2008年度授業の資料( パワーポイントのファイルになっています。) ( 事故とテクノロジー、テクノロジーデザイン、科学と技術、工学倫理、科学技術の展開 )
私大文系は、「理科や数学の勉強はもういいや」と思う人も多いかもしれない。 でも、電車は動いているし、飛行機は飛んでいる。高いビルも建っている。これらが生活に不可欠になっているという意味で、テクノロジーについて何も知らないで日常生活をおくることも難しくなっている。 それでも、全てがうまく動いているうちはいい。コンピュータでも洗濯機でも。中がブラックボックスでも、うまく使えればたいした話ではない。しかし、事故が起こると違う。魔法のランプのように何でもしてくれるはずの召使が、急にへそを曲げて反撃してくるようなものだ。 こんな時に、近代やテクノロジー、合理性は罵倒されることになる。もちろん「作った」人は、諸悪の根源と見なされる。事故が起こった時にしか注目されないのは、「かわいそうな」エンジニアだ。 ただ、事故が起こったときに、直接目に付く人をわら人形にして攻撃して、怒りを静めるだけでは同じことが繰
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