立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めた。27日午後に党本部で記者会見を開き、正式に出馬を表明する。参院東京選挙区の選出で知名度のある国会議員の蓮舫氏と、3選を目指す現職の小池百合子都知事(71)らが争う構図となれば、激しい選挙戦が展開される見通しだ。(大野暢子、山口哲人)※内容を随時更新しています。
都知事選公約に「はんこレス」 カイロ大卒業証書を公開―小池氏 2020年06月15日20時39分 小池百合子都知事が公開したカイロ大学の卒業証書などの書類=15日午後、東京都庁 東京都の小池百合子知事は15日、再選を目指す都知事選(18日告示、7月5日投開票)での公約を発表した。「都民ファースト」の視点で行財政改革に取り組むとして、行政のデジタル化に力を入れると強調。ペーパーレス、はんこレス、キャッシュレス、タッチレスの「四つのレス」を推進する考えを明らかにした。 「五輪」争点に浮上 小池氏「簡素化」、山本氏「中止」―都知事選 一方、週刊誌などで報じられた学歴疑惑に関して、カイロ大学の卒業証書とする書類を報道陣に公開した。小池氏は「政策論争よりも卒業証書の話ばかりが出てくるのは(選挙戦に)ふさわしくない」と述べた。 公約ではまず、コロナ対策で米疾病対策センター(CDC)の東京版創設を提唱し
小池氏出馬表明、11日以降 都議会自民、学歴で決議案―知事選 2020年06月09日20時35分 記者団の取材に応じる東京都の小池百合子知事=9日午後、都庁 東京都の小池百合子知事(67)は9日、任期満了に伴う知事選(18日告示、7月5日投開票)への再選出馬の表明に向け、最終調整に入った。小池氏は当初、10日に閉会する都議会本会議で表明するとみられたが、9日、都庁内で記者団に「あす(10日)はございません」と明言。11日以降に先送りされる。 <都知事選2020 関連ニュース> 都は約5800億円に上る新型コロナウイルス対策の補正予算案を都議会に提出しており、10日の本会議で可決される見通し。それを受けて出馬表明する方向で検討していた。 しかし9日、小池氏と対立する都議会自民党が、小池氏に学歴詐称の疑いがあるとして、カイロ大の卒業証書の提出などを求める決議案を提出。10日の本会議での採決で否
東京都知事選で、野党4党(民進・共産・生活・社民)が擁立したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は、小池百合子氏らに大差で敗れた。 過去2回の都知事選で次点だった元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は、今回、17年ぶりの保守分裂選挙を受け「私が立候補を取り下げることで影響を与えうる」と、鳥越氏に譲る形で告示前日の7月13日に立候補の意思を撤回した。しかし、選挙期間中に週刊誌が報じた鳥越氏の女性問題で、鳥越氏が納得いく説明をしなかったことを理由に、最後まで応援演説に立つことはなかった。 「日本の市民運動はもっと利口にならなきゃいけない」「国民生活や、今抱える問題についても解決策を打ち出していかないと、選挙に勝てない」。宇都宮氏は8月3日にハフポスト日本版のインタビューに応じ、都知事選を振り返って、市民運動のリベラル勢力が選挙に勝つためには、国民が求める課題に腰を据えて取り組むべきだと注文した。
東京都知事選は小池百合子候補の圧勝で幕を閉じた。「消去法で決まった」などと揶揄する声もあるが、投票率は前回の46.14%を大きく上回る59.73%。都民の高い関心をうかがわせた。 筆者は前回の記事で、「政治家のコミュニケーション能力(コミュ力)を是非、選択の判断材料にしよう」と書いた。結果としては、まさにその力で他候補を圧倒する小池氏が栄冠を勝ち取った格好だ。選挙戦中、主力3候補の遊説を聞いて回ったが、差は歴然。小池氏の勝利の「コミュ力」の方程式とは何だったのかを掘り下げてみたい。 増田氏には「熱狂」がなかった まずは負けた2候補のコミュ力の話からさせていただこう。自民党・公明党などがプライドをかけて推した増田寛也候補。見た目はまさにザ・官僚で、堅物そうな印象だが、意外にがっしりした感じで、たたずまいは悪くない。ただ、スピーチが始まる前から、その場の温度はどの候補よりも低かった。応援に駆け
・桜井誠氏の得票数に注目7月31日、東京都知事選挙が投開票され小池百合子候補が圧勝した。小池氏の勝利は予想通りだったが、筆者が今次都知事選候補で最も注目していたのは、在特会(在日特権を許さない市民の会)元会長の桜井誠氏の得票動向である。 桜井氏は2007年ごろから設立された同会の代表として、「行動する保守」と目されるネット保守(ネット右翼とも)の中でも最も過激な一群の中心的存在として主に街頭での排外的デモやスピーチの、その先頭に常に立ち続けてきた活動家である。今回、桜井氏が初めて都知事選挙に立ったことで、ネット保守の中でも最も強硬とされる「行動する保守」とその支持者らの量的輪郭が浮かび上がってきた。 ・桜井氏、「想定内」の健闘筆者は、桜井氏の基礎票を5万~8万票と事前予想した。この範囲内であれば「順当」、5万未満であれば「惨敗」、10万前後~10万前半であれば「想定内の健闘」、15万ないし
