【シンガポール=宮野弘之】インド・ムンバイでの同時テロに関連し、パキスタン治安部隊が7日、イスラム過激派「ラシュカレトイバ(敬虔(けいけん)な者の軍隊の意味)」の拠点を急襲した。ロイター通信が8日伝えたところでは、同テロの首謀者とされる同組織幹部が逮捕者に含まれていた。パキスタン情報筋によると、今回逮捕したのは6人で、政府は名前は公表していないが、事実とすれば、同時テロへのラシュカレトイバの関与が改めて明確となった形だ。ただ、パキスタン政府が同容疑者を今後、インドへの引き渡すかどうかは不明だ。 同組織の支援者がロイター通信に明らかにしたところでは、逮捕されたのは、ザキウル・リーマン・ラクビー容疑者。先のテロの実行犯として逮捕されたカサフ容疑者が、ラクビー容疑者から訓練を受けたと供述していた。 パキスタン部隊が急襲したラシュカレトイバの拠点は、インドと領有権を争うカシミール地方のパキスタン側
「軍事行動に出る」と偽電話 核保有国の印パ、一時緊迫2008年12月6日21時7分印刷ソーシャルブックマーク 【イスラマバード=松井健】6日付のパキスタンの英字紙ドーンは、同国のザルダリ大統領がインド西部ムンバイの同時テロ事件の2日後に、インド外相を名乗る人物から「軍事行動に出る」との電話を受け、空軍が最高レベルの警戒態勢に入るなど緊迫する場面があった、と報じた。結局、偽電話とわかったが、核兵器保有国である両国の軍事的衝突を恐れ、関係国に一時、緊張が走ったという。 同紙によると、電話がかかったのはパキスタンがテロに関与していたとインドが主張し、印パ関係が緊迫していた11月28日夜。ムカジー外相と名乗り、テロ集団に対しパキスタンがすぐに行動を起こさない場合は軍事行動をとる、と脅した。 パキスタン政府は米国などに連絡。ライス米国務長官がムカジー外相に確認したところ、否定したため、偽の電話だった
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く