今では、過激派勢力「イスラム国」(IS)との戦いから戻ったばかりの人民動員隊の兵士たちが、死者の埋葬を手伝う事態になっている。
イランがアメリカ軍による司令官殺害への報復を繰り返し警告するなか、アメリカ軍がイラクに宛てて部隊の撤退を示唆する内容の書簡が流出しました。エスパー国防長官は撤退を否定していますが、イラン、そしてイラクも撤退を求めていて、今後のアメリカ軍の動向も焦点となりそうです。 アメリカの複数のメディアは6日、アメリカ軍がイランの隣国のイラクに宛てて、イラク国内に展開する部隊の撤退の準備を進めると伝えたとする書簡の内容を伝えました。 書簡ではイラクの議会が5日に、アメリカ軍などの即時撤退を求める決議を可決したことを踏まえ「イラクの主権者の決断に敬意を表する」としたうえで、国外に安全に退去するため、今後数日から数週間をかけて軍を再配置するとして、撤退を強く示唆しています。 これを受けてエスパー国防長官は急きょ記者会見し「撤退という決定は何もしていない」と述べて、書簡の内容を強く否定しました。 さらに、アメ
イランがアメリカに司令官殺害への報復を警告する中、隣国イラクのアブドルマハディ暫定首相は国内の反米感情の高まりを受け、アメリカ大使に、アメリカ軍をはじめ外国部隊の撤退への協力を要請しました。イランとの衝突を回避させるねらいもあるとみられます。 さらに、イラクの準軍事組織の幹部がソレイマニ司令官とともに殺害されたことも反米感情の高まりにつながり、イラク議会は5日、アメリカ軍をはじめ外国部隊の即時撤退を求める決議案を可決しました。 これを受けてアブドルマハディ暫定首相は6日、アメリカのトゥーラ大使をバグダッドの首相府に呼んで会談し、イラク議会の決議に沿って駐留部隊の撤退への協力を要請しました。 また首相府によりますと、アブドルマハディ暫定首相はアメリカとイランがイラクを舞台に対立を深めていることから「極めて危険な状態で、イラクは両者による全面戦争を回避するためあらゆる手立てを講じる」と述べたと
「ない」と説明されていた自衛隊イラク派遣の日報が16日、開示された。「ずっとウソだった」「隠蔽(いんぺい)の連鎖だ」。15年前の派遣開始前からイラクを取材してきたジャーナリストや、情報公開のあり方を追及してきた関係者は政府の姿勢に危機感を抱き、さらなる検証を求めた。 「イラク派遣当時から今まで、政府はずっと真実を隠し、ウソをつき続けている」。2003年のイラク戦争の開戦直前から10回近く現地に入ったジャーナリストの志葉玲(しばれい)さん(42)は、日報が隠されてきた背景にイラク戦争そのものをめぐる問題があるとみる。 派遣中、小泉純一郎首相(当時)は自衛隊の活動地域が「非戦闘地域」だと言った。だが、開示された日報からは、危険と隣り合わせの実態が浮かんだ。志葉さんが、自衛隊の宿営地サマワ付近でみた実情も全く異なっていた。夕刻に郊外を車で走っていると、トラックの窓から身を乗り出し、ロケット砲のよ
アイテム 1 の 4 1月29日、イラクのアバディ首相は昨年12月、イスラム系過激派組織「イスラム国(IS)」に対する勝利を宣言したが、だがそこには、戦勝祝賀のパレードも、引き倒される銅像もなく、「これにて任務完了」という瞬間もなかった。写真は2017年12月、バクダッドでISに対する勝利を祝うイラク人(2018年 ロイター/Thaier Al-Sudani) [1/4] 1月29日、イラクのアバディ首相は昨年12月、イスラム系過激派組織「イスラム国(IS)」に対する勝利を宣言したが、だがそこには、戦勝祝賀のパレードも、引き倒される銅像もなく、「これにて任務完了」という瞬間もなかった。写真は2017年12月、バクダッドでISに対する勝利を祝うイラク人(2018年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
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