性犯罪の被害者がもしその被害を訴えたとき、そして加害者が逮捕あるいは検挙されたとき。その裁判の問題です。 現在、「強姦罪」は普通の裁判官による裁判で裁かれます。でも、それに何かくっついて、もう少し罪が重くなると、「裁判員裁判」になります。たとえば「強姦致傷」。強姦によって怪我をしたとき。いわゆる処女膜裂傷が加わったときなどです。 「強姦罪」は3年以上20年以下の懲役です。「強姦致傷」となると、5年以上無期懲役までとぐっと重くなります。これは裁判員裁判となるのです。 被害者が13歳未満のばあいは、本人の合意があるなしに関わらず、強姦が成立します。小学生が犯罪の被害にあった場合、まず怪我をします。たんなる強姦罪ではすみません。 もうこれまでに何例もの犯罪が裁判員裁判によって裁かれています。 もしも裁判員が隣のおじさんだったら。または会社の取引先の人であったら。被害者は法廷では本名を隠してイニシ