対ロ協力、かじ取り苦心 制裁リスク回避の動き―中国 時事通信 外信部2024年05月17日07時07分配信 【北京時事】中国の習近平国家主席は16日、ロシアのプーチン大統領を40回以上会談を重ねた「旧友」と呼び、両国の「世代を超えた友情を強固にし続けよう」と訴えた。米国との対抗上、中ロの「蜜月」を演出する習氏だが、ロシアと一蓮托生(いちれんたくしょう)となり米欧の制裁を受けるリスクは回避したいのが本音。ウクライナ侵攻が3年目に入りロシアの国際的孤立が深まる中、習政権は対ロ外交のかじ取りに苦心している。 「中ロは永遠の兄弟」 プーチン氏、75年前の歌引用 「中国が対ロ支援を続けるのなら追加措置を取る」。4月下旬、訪中したブリンケン米国務長官は中国側にこう警告した。米欧は、中国が半導体など軍民両用の製品輸出を続け、対ロ制裁の抜け穴をつくっていると批判。バイデン米政権は、中ロ間の「通常の貿易活動