東京都知事選(31日投開票)で、自民、公明両党が推薦する増田寛也元総務相(64)の陣営が、報道各社の情勢調査でトップを走る小池百合子元防衛相(64)への批判を強めている。26日の総決起大会では、石原慎太郎元都知事が「大年増の厚化粧」と揶揄(やゆ)するなど、罵詈(ばり)雑言を浴びせた。自民党は苛烈な「組織戦」も展開しており、夕刊フジでは「小池潰し」の執念を感じさせる内部文書を入手した。 「大年増の厚化粧がいるよな。これは困ったもんでね。私はあの人はウソつきだと思いますよ。厚化粧の女に任せるわけにはいかない」 26日午後、永田町の自民党本部で開かれた増田陣営の総決起大会で、慎太郎氏は、小池氏をこう切り捨てた。「女性蔑視」と批判されても仕方ない発言といえる。 大会には、慎太郎氏の長男で自民党都連会長の石原伸晃経済再生担当相や、「都議会のドン」こと内田茂幹事長、菅義偉官房長官など、そうそうたる面々
東京都知事選(31日投開票)は24日、選挙戦ラストサンデーを迎えた。鳥越俊太郎(76)増田寛也(64)小池百合子(64)の主要3候補は、人出の多い都心での支持拡大や、個人演説会での支持固めなど、それぞれの戦略をもとに、奔走した。 「皆様からの追い風を受けて、必ず、必ず、勝っていきたい」。小池氏はJR新宿駅西口で約3000人を前に、都知事選勝利への強い思いを口にした。 小池氏に対しては、聴衆の数に加え支援の輪も日一日と拡大。「党の推薦候補以外を応援したら、親族も含めて除名の可能性」を示唆した自民党東京都連の通達はもはや「崩壊状態」(党関係者)だ。自民党の区議、都議、地方議員に加え、若狭勝氏以外の国会議員にも支援の動きが出始めている。24日は、自民党総務会長を務めた笹川堯(たかし)氏(80)が応援に入り「自民党党員の人は、堂々と小池さんを応援してほしい」と訴えた。笹川氏の三男博義氏は、自民党衆
小池百合子、鳥越俊太郎、増田氏の三つ巴となっている31日投開票の都知事選。今週に入って報道各社の序盤情勢分析によると、小池氏が優勢、あるいは小池、鳥越の競り合いとなっている。 なぜ、組織の支援が得られなかった小池氏がリードできたのか。保守層をうまく取り込んでいることに加え、野党支持者が、野党統一候補の鳥越氏ではなく、小池氏支持に回っているからだ。たとえば、産経新聞の7月18日の序盤情勢調査では、民進党支持者の2割、共産党支持者の3割もが小池氏支持と回答している。 各陣営の分析によると、最大の要因は、宇都宮健二氏に立候補取り下げさせたこと。前回の都知事選では共産党は宇都宮氏を支持していただけに、告示直前での野党内で候補一本化への反発がでているという。「小池さんの思い切りがいいし、宇都宮さんを強引におろしたのが頂けない」という声が小池氏を支持する革新系支持者から聞こえてくる。 政策面でも
東京都知事選挙は、参議院選挙より盛り上がりをみせている。保守が小池百合子氏と増田寛也氏に分裂して、今までとは違うアジェンダ(争点)で選挙が行なわれているからだ。その意味で、この選挙は参院選より重要だ。 他方、街頭演説もしないで「戦争法案・憲法改悪反対」の集会で演説していたのが鳥越俊太郎氏だ。「参議院で改憲勢力が3分の2を超えたので出馬を決意した」という彼にとっては、都政なんかどうでもいいのだろう。60年安保から同じことを言い続けている鳥越氏は「超保守」である。 60年安保の亡霊を成仏させよう 自民党は保守党といわれるが、その綱領をみても保守主義といえる思想はない。「反共産主義」というのは昔は意味があったが、今は言わずもがなだろう。1955年に再軍備に反対する吉田茂の自由党に憲法改正を掲げる鳩山一郎の民主党が合流したのだから、一貫した思想がないのは当然だ。 唯一の党是といえるのは「自主憲法の
東京都知事選で増田寛也元総務相を推薦する自民党都連幹部は、産経新聞社の序盤情勢調査で小池百合子元防衛相がリードしていることに危機感を募らせる。「小池氏は勢いがあって人の集まりがすごい。鳥越俊太郎氏の主張に賛同できない有権者は小池氏に流れるだろう。組織を固めるしかない」と話し、組織戦を重視していく方針を示した。 別の都連幹部も「小池氏への締め付けが裏目に出ている」と分析。党都連は推薦する増田氏以外の候補を応援した場合、除名などの処分にするとしていることが、逆に小池氏の同情票に回っているとみる。 一方、小池陣営は「手応えは感じているが、鳥越、増田両氏は組織がある。先行しているとは思っていなかった」と語る。「『小池氏リード』と書かれると、陣営が緩むことが心配だ」と、逃げ切りに向け地道に支持を訴える意向だ。
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