異例の3期目入りをもぎとった習近平(シー・ジンピン、69)共産党総書記は、これから先、何を狙うのか。それは1つしかない。今回、逃した「終身制」の実現である。モデルとなるのは建国の父、毛沢東だ。彼はすでに廃止された共産党中央委員会主席(党主席)という終身トップの地位にあった。「習近平は、党主席の地位を再び狙う布石を最高指導部人事で打った。党内序列2~7位をすべて『執行役員クラス』に落とし、信頼
10月26日、中国で発足した3期目の習近平指導部から外れた幹部の中で、最も注目を集めた3人の重鎮には、いずれも「共産主義青年団(共青団)」の出身という特徴がある。北京で22日撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang) [北京 26日 ロイター] - 中国で発足した3期目の習近平指導部から外れた幹部の中で、最も注目を集めた3人の重鎮には、いずれも「共産主義青年団(共青団)」の出身という特徴がある。かつて強大な力を持つ勢力だった共青団も、党トップの総書記に再任された習氏に対する影響力は事実上、消滅したかたちだ。 3人のうち李克強首相と汪洋・全国政治協商会議主席はともに67歳で、最高指導部の政治局常務委員に再任される条件を満たしていたが、より下部の組織である中央委員会のメンバーの資格さえも失った。その代わり、習氏は自らに忠実な側近などを起用した。
中国・北京の人民大会堂で行われた中国共産党第20回大会閉幕式で、習近平国家主席(右)と李克強首相(左)が席に着く中、介添えを受けて席に向かう胡錦濤前国家主席(中央、2022年10月22日撮影)。(c)Noel CELIS / AFP 【10月22日 AFP】(更新)中国の胡錦濤(Hu Jintao)前国家主席(79)が22日、北京の人民大会堂(Great Hall of the People)で行われていた共産党大会の閉幕式を突然退席させられた。AFP取材班が確認した。 胡氏は最前列の習近平(Xi Jinping)国家主席の隣に座っていた。職員に腕をつかまれそうになると振り払い、その後、脇の下に両手を入れられて立たされた。 映像には、習氏の机にある書類を胡氏が取ろうとするのを習氏が押さえて防ぐ場面も映っていた。 胡氏は習氏および李克強(Li Keqiang)首相と1分ほど言葉を交わし、ほと
The Forbidden City stands shrouded in haze in Beijing, China Photographer: Qilai Shen/Bloomberg 中国共産党の習近平総書記(国家主席)は16日開幕した第20回党大会で活動報告を行い、中国の国際的影響力が高まったと宣言しながらも、今後は「危険な嵐」が控えていると警鐘を鳴らした。党トップとして異例の3期目続投が決まると見込まれる今回の大会の冒頭、習氏は挑戦的な調子を打ち出した。 習総書記(69)は約2時間に及んだ活動報告で、「中国の国際的な影響力や訴求力、世界の形成力は顕著に高まった」と主張する一方、中国は「強風や高波、そして危険な嵐にも」備える必要があるとし、国際環境の一段の不安定化を警告した。 「国際情勢の急激な変化に直面しても、われわれは断固かつ戦略的決意を保ち、闘争精神を発揮した」と習氏は評価
中国の新しい指導部の人事などを決める5年に1度の共産党大会まで1週間となり、9日から党の重要会議が始まりました。習近平国家主席が、党トップとして異例の3期目入りするかが注目される中、会議では党の最高規則に当たる「党規約」の改正案などについて、詰めの調整が行われます。 中国国営の新華社通信によりますと、今月16日に開会する共産党大会を前に「7中全会」と呼ばれる重要会議が9日から北京で始まりました。 会議には、習近平国家主席をはじめ300人以上の党の幹部が参加し、会場とみられるホテルの周辺には多数の警察官などが動員され、厳戒態勢が敷かれています。 会議では、今後の政治や経済の基本方針を示す報告のほか、党の最高規則に当たる「党規約」の改正案などを審議します。 新華社通信は、党大会で、習主席を核心とする党の成果を総括するほか、国内外の情勢を深く分析し重大な政策の方針などを制定すると伝えています。
新たに選ばれた政治局常務委員のお披露目は党大会で幾つかある節目の一つに過ぎない。習氏が安泰なのか、それとも政策変更を促し得る党内の抵抗に直面しているかは、それぞれの発表や演説、決定が手掛かりになるかもしれない。 習総書記にとって勝敗を分ける6つの材料を以下に挙げる。 1.政治局常務委員会 習氏(69)が党大会時に68歳以上なら引退、67歳以下なら留任という「七上八下」と呼ばれる慣例を自身については例外として適用するなら、政治局常務委員7人のうち少なくとも2人が退任する。 中国共産党の習総書記、68歳定年の例外は自身だけか-ジレンマも 勝利:丁薛祥・党中央弁公庁主任や北京市の蔡奇党委員会書記、重慶市の陳敏爾党委書記、上海市の李強党委書記ら側近を政治局常務委に送り込めれば、習総書記にとって勝利だ。 敗北:現首相の李克強氏(67)や汪洋人民政治協商会議主席が政治局常務委員に留任し、胡春華副首相
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