画像説明, 共和党内の造反によって、11回の投票を経ても議長就任が決まらない。写真は投票3日目のマカーシー議員(5日、ワシントン) アメリカ連邦議会下院(定数435)の議長選は5日、異例の3日目の投票に入り5回投票が行われたものの、多数党・共和党の強硬右派が造反を続け、ケヴィン・マカーシー議員が必要な過半数票を得られなかった。ドナルド・トランプ前大統領を擁立する共和党議員も出た。投票はこれで計11回となり、連邦議会が奴隷制をめぐって対立していた1859年以来、初めて10回を超えた。 昨年11月の中間選挙の結果を受けて3日に招集された新しい顔ぶれの下院では、共和党議員は222人。マカーシー議員が議長になるには、議員218人の支持が必要だが、党内の強硬右派約20人が造反を続けている。