日本が誇る世界的映画監督の黒澤明氏が残した創作ノート, 映画台本,直筆資料や写真などのデジタルアーカイブです. 黒澤明デジタルアーカイブは,全作品のシナリオをはじめ,今まで公開されていなかった, 撮影現場での写真や記録,創作ノート,直筆メモなど, 多数の貴重な資料の永続的な保存・保管・管理を目的としてアーカイブ化されたものです. 本コンテンツは,教育・研究に資するために作成されたもので, すべてのコンテンツに著作権があります. 画像・メタデータの利用にあたっては著作権法にご留意ください. 黒澤明デジタルアーカイブ資料の利用に関する問い合わせは次までお願いいたします. 株式会社 黒澤プロダクション email: media @ kurosawapro.com 黒澤明に関する新資料の情報や, 黒澤明デジタルアーカイブの資料を雑誌・研究会などで使用する場合は, その情報をお知らせください. 〒5
黒澤プロダクションと龍谷大学はこのほど、故黒澤明監督が残した創作ノートや台本、直筆メモなどの資料をデジタル化してまとめた「黒澤デジタルアーカイブ」を公開した。無料で閲覧できる。 デジタル化した2万7431点の資料のうち、著作権などをクリアした約2万点をサイトで公開。壁画復元の色彩処理に用いる技術を活用するなどしてデジタル化した、高精細で鮮明な資料を閲覧できる。黒澤監督が書き込みをした台本や、生原稿を作品別に見られるほか、幼年時代や青年時代のプライベート写真なども見ることができる。 これまでは現物資料をテレビ番組やイベントなどに貸し出してきたが、損傷や劣化、紛失が問題になっていた。このため黒澤プロダクションが、シルクロード文書などのデジタル化などで実績がある龍谷大学にデジタル化を依頼。2005年に取り組みをスタートし、約4年かけて完成した。
ベネチア国際映画祭グランプリに輝いた黒澤明監督の名作「羅生門」(昭和25年)の原版フィルムが、初の日米共同による研究チームによってデジタル復元された。約40人のスタッフが半年がかりで、計12万コマ以上のフィルムを一つ一つ修復。映像の傷やぶれ、音声のノイズをかつてないレベルでよみがえらせた。監修を務めた東京国立近代美術館フィルムセンター、栩木(とちぎ)章主任研究員は「歴史的一歩となる試みで、過去の名作の復元の可能性が広がった」と話している。(戸津井康之) 復元プロジェクトは、黒澤監督が亡くなって今年で10年を迎えるのを機に、映画の版権を持つ角川映画が昨年夏に立ち上げた。チームは、角川文化振興財団のほか、フィルムを保存している東京国立近代美術館フィルムセンター、米映画芸術科学アカデミーなど日米スタッフで組織した。 今回修復したフィルムは46年前から同センターで保存していたが、原版から焼き直す際
ブルーレイの普及が進んできた昨今。BDレコーダーやプレーヤーの価格も下がってきており、10万円を切る価格で手に入るものも表れた。BDソフトも各社から新作を中心に続々とリリースされている。こうした流れのなかで、今後旧作映画もブルーレイで発売される機会も増えていくだろう。いわゆる「不朽の名作」をBDで楽しみたい…と、発売を待ち望んでいる読者は多いのではないだろうか。 しかし、旧作映画は元となるフィルム自体が古く、汚れやキズなどに起因するノイズが多い。そこで必要になるのが「フィルムのデジタル修復」、そしてなにより、上映用フィルムやBD/DVDなどパッケージソフトのおおもとになる「フィルムの保存」だ。 このたび、角川文化振興財団がアメリカの映画芸術アカデミーと共同で行った、黒澤明監督「羅生門」の4Kデジタル復元プロジェクトについてのシンポジウムが開かれた。これはゲーム、アニメ、音楽、映画などのコン
映画史上に燦然と輝く日本映画の至宝、黒澤明監督『羅生門』が米アカデミーの最高技術でデジタル復元!半世紀以上の時を経て、公開時と同様の美しい『羅生門』が今、鮮やかに甦る!―「修復の技術はここまで来たのか! 58年前とは信じられない水水しい美しさ。 明瞭な音声。黒澤監督に見せたかった」 (「羅生門」記録担当:野上照代)―「『羅生門』の復元作業は、今までで最も難しいものだった」 (「羅生門」デジタル復元プロジェクト統括:マイケル・ポゴゼルスキー) 日本を代表する映画監督・黒澤明。彼の代表作であり最高峰の作品が『羅生門』である。芥川龍之介の小説「藪の中」を橋本忍と黒澤明が脚色し、名カメラマン・宮川一夫が撮影を担当。出演者には、三船敏郎、志村喬、京マチ子ら日本映画の錚々たる名優たちが名を連ねている。1951年にヴェネチア国際映画祭金獅子賞、翌年にアカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)を受賞し、世
