ルネサス エレクトロニクスは、2021年までにマイクロプロセッサー(MPU)のAI推論処理を1000倍速く実行可能にする計画を18年2月に発表した*1。その約半年後の18年10月には、推論処理を10倍高速化したというMPU「RZ/A2M」のサンプル出荷を始めた*2。このMPUには同社独自のアクセラレーター「DRP:Dynamically Reconfigurable Processor」を集積しており、このアクセラレーターがCPUコアでのソフトウエア処理に比べて10倍速い推論を実行可能にしたとする。