検索することを意味する「ぐぐる」という動詞が登場するほどに一般化しているのが米グーグル社による。ほかにもヤフーなどがあるものの、「国産エンジン」の影が薄いのが日本のネット社会の実情だ。このほど「日本消滅(ジャパン・ナッシング)-IT貧困大国・再生の手だて」(祥伝社新書)を出版した「IT弁護士」ことによると、過去には、日本にもすぐれたが存在したが、淘汰されてしまったのだという。「それでも国産エンジンが必要だ」と主張する牧野弁護士に、今後のの見通しを聞いた。 2〜3年後に登場したグーグルに負けた理由―何故、日本ではが発達しなかったんでしょう?先生の著書を拝見すると、日本の著作権法が大きく関係しているようですが…。 牧野 要するに、「日本の著作権法がをつぶしてしまった」ということなんです。著作権法では「コピーをすることについて、著作者の承諾をとらないといけない」ということになっています。 日本に
はじめまして はじめまして。サラリーマンの保利と申します。今回から数回にわたってインターネット上のサービスと著作権法との関係についてお話をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、みなさまもご承知の通り、ネット上にはありとあらゆるサービスがあふれています。検索エンジンやネットオークション、ブログ、音楽配信、動画投稿、…などなど。どれも大変便利で魅力的なサービスなのですが、ネット上で提供されているサービスのほとんど全ては「著作権法」という一筋縄ではいかないルールと折り合いをつける必要があります。 そこでこの連載では、ネット上で提供されている代表的なサービスを毎回1つ取り上げ、そのサービスが著作権法上、どのような課題やリスクを抱えているのか、運営するにあたって、どのような作業や権利処理が必要とされるのか、そのあたりの裏側のしくみについてお話していこうと思います。
本コラムの「ネット法(1),(2),(3),(4)」でも取り上げましたが,著作権法に「一般的包括的権利制限規定」(いわゆる,フェアユース規定)を導入する方向で本格的に検討が始まっています。現在は,どのような形で著作権法にフェアユース規定を盛り込むのか,どのようなメリットとデメリットがあるのかといったことを議論している段階であり,著作権法にどのような規定を盛り込むのかがある程度具体的に固まった段階ではありません。 しかし,具体的な規定の内容が明らかになってしまってからでは,そこから修正することはかなり難しいと思います。詳細については後で触れますが,フェアユース規定がどのような形で盛り込まれるかは,著作権の保有者だけでなく,著作物の利用者,著作物に関連する事業を展開する企業に大きな影響を与えます。特に,IT関連の事業者にとって関わりが大きい問題と言えるでしょう。 そこで,フェアユース規定に関す
ちょっと今さら感もある話題ですが、先日やったセミナーで質問が出たりもしたので、ここで一度まとめておきたいと思います。 Q1. なぜ日本では検索エンジンが著作権侵害と言われているの? A1. 検索エンジンでは、著作物を含む他人のウェブ・サイトをコピーしてキャッシュ(と呼んではいるが実際には永続的ストレージ)を作ったり、サムネールを作ったりしています。これは、著作権法上は複製にあたります。日本の著作権法では、権利者の許諾なく、著作物の利用(複製等)をできるケースを限定的に規定しています(引用だとか、教科書での使用だとか)。検索エンジンでの複製はこのような限定的ケースに含まれていないため、法律を厳密に解釈すると著作権侵害ということになってしまうわけです。 Q2.どういう人がこういう解釈を主張しているの? A2. 以前から検索エンジン違法説は学識者の間で唱えられていましたが、昨年の10月に出された
音楽業界団体およびレーベル各社は6月3日、中国の検索エンジン最大手Baidu(百度)による著作権侵害に対抗するため、大手企業や広告主に対し、「対Baidu」の行動を起こすよう呼び掛ける公式声明を発表した。Baiduでの広告掲載を継続すべきかどうか、「注意深く検討」するよう提案する書簡も、連名で送付したという。 この声明および書簡には、中国の著作権保護団体Music Copyright Society of China(MCSC)およびChina Audio-Video Copyright Association(CAVCA)、国際レコード産業連盟(IFPI)のほか、Universal Music、SONY BMG Music Entertainment、Warner Musicなどの大手レーベル、中国のレーベルなどが署名。既に、中国内外の音楽関連企業から広く支持を得ているという。 業界団体
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