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弁護士 福井健策 先日、一般のユーザーにも関連の深い改正著作権法が、激論のなか国会で成立しました。 特に激論の的になったのは、「ダウンロード刑罰化」という新ルール。それに不満な海外のハッカーグループが、日本の政府サイトなどにサイバー攻撃まで仕掛けたことから、お茶の間でも大きな話題になりましたね。 このダウンロード刑罰化。一体どんなルールでしょうか。 では、提供する側ではなく、それを入手するユーザーはどうでしょうか。 著作権法には「私的複製」という例外規定があります。個人的に楽しむためならば無許可で作品を複製しても良いことになっています。この規定があるから、私たちはTVドラマを録画して見たり、あるいは音楽CDをリッピングして携帯プレーヤーで聞く、といった楽しみ方が出来る訳ですね。 そして実はこの私的複製、コピー元が海賊版でも許されるんです。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、海
NHKのテレビニュースで写真が無断使用されたとして、札幌市西区の写真家、縄田頼信さん(53)がNHKなどに損害賠償を求めた訴訟で、札幌高裁(小林正裁判長)は18日、NHK側に40万円の支払いを命じた1審・札幌地裁判決(10年11月)と同様に著作権侵害を認定したうえで、賠償額を増額してNHKと記者に計104万円の支払いを命じた。 判決によると、NHKは08年4月、全国ニュースで風力発電事業を紹介した際、縄田さんが苫前町で撮影した無関係の風車の写真をテレビカメラで撮影し、無断で放映した。著作権法では報道の目的上正当な範囲で著作物の利用を認めているが、小林裁判長は写真とニュース内容に「関連性を見いだすことはできない」と指摘。写真の使用料の算定を1審の10万円から74万円に大きく引き上げた。 1審で敗訴したカメラマンと映像制作会社については「映像を使用するかは基本的に記者の判断だった」として責任を
本の電子化代行業に法的措置検討 9月30日 23時20分 本の電子化を有料で代行する業者に対し、国内の作家や出版社が、著作者に無断で電子化を代行する行為は著作権法違反に当たるとして、悪質な業者への法的措置を検討することになりました。 電子書籍の普及に伴って、紙の本の電子化を1冊100円程度で有料で代行する業者が国内で急増しています。しかし、著作者に無断で書籍の電子化を代行する行為は著作権法違反に当たるとして、国内の100人以上の作家と、大手出版社7社が共同で9月初めに国内の代行業者に対し、作品を無許可で電子化しないよう文書で通知しました。これに対し業者の中には、無許可でも今後も電子化を代行すると回答したところもあったということです。このため作家や出版社は弁護団を結成したうえで、今後、悪質な業者に法的措置を含めて対応を検討することにしており、「通知に未回答の業者を含めて、必要な対応を取ってい
印刷 NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」と「龍馬伝」の題字をめぐり、京都市の商業書道家の上坂祥元氏(64)が22日、「漢字と英文字の配置が盗用されて著作権が侵害された」として、NHKに慰謝料1千万円や謝罪広告を求める訴訟を京都地裁に起こした。 訴状によると、上坂氏は企業のロゴマークなどとして1975年に「匠象 SHOZO」、90年に「写影 SHA―EI」を作成した。いずれも漢字を左上から右下に斜めに書き、左中央に英文字を配置するデザインだった。NHKは2003年放送の「武蔵 MUSASHI」と10年放送の「龍馬伝」で漢字と英文字を使った題字を採用した。 上坂氏は「匠象と写影での漢字と英文字の配置には際立った特徴があり、デザインの最も創作的な部分」と主張している。上坂氏は有名企業の広告ロゴのほか、NHKの連続テレビ小説や土曜ドラマの題字を手がけたこともある。 これに対し、NHK
