フランスとドイツの有権者は9日に行われた欧州議会選挙で自国リーダーに大打撃を与えた。フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗。マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。夏季五輪の開催を目前に控えたフランスが政治的混乱に陥る恐れが出てきた。 マクロン仏大統領の連合、ルペン氏の極右政党に惨敗へ-欧州議会選 Ifopが9日に発表した推計によると、マリーヌ・ルペン氏率いるRNの得票率は32%と、予想通りの水準だった一方、マクロン氏率いる与党連合は15%にとどまった。