみたが敗色濃厚という場合に、敗訴判決を受けて理由中で自分たちの主張が裁判所により次々排斥されるのを回避するために請求を放棄するという手法はたまに採用されるので、「へぇ。控訴審でよっぽど反撃に成功したのだなあ」と思っていました。しかし、どうも新聞報道を見ると、そうではないようです。 毎日新聞の報道によると、 和解条項によると、▽サイゾーは烏賀陽さんに対し、了解を得ないまま掲載したことを謝罪し、損害賠償金として500万円を
月刊「サイゾー」2006年4月号に掲載した記事をめぐり、オリコン株式会社がジャーナリストの烏賀陽弘道氏を提訴、烏賀陽氏がオリコンを反訴していた民事訴訟が、8月3日に和解に至りました。 同訴訟は、本誌記事に、烏賀陽氏のコメントとして掲載した箇所が争点となっておりましたが、該当箇所は同氏のコメントとして引用するには不正確なものであり、また同氏の了解を得ないまま掲載したものでした。また、これらのコメントから構成された記事は、オリコンが発表する音楽ヒットチャートの信頼性について、読者に誤解を与えるものでした。 今回の和解は、弊社および弊社代表の揖斐憲が利害関係人として参加し、両者について、これらの過失を謝罪するとともに、烏賀陽氏に対して、訴訟費用や慰謝料を含む賠償金を払うことなどが条件となっています。これにより、オリコンは烏賀陽氏への本訴請求を放棄し、烏賀陽氏はオリコンへの反訴請求を放棄いたしまし
音楽チャートの統計手法をめぐる雑誌記事のコメントで名誉を傷つけられたとして、音楽市場調査会社「オリコン」(東京都港区)が、コメントをしたフリージャーナリストの烏賀陽(うがや)弘道さん(46)に賠償を求めた訴訟は3日、オリコン側が請求を放棄して東京高裁(奥田隆文裁判長)で和解が成立した。一審・東京地裁は烏賀陽さんに100万円の賠償を命じたが、実質的な逆転勝訴で裁判が終了した。 訴訟の対象となっていたのは、月刊誌「サイゾー」の06年4月号に掲載された「ジャニーズは超VIP待遇!?事務所とオリコンの蜜月関係」など。サイゾーも控訴審から利害関係人として訴訟に参加した。烏賀陽さんと代理人によると、和解では、サイゾーがコメントは不正確で了解を得ないまま掲載したことを認めたうえで、烏賀陽さんに賠償として500万円を支払い、オリコンに対しても「読者に誤解を与えたこと」を謝罪することが決まったという。
音楽ヒットチャートのオリコンが月刊誌「サイゾー」に掲載されたフリーライター、烏賀陽(うがや)弘道さん(46)のコメントで名誉を傷付けられたとして、烏賀陽さんに5000万円の損害賠償などを求めた訴訟は3日、東京高裁(宗宮英俊裁判長)で和解が成立した。控訴審で利害関係人として訴訟参加したサイゾーは編集部がまとめたコメントが不正確だったことを認め、烏賀陽さんとオリコンに謝罪し、オリコンは請求を放棄した。 和解条項によると、▽サイゾーは烏賀陽さんに対し、了解を得ないまま掲載したことを謝罪し、損害賠償金として500万円を支払う▽サイゾーはオリコンに対し、音楽ヒットチャートの信頼性について、読者に誤解を与えたことを謝罪する▽オリコンは損害賠償請求を放棄し、烏賀陽さんはオリコンに対する反訴請求を放棄する。 「サイゾー」の06年4月号は、大手芸能プロダクションに関する記事でオリコンのチャートの集計方法を疑
12月11日、東京地裁709号法廷において、「サイゾー」06年4月号に掲載されたコメントが事実誤認の誹謗中傷に当たるとして、コメントを寄せたジャーナリスト烏賀陽弘道氏を音楽情報配信会社オリコンが名誉毀損で訴えた、いわゆるオリコン訴訟の証人尋問が行われた(裁判についての詳細は、烏賀陽氏のHP参照のこと)。傍聴席は満席で、傍聴できなかった者も数名見受けられた。 証人として出廷したのは、原告のオリコン側からは同社元社員の広野麻里子氏で、2003年1月当時、同社広報企画部に在籍し、烏賀陽氏の電話取材に応対した人物である。被告側は烏賀陽氏本人が証人として証言台に立つことになった。 まず、オリコン側証人の広野氏の尋問から始まった。オリコン側弁護士から広野氏に入社時期や取材を受けた当時の業務などについて質問された後、2003年1月14日に烏賀陽氏が行った電話取材についての尋問となった。 まず、広野氏は烏
丸山茂雄(まるやましげお)氏。1941年生まれ、早大商学部卒。 ソニー・ミュージックエンタテインメント元社長(1998年~2000年)。 新しいインターネット型レコード会社「247music」社長。 レコード業界のリーディング・カンパニーであるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)元社長の丸山茂雄氏は、「オリコンが正確だなんて誰も期待してない」「権威だと思い始めたのがヘン」と語る。日常化しているレコード会社員によるオリコンのチャート集計責任者との会食の目的は「順位を上げてほしい」と希望を伝える働きかけだという。小売店での操作や組織的買い取り、業界誌という位置付けなどの話からも、「チャートの公平性・中立性など最初から期待していない」ことが業界の常識であることが分かった。 【Digest】 ◇「生まれながらにしての権威」と勘違い ◇レコード業界「順位何とかしてよ」 ◇「今回大事な時期
弊社は、ジャーナリスト烏賀陽弘道氏を平成18年11月17日付で東京地裁に提訴した件について、平成18年12月25日付けのリリースで弊社としての見解を述べておりますが、改めて本提訴に至った経緯等についてお伝えいたします。 通常、弊社では、ネガティブなご意見やご批評を頂いても傾聴させて頂いております。弊社もメディア企業として、言論や報道が自由になされることを尊重しています。一方で、自由には責任が伴うことも常に強く認識しています。 今回は、弊社事業の中核をなすランキングの信用が「事実誤認に基づく誹謗中傷」によって、著しく毀損されたため、その名誉毀損行為による損害の賠償ならびに謝罪広告を求め、提訴いたしました。 今回の訴訟において、烏賀陽氏のみを提訴したことの理由は、以下のとおりです。 ? 明らかな事実誤認に基づく誹謗中傷するコメントの責任の所在が烏賀陽氏にあったため 平成18年3月発売の月刊誌「
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