【シアトル=中山修志】米事務機器大手ゼロックスは23日、米パソコン・プリンター大手HPの次の株主総会で取締役11人の選任を提案すると発表した。ゼロックスによる買収に反対するHPの現経営陣を刷新し、買収実現をめざす。ゼロックスが挙げた取締役候補には米輸出入銀行の総裁経験者や大手通信、航空会社の幹部経験者らが含まれる。
富士フイルムホールディングス(HD)の古森重隆会長は27日、日本経済新聞の単独インタビューに応じた。難航する米事務機器大手ゼロックスの買収について「富士フイルムの今後の成長に不可欠ではない」と述べ、今年1月に固めた条件を引き上げてまで、実現にこだわらない意向を示した。古森会長との主なやり取りは以下の通り。――「物言う株主」であるカール・アイカーン氏らの反対を受け、ゼロックスは買収合意を破棄した
富士フイルムホールディングス(HD)が子会社の富士ゼロックスと年内にも管理部門を統合する。グループの成長を引っ張ってきた富士ゼロックスは独立心が強いことで知られるが、同社の会計不祥事を受け、富士フイルムHDは経営を任せてきた方針を転換する。人事権を含めて経営を掌握して名実ともに傘下に入れる方針。成長を目指してM&A(合併・買収)で手に入れた子会社の統治が、日本企業の盛衰に直結する経営課題に浮上している。
富士フイルムホールディングスは12日、傘下の富士ゼロックスで発覚した不適切会計処理の責任を取らせ山本忠人会長を解任すると発表した。富士フイルムの古森重隆会長が富士ゼロックス会長を兼務することでグループの統治体制を強化する。富士ゼロックスに根を張る売上高至上主義が不適切会計を誘発したと分析。再発防止策を徹底する考えを明らかにした。富士フイルムは4月に富士ゼロックスのニュージーランド販売子会社で複
1月29日、米ゼロックスは2社に分社化し、このうち1社の取締役3人のポストを著名投資家カール・アイカーン氏に与えると発表。写真はゼロックスのコピー機(2016年 ロイター/Catherine Benson) [29日 ロイター] - 米ゼロックスは29日、同社が2社に分社化し、著名投資家のカール・アイカーン氏がこのうち1社の取締役会で3議席を得ると発表した。 ゼロックスはハードウェア事業とビジネス・プロセス・アウトソーシング事業を管轄する2社に分割。アイカーン氏が取締役会で3議席をを得るのは後者となる。 ゼロックスによると、分社後の規模はハードウェア事業会社が110億ドル、ビジネス・プロセス・アウトソーシング事業会社が70億ドル。分社化手続きは2016年末までに完了する見通し。3年間で24億ドルの経費削減効果が望めるとしている。 アイカーン氏は前年11月にゼロックスの株式を保有していると初
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