CD・レコードの普及促進、著作権意識の啓蒙活動、ゴールドディスク大賞を実施する日本レコード協会(RIAJ)のオフィシャルサイト。CDやレコードの生産実績・売上実績の統計データ、音楽に関する調査・レポートなどを掲載。
レコード各社が「チューブファイア」への集団提訴に踏み切った背景には、CDやDVDの売り上げを圧迫している無料ダウンロード(DL)の広がりに対する業界の危機感がある。チューブファイアはすでにサービスを停止しているが、インターネット上には同種のサイトが乱立し、音楽動画などを無料でDLできる状態が続いている。 「貧乏人にとっては『神的存在』なのに…」「おすすめの(別のサイト)があったら教えて」。チューブファイアの利用停止後、ネット上の質問サイトには、こんな書き込みが相次いだ。チューブファイアと同種のサービスを「おすすめ」する書き込みもあり、無料DLが横行している実態を示している。 日本レコード協会によると、これらのサイトを介した音楽作品の「不正なDL」は年間約12億件(推計値)。一方で、平成22年にパソコンを使って正規にDLされた音楽作品は4億4千万件にとどまる。同協会は「不正DLが、CDの売り
動画投稿サイト「ユーチューブ」上の動画を無料でダウンロード(DL)できるサイト「TUBEFIRE(チューブファイア)」が著作権を侵害しているとして、日本レコード協会の加盟会社など31社が、サイトを運営する「ミュージックゲート」にサービス停止や計約2億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が12日、東京地裁(岡本岳裁判長)で開かれた。ミュージックゲート側は請求棄却を求め、争う内容の答弁書を提出した。 原告側によると、同サイトは平成19年に開設。ユーチューブに投稿された動画を選択した後にサイト上で操作すれば自動的に複製されて利用者が無料でダウンロードできる仕組みという。 原告側は訴状で、同サイトは「著作権侵害となる違法なサービス提供を行っている」と指摘。このため、「原告らの企業努力は大きく損なわれ、重大な損害が生じている」と主張している。 これに対し、ミュージックゲート側は答弁書で「(
先日、ここでもとりあげたRIAJ主催の著作権法30条1項3号読み上げコンテスト、声優の林原めぐみさんがカオスユニークな読み上げをして、本題とは別筋で妙に盛り上がりつつあるようです*1。 ところで、キャンペーンの募集要項によると 応募作品の著作権は応募者に留保されますが、以下の内容で、無償で利用されます。 キャンペーンサイトを含む当協会ウェブサイトへの掲載(優秀作品のみ) 当協会機関誌への掲載(優秀作品のみ) となっており、読み上げた作品(?)の著作権が気になるところ。読み上げごときに著作権が発生するのか、そもそものところから少なからず疑問に思うわけです。 そこで、少し考えてみるに、 著作権法第30条第1項第3号は著作物か 著作権法第30条第1項第3号の読み上げは著作物か の2点が大きな問題として有りそうに思えます。 まず、著作権法第30条第1項第3号が著作物か。この点からして一大論点で、中
2005年に著した『Jポップとは何か』(岩波新書)ではっきり否定したのに「CDが売れないんですって? 音楽産業は大不況なんですね」とまだ尋ねられる。 昨年「渋谷系」という言葉の発祥の地であるCD店「HMV渋谷店」が閉店した時も、大騒ぎだった。テレビ朝日が私のところに取材に来てくれたので、「CDが売れなくても音楽不況ではないんですよ」「音楽業界はむしろ活発になっています」と繰り返し強調したら、「えっ! そうなんですか!」と仰天されてしまった。 (ちなみに、その取材は最終的にオンエアされたら「CDの退潮は音楽産業の危機の象徴」という論調になっていたので、そのまま突っ切ってしまったようだ。まあ、目くじらを立てるようなことではないのだが) 誤解を訂正してヘトヘトになっているうちに気付いたことがある。「レコードという物体=音楽そのもの」という認識がいかに根強いかという事実だ。 無理もない。エジソンが
ファイル共有ソフトを悪用し、音楽ファイルをアップロードしていた大阪市在住の40代男性に対し、東京地方裁判所は総額538万1,280円の損害賠償金と遅延損害金の支払いを命じた。個人がファイル共有ソフトを使った音楽の侵害で訴訟され、賠償金の支払いを命じられたのはおそらく初めてで、音楽業界はこれが警鐘となり侵害が撲滅できればとしている。 今回の訴訟は男性が2008年11月から09年3月までの4ヵ月間に、権利者の許諾を得ずに、WinMXを使って150もの音楽ファイルをアップロードし、日本レコード協会加盟の4社が侵害で訴えていた。被告は裁判に現れず、4社の請求どおり東京地裁は損害賠償金および遅延損害金の支払いを命じた。 面談申し入れを理由なく拒否し続けた 日本レコード協会によれば、10年4月にファイル共有ソフトを悪用した侵害対策協議会(略称CCIF)に参加、違法アップロードをしている個人に対し3
■ 法改正も意識不変 違法ダウンロード激増、音楽配信も急ブレーキ - MSN産経ニュース 話の筋としては、携帯向け音楽配信が天井を打ったことの原因は違法ダウンロードにあり、みたいな感じ。この記事を読んで思ったことをつらつらと。個人的には、携帯向け音楽配信が市場として飽和したんじゃないのかなと思っている。 17年から取り始めた統計によると、売上高ベースで18年は対前年比56%増、19年同41%増と急激に市場を拡大したが、昨年はほぼ横ばい。数量ベースだと0.2%減と調査開始以来初の減少に。市場の牽引(けんいん)役だった「着うた」の売上高は、20年も21年も前年同期比19%減と大幅に減少した。 ブレーキの原因について同協会は「違法サイトからの無料ダウンロード」をあげ、「18年の調査で、違法ダウンロードの総数は有料配信より1億4500万件も多い年約4億7千万曲だった」と明かす。一番安い「着うたフル
社団法人 日本レコード協会(RIAJ)など音楽関係6団体が3月4日、「やめよう!違法ダウンロード」キャンペーンを開始した。 このキャンペーンは、社団法人 私的録音補償金管理協会(sarah)の共通目的基金の助成を受けている団体が、音楽の違法利用を防ぐために2001年度から展開しているもの。今回は3月4日から3月31日まで実施する。 1月1日に施行された改正著作権法30条と、レコード会社や映像製作会社が許諾した正規の音楽や映像配信に表示される「エルマーク」の認知度を高め、合法的な音楽配信サイトの利用をうながすのが狙いだ。サイト上では著作権に関するアンケートを実施しており、回答者の中から抽選で300人にQUOカードが当たるプレゼントキャンペーンも実施する。
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