<< 前の記事 | トップページ | 2011年02月10日 (木)スタジオパーク 「"知らずに著作権法違反"解消へ」 インターネットの普及に伴って、誰でも簡単に不特定多数の人に向かって情報を発信することができるようになっています。ところが、ネットの場合、使った写真などによっては、知らず知らずのうちに著作権法を犯しているケースがあとを絶たないといいます。こうした事態を解消するための対応がようやく取られることになりました。西川解説委員に聞きます。 Q.法律違反というと穏やかではありませんが、どういうことなんでしょうか? Q.インターネットでブログやホームページを持っていれば、そこに載せるというのが手っ取り早い方法ではないですか? A.そうですね。ところが、その行為が、実は厳密に言うと法律違反にあたるんです。そうした状態を解消するため、著作権法を改正することが、先日開かれた国の文化審議会で了
撮影した写真をニュース映像に無断で使用され、著作権を侵害されたなどとして、札幌市の写真家縄田頼信さん(52)が、NHKや取材を担当した記者などに計約1080万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が10日、札幌地裁であった。 石橋俊一裁判官は「著作権、著作者人格権を侵害した」などとして、NHKなどに計40万円を支払うよう命じた。 判決によると、NHKは、企業による風力発電のファンド設立の話題を取材した際、取材先の会社に設置されていた縄田さん撮影の風車の写真の一部を撮影し、2008年4月にニュースで放映した。 NHK側は「時事の事件の報道では、出所表示を行う慣例や義務はない」などと主張したが、判決では、「ファンドの設立は当時の社会的な事象を報道するものと言えるが、写真はファンド設立とは無関係なものだった」として著作権の侵害を認定した。 判決を受けて、NHKは「判決文を精査した上で、今後の対応を検
日本放送協会(NHK)はこのほど、NHKアーカイブスの番組から切り出した映像と音声を無料でダウンロードし、映像素材に利用できる「NHKクリエイティブ・ライブラリー」を公開した。 野生動物や世界の風景、CG作品、効果音などまずは1000本以上の素材を提供。来年3月までに3000本程度に増やす予定だ。 NHKのクレジットを入れるなど利用規約を守れば、素材を利用した作品を作って公開するなど、2次利用も可能(非営利のみ)。テーマに沿った投稿も受け付けており、素材を活用して作った作品を投稿・公開できる。 映像・音声はFlashで視聴でき、ダウンロードはMPEG-4形式(映像は.mp4、音声は.m4a)。映像は1分程度で、サイズは640×360ピクセル、500kbps程度。 子どもや若者が主なターゲット。受信料で作られた映像をユーザーに還元すると同時に、子どもたちの創造性や映像リテラシー、著作権意識の
NHKは31日、映像素材をインターネットを通じて無料で提供する「クリエイティブ・ライブラリー」をプレオープンした。 同日、ホームページ(http://www.nhk.or.jp/)内に専用サイトを開設した。映像は風景や動物、乗り物や空撮など。NHKがすべての権利を持つもので、出演者がいるドラマ番組などは含まれない。当面は約1000本で、年度内に3000本まで増やす。1本1分程度。「営利目的で利用しない」などNHKの規約を守ることが条件だが、映像同士や自分の撮ったビデオ、写真や音楽などと組み合わせて作品を制作したり、ホームページで使用することができる。動画投稿サイトへの投稿も可能。NHKはプレオープン期間の不正使用の実態などを調査検討したうえで、10年度中に本格オープンする。
NHKが12月1日から、過去のNHKの番組をインターネット上で再配信するサービス「NHKオンデマンド」を開始した。映像コンテンツのインターネット配信を展開する上で、常に議論の的になるのが著作権処理の問題だが、NHKオンデマンドではいかにこの大きな壁を越えたのだろうか。NHKオンデマンド室部長の小原正光氏に聞いた。 ――サービス開始後の状況はいかがですか。 正確な数値は出ていませんが、まずは順調に滑り出したという印象です(※編集部注:テレビ向け動画配信サービス「アクトビラ」において12月23日に映像が配信できない事態が起きたが、インタビューはその前に行った)。放送で視聴率が高くなくてもネットでは人気だという番組もあり、「NHK番組への接触率をあげる」という当初の狙いどおりの展開です。 ――具体的にはどのようなコンテンツが人気なのでしょうか。 1週間のみ配信する「見逃し番組」では、連続テレビ小
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