【ワシントン=犬塚陽介】イラク駐留米軍に関する機密文書約40万点を民間内部告発サイト「ウィキリークス」が22日、ネット上で公開した。機密文書の流出としては米国で過去最大規模。米軍がイラク治安当局による捕虜虐待を知りながら調査していなかったほか、これまで公開されていないイラク市民の犠牲者が1万5千人に上ることが示されているという。 ■犠牲者1万5千人公開されたのはイラク戦争開戦から約9カ月後の2004年1月〜10年1月までのイラク駐留米軍関連の文書計39万1832点で、大部分は米軍兵士が現地で得た情報だった。ウィキリークスは22日の公開を条件に米紙ニューヨーク・タイムズ、英紙ガーディアン、仏紙ルモンド、独誌シュピーゲルに文書を渡していた。 ガーディアン(電子版)によると、米国はイラク治安当局が組織的にイラク人捕虜を虐待しているとの報告を多く受けながら、詳細な調査を実施しなかったことが示されて
【ワシントン=黒瀬悦成】アフガニスタンでの対テロ戦争に関する米軍機密文書を大量公開した内部告発サイト「ウィキリークス」が22日、今度はイラク戦争関連の米軍機密文書約40万点をインターネット上で公開した。 米国防総省は同日、「米軍や同盟国軍の将兵の生命を危険にさらす行為だ」として抗議声明を発表するなど、再び波紋が広がっている。 ウィキリークスから事前に資料を提供されたニューヨーク・タイムズ紙と英紙ガーディアンによると、文書には、米英が存在を否定していたイラク人の死者数の記録が含まれていた。2004年1月から09年末までの死者数は計約10万9000人で、うち6万6081人が非戦闘員だったとしている。
平野博文官房長官は19日の参院内閣委員会で、平成15〜20年にイラク特別措置法に基づき同国に派遣した自衛隊の活動について「違憲だとは考えていない。われわれの理解では(活動場所は)非戦闘地域だったという認識だ」との認識を示した。民主党は野党時代、イラクを戦闘地域と位置づけ、自衛隊の撤収を求めてきたが、前言を撤回したことになる。 平野氏は答弁で「自衛隊が活動した地域がイラク特措法の定める通り非戦闘地域だったかどうかは、野党のときには十分分かっていなかった」と釈明した。小沢一郎幹事長が「違憲」と断じていたインド洋での補給活動に関しても「憲法違反ではないと認識している」と述べた。連立政権に加わる社民党は自衛隊の派遣自体を違憲と主張しており、食い違いを見せた。 一方、岡田克也外相は19日の参院外交防衛委員会で自衛隊のイラク派遣について「当時の小泉純一郎首相は非戦闘地域の定義をきちんと答えなかった。今
アメリカが自らに刻んだ戦争の傷跡――フィナンシャル・タイムズ 2007年9月12日(水)10:22 (フィナンシャル・タイムズ 2007年9月10日初出 翻訳gooニュース) FT国際担当コラムニスト ギデオン・ラクマン 9月11日の米同時多発テロから6年となるその直前に、イラク駐留多国籍軍のデイビッド・ペトレイアス司令官が米上院外交委員会で証言した。いかにも象徴的なタイミングで司令官の議会証言が実現し、ホワイトハウスは満足そうだ。しかしこれは、とんでもないことだ。実にみっともないことだ。ペトレイアス将軍がイラク戦争をなんとか軌道修正しようとすればするほど、この問題の本来の馬鹿馬鹿しさが強調されるだけ。そもそも、ニューヨークとワシントンをテロ攻撃された報復に、イラクを侵攻したこと自体が、馬鹿げたことだったのだ。 9/11から6年たった今、米国は考え直す必要がある。イラク戦争は、ブッ
9/11テロ以降、愛国の嵐と自主規制の波に押され政府批判を控えていたアメリカ映画業界が、怯えながらも再び地上に姿を現しはじめている。 先週末までイタリアで開催されていた第64回ヴェネチア国際映画祭で、名匠ブライアン・デ・パルマ監督の新作『リダクティッド(Redacted)』が銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。これはアメリカ政府にとって非常に都合の悪い評価である。 『リダクティッド』は実話を元にした戦争映画で、その実話とはズバリ、イラク駐留米軍兵士による市民虐殺事件である。 2006年3月12日、バグダッド南部マハムディヤ(Mahmoudiya)で、5人の泥酔したイラク駐留米軍兵士が、一般市民の住宅を襲撃し、14歳のイラク人少女をレイプし殺害、さらに少女の両親と妹も射殺した。犯人グループとされる米軍兵士たちは、ジェシー・スピールマン米陸軍初等兵、ジェイムズ・バーカー初等兵、ポール・コルテス
知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう 共同通信(ここ←)によると,【英BBC放送は1日、イラク中部イシャキで今年3月、駐留米軍が女性や子どもを含む一家11人を虐殺した疑いを示す新たなビデオ映像を入手したと報じ、その一部を放映した。】という。 このBBCのビデオは,ここ←の写真下のVideoをクリックすれば見ることができる。戦争の実態がわかるビデオですので,英語で分かりにくいですが,見て下さい。(こちらも←是非) 上記共同によると,【米兵が殺害した可能性は事件当時も指摘されたが、米軍は武装勢力と交戦中に建物が崩壊し、住民ら4人が圧死したと説明していた。】というが,【ビデオを分析したBBC記者によると、銃撃のあとのある大人や子どもの死体が写っており、圧死という米軍の説明とは食い違っていた。】という。 また,共同は,【イラク中西
AP通信2005年11月10日付け記事を以下に全訳して掲載。 志願して戦場に行った人が反戦を唱えるという皮肉と、親のコネで兵役を逃れた最高司令官が、貧乏な国民を欺いて戦地に送り込み、「勝利するまで戦争を継続させろ」と命令する皮肉。他国を侵略する権利と、反戦を主張する権利のために、戦争が必要だったと信じている皮肉。自ら迷い込んだ世界からの出口戦略を探して、私達は永遠にもがき続けるのだろうか。 2003年、戦争の正当性を疑問にもちながら、ケリー・ドハティ軍曹はイラクに行った。 2004年に帰還し、戦争の不当性を確信した彼女は、反戦イラク帰還兵の会(Iraq Veterans Against the War:IVAW)の発起人の1人として名乗りを挙げた。 「裏切り者呼ばわりされることもあります。非国民と言われることもありますよ」27歳のドハティは自身の反戦活動について話した。「私達が活動する理由
「イラクの真実」に命がけで迫るインディーズ映画 2005年6月 9日 コメント: トラックバック (0) Jason Silverman 2005年06月09日 イラクにある急ごしらえの共同墓地。そこでは、男たちが岩のように硬い土を懸命に掘って細長い穴を作っている。そこへ別の男が布に包まれた遺体を運んできて、穴に横たえて埋葬する。 チョークで文字を書いただけの石板の切れ端が墓碑の代わりだ(写真)。その1つには、「青いローブと1束の鍵を身に付けた大柄な男」と記してある――死者の中には、身元のわからない者もいるのだ。 これは、昨年11月に米国がイラクのファルージャを総攻撃した後に撮影された映像だが、これほど生々しく、ありのままで、胸に迫る場面を夜のニュース番組で目にすることはまずない。この映像が見られるのは、映画『ザ・ドリームズ・オブ・スパローズ』(The Dreams of Sparrows
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