シンガポール独自の再生水95%からなるビールとはいったいどんなものなのだろう? 主原料は高度処理水。政府による再生水ブランドNEWaterを使用 話題のビールの主原料は「NEWater(ニューウォーター)」と呼ばれる高度処理水で、シンガポール政府が立ち上げた再生水ブランドのもの。 水不足から人々がきれいな飲料水を使い果たさないよう開発されたNEWaterは、2003年のプラント稼働以降、工業用水や貯水池に利用されている。 3段階の浄化プロセスで「きれいな水」の条件をクリア そもそもが「きれいな水」の定義によるが、私たちが頻繁に口にする飲料水の第一条件は、有害な物質を含んでおらず、長年飲んでも健康を害さない安全なものであることだ。 このNEWaterは以下のような3段階の浄化プロセスを経て、その条件を確実にクリアしている。 まず下水から不要な微細粒子やバクテリアを取り除く精密なろ過を行い、次