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Wataruに関するsiroccoのブックマーク (7)

  • Wataru's memo(2007-04-11)

    ● [Linux][Writing] 世界一単純な実行ファイルフォーマット binfmt_flat Computer Architecture Series 第二作のために、日々素材作りを進めているのですが、この作業の間に "binfmt_flat" というオタッキーなモジュールが誕生しました。今日は、このモジュールを使った "Hello golf" をご紹介しましょう(注: 昨年一世を風靡した ELF golf ではありませんので、あしからず)。 初学者の理解を阻む複雑な ELF 皆さんご存じの通り、PC-UNIX 上における標準のオブジェクトファイルフォーマットは ELF (Executable and Linking Format) ですが、このフォーマットは高機能を追求しているため、内部はかなり複雑な作りになっています。 実は、当初 Computer Architecture Se

  • Wataru's memo(2007-02-18) [Books][UNIX] Advanced Programming in the UNIX Environment 2nd Edition

    ● [Books][UNIX] Advanced Programming in the UNIX Environment 2nd Edition 2002年の初頭、旧サイトのお勧めの書というページ上において、2冊のUNIX プログラミング解説書を紹介しました。早いもので時を経ること、5年。この間、私も色々勉強しましたし、テキストに対する見方も変わりました。そこで、5周年(?)を記念して、2007年版 UNIX プログラミングお勧めの書、5冊をシリーズでご紹介しましょう。 トップバッターは、Advanced Programming in the UNIX Environment の第二版 。通称、APUE。UNIX プログラミングに関する、世界的リファレンス書として有名です。残念ながら、著者である Stevens 氏は1999年48歳の若さで亡くなりました。 APUE の初版執筆は1992年

  • Wataru's memo(2007-02-10)

    最初の3つは FDC (Floppy Disk Controller)内部のステータスレジスターの内容であり、説明は割愛します。重要なデータは続く4バイトです。先頭はトラック番号(実際はシリンダー番号ですが、両者の違いを説明する際に図が必要のため、便宜上トラックとします)、2番目はヘッド番号、3番目はセクター番号、4番目はセクター長。この「4つ組み」は、それぞれの頭文字を取り "CHRN" と呼ばれ、FDC 制御の勘所となっています。 各データは1バイト長のため、最後のセクター長は説明にあるようなパラメータとなっています。具体的には、N=1の時256バイト、N=2の時512バイト、N=7の時16384バイトになります。上記例の N は2になっていますから、FORMAT.COM で初期化されたトラックのセクター長は512バイトであることが分かります。 さて、トラックは円ですから、readid

  • Wataru's memo(2007-02-03):Magic number 1440 (3つのフォーマット編)

    ● [Thoughts][Publish] Magic number 1440 (3つのフォーマット編) USB メモリの普及により、フロッピィディスクは絶滅寸前の状況にありますが、このレガシィデバイスには Sense of wonder と、教科書には書かれていない多くの宝が眠っています。Linux 上に用意されている小洒落たツールを活用して、誰も見向くことのなくなってしまったフロッピィディスクに、ふたたびスポットライトをあててみましょう。 superformat による初期化 これからの実験は、是非とも手元に Linux 環境を用意し、実際に自分の手で実行してみることをお勧めします。Linux であれば、ディストリビューションは問いませんが、最近流行りの仮想環境はバツです。「ハードウェアを深く味わう」場合、仮想環境では役に立ちません。 なお、今後使用する各種のツールは Linux 上で

  • Wataru's memo(2007-01-27):Magic number 1440 (FAT8 編)

    ● [Thoughts][Publish] Magic number 1440 (FAT8 編) 頓挫していた "Magic number 1440 シリーズ" を再開する前に、一言皆様にお詫びしておかなければならないことがあります。2006/11/3 のメモ において、私は古川享氏の記事を引用し、「MicrosoftNEC N88-DISK BAISC で採用されていた FAT を真似た」との表記を行っておりましたが、その後調べ直したところ、この記述は全くの誤りであることが判明しました。 ちなみに、古川氏の表現は「NEC N88-DISC BASIC 用のファイルシステムとして開発されたFATをMS-DOSにも使う」であり、私がこの文章を誤って解釈したことが原因のようです。 どこが誤りであったのか、いくつかの資料からご説明したいと思います。 NEC PC-8000 シリーズ 残念な

  • Wataru's memo(2006-11-03) - Magic number 1440 (Floppy disk format 歴史編)

    ● [Thoughts][Publish] Magic number 1440 (Floppy disk format 歴史編) 【2006/11/7 補足】 1.44 MiB という表記は間違いでしたので、以下訂正および補足を行いました。 Magic number 1440 が私に囁きかけるもうひとつの意味は、フロッピィディスク・フォーマットに関係しています。皆さんご存じの通り、現在主流となっている3.5インチFDのフォーマット後容量は "1440KB" です(IEC表記では、1440KiB, Ki = kilobinary = 2^10)。 ブロックデバイスをファイルとして取り扱うことのできる UNIX では、ディスクの中身を意識する必要はないのですが、中には "なぜ1440なの?" と疑問を感じておられる方もいらっしゃることでしょう。 フロッピィディスクが持つ magic numbe

  • Wataru's memo(2006-10-15)

    ● [Thoughts] コンピュータ学習におけるT型フォード GNU開発ツール出版後のある日、今年7月日経 Enterprise Platoform 2006 に掲載された Alan Kay 氏へのスペシャルインタビューが目にとまりました。これは、浅見直樹氏による "アラン・ケイが描くパソコンの未来像" と題するインタビュー記事で、前・中・後編の三部作になっています。 最近流行りのWeb媒体は、広告の洪水の中で目的の記事がかろうじて顔を覗かせているものが大勢を占めています。内容への興味よりも不快感が先に立つため、私はこの手の媒体は滅多に読まないのですが、記事は違いました。広告は最小限に抑えられ、上質な雑誌記事を読んでいるかのようです。 分解しやすいようには設計されていない 後編の中程で、次のような段落に出会いました。 現在と60年前では質的な違いがある。例えば、もしあなたが子供に、何

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