インドではデング熱の感染者がこの5年でおよそ6倍に増え、デング熱を媒介する蚊の発生を抑え込むためのさまざまな対策が講じられています。 インド政府によりますと、都市化などに伴ってデング熱に感染する人は年々増えていて、去年は、5年前の6倍の7万5454件の感染が確認され、167人が死亡しました。 そのインドで、蚊の発生を抑え込むため注目されているのが、熱帯魚の「グッピー」です。 グッピーは水中にすむ蚊の幼虫を好んで食べるうえ、繁殖力も強いということで、首都ニューデリーの保健当局は、雨水がたまったままの噴水などにグッピーを放しています。 グッピーを使った対策については、アジア開発銀行などがカンボジアやラオスで行った実証実験でも、「蚊の発生を化学薬品を使わずに効果的に抑えられる」としてその効果を認められており、今後、デング熱の流行に悩むほかの国にも広がりそうです。 またインドでは中間層の家の多くに