別項にてお伝えしたとおり、角川映画は黒澤明監督の名作「羅生門」をBlu-ray Discにて2009年2月6日より発売する。 このたび、本作のフィルム復元を行ったアカデミー・フィルム・アーカイブのポゴゼルスキー氏と、復元された本作のブルーレイ化に携わった角川映画(株)ビデオ事業部 ビデオ制作グループの岩崎大介氏にインタビューする機会を得た。「フィルムの復元」に、そしてそれを元にした「ブルーレイ化」にあたっての詳細なお話を伺えたので、その内容をお伝えしよう。 ■ポゴゼルスキー氏が語る「羅生門」デジタル復元プロジェクト- フィルム復元の持つ意義とは 先日行われた、黒澤明監督「羅生門」の4Kデジタル復元プロジェクトについてのシンポジウムに登壇したアカデミー・フィルム・アーカイブのディレクター・マイケル・ポゴゼルスキー氏にインタビューを行うことができた。 今回のプロジェクトが持つ意味はなんと言って
故黒沢明監督の映画「羅生門」(1950年公開)のデジタル復元が完成し、監督没後10年を機に米映画芸術科学アカデミーが主催した回顧展で初上映された。羅生門は、51年のベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した名作だが、オリジナルのフィルムからコピーを繰り返し、映像も音声も劣化していた。 角川映画は04年から日本映画約1600本の保存・復元作業を開始。大映から引き継ぎ、米アカデミーの助成を受けた「羅生門」の復元は目玉事業となった。角川グループの角川歴彦(つぐひこ)会長(65)は米国の上映会場を訪れ、「文化遺産として名画を残していきたい」と訴えた。 「羅生門」1本の復元だけで約6000万円かかった。「今の若者たちに、どうやって名作を高画質で提供するか」と悩む。劇場公開やDVDのほか、「3次利用のネットで、海賊版をなくし、わずかなお金でも回収する仕組みを作りたい。国のサポートや著作権延長などの
ガイド 映画ニュース ハリウッドのゴシップや最新映画の製作情報など、世界中の映画ニュースをいち早くお届けする大人気コーナーです。スターの来日やイベントなど、国内の情報も網羅。これさえ読んでおけば、あなたも立派な事情通です。月曜~金曜、毎日更新。 ホーム | お問い合わせ | 企業情報 | eiga.comについて | 広告掲載 | プライバシーポリシー | 編集部より | リンク集 パソコン | 家電 | カメラ | プロバイダ | 動画配信 | 無線LAN | オンラインストレージ | 光ファイバー | ADSL | スピードテスト | 携帯電話・PHS | 携帯電話・PHS料金プラン | ゲーム・ホビー | 楽器 | 自動車・バイク | 中古車検索 | 中古車査定 | 自動車保険 | カー用品 | バイク用品 | スポーツ・アウトドア | ゴル
黒澤明監督作品の廉価版DVDを販売され著作権を侵害されて損害を受けたとして、東宝は14日、DVDを製造・販売していた映像製作会社「コスモ・コーディネート」に約1億2000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。 対象となったのは「生きる」や「姿三四郎」、「野良犬」など8作品。東宝は「黒澤監督から著作権を承継している」と主張。コスモ社が8作品で廉価版DVD計16万本を製造したとして、通常価格で販売した際にかかる著作権料を請求している。 黒澤作品の廉価版DVDをめぐっては、東宝と角川映画がコスモ社に製造・販売の差し止めを求めて提訴。東京地裁は平成19年9月、黒澤監督を著作者の1人と判断し、作品の著作権は平成48年まで保護されると認定。コスモ社の著作権侵害を認め、製造・販売の差し止めを命じた。現在、控訴審で争っている。
昨年取り上げた故・黒澤明監督の映画DVDをめぐる訴訟だが*1、まだ続きはあったようで、新たに松竹株式会社を原告とする訴訟の判決(被告は、東宝、角川事件などと同じ株式会社コスモ・コーディネート)がアップされている。 東京地判平成20年1月28日(H19(ワ)第16775号)*2 本件で紛争の対象になっている劇場用映画は、 「醜聞(スキャンダル)」(1950年公開) 「白痴」(1951年公開) の2本。 本件も昨年の二事件同様、黒澤明監督個人が「著作者」であるという原告側*3の主張が認められ、 「本件両作品の著作権の存続期間は平成48年(2036年)12月31日までと認められるから、いずれも著作権の存続期間は満了していない。」(19頁) という結論に至ったものであり*4、その点に関しては真新しさはない。 むしろ本件で注目すべきは、これまでの訴訟にはなかった、次の争点をめぐる攻防である。 争点2
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く