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子供に関するfutenrojinのブックマーク (62)

  • 「私のおかげで少女たちは自由になった」─小児性愛作家のゆがんだ“愛情”

    写真と手紙を人質にとられて 1976年にジーは18歳になり、何度かの苦悩に満ちた試みの末に、ようやくマツネフの支配から逃れた。その頃には彼女は彼に対してますます批判的になっていた。「批判の気持ちが強くなってきたのです」と、彼女は言う。 だが、彼女の人質状態はその後何十年も続くことになる。今度は彼の作品と、そこで使用される自分の手紙に囚われることになったのだ。 交際していた3年のあいだに、ジーはマツネフに促されて愛やセックスについてあけすけにつづった手紙を何百通も書いた。 マツネフはその一部を1974年に小児性愛を熱烈に擁護した『16歳以下』(Les Moins de Seize Ans)に使用し、彼女の許可なしに出版する。別の著書(『離教的情熱』、Les Passions Schismatiques)によれば、彼はそれらの手紙を「大人と子供の関係は子供にとってもきわめて豊かなもので、その後

    「私のおかげで少女たちは自由になった」─小児性愛作家のゆがんだ“愛情”
  • マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る

    英国の貴族であり、科学ジャーナリストとして多数の著書を出してきたマット・リドレー。「合理的楽観主義者」とされる彼は、必要以上に未来を悲観することはないと考えている。スペイン紙「エル・ムンド」が、コロナ禍を経た現在の情勢を踏まえて取材した。 悲惨に思える現在も「前向き」でいられるか マット・リドレーはその好奇心から、性の進化を研究し、さらにヒトゲノム、そして徳の起源も研究した。彼の一番人気の著書『繁栄──明日を切り拓くための人類10万年史』は、30ヵ国語に翻訳され、100万部を売り上げている。 書のなかでリドレーは、今世紀、私たちは物質的進歩、環境的進歩の両方を享受するだろうと述べた。長い時間をかけ、人々の相互交流と専門化が進むことにより、人類のあいだに集団的思考が形成され、結果として生活の質が向上するのだという。 だが、グローバリゼーションの評価は現在、書が出版された当時より悪い。人類

    マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る
  • 「育休では解決しない」 フィンランドの学者が語る少子化の“本当”の理由 | 本当の問題は子供を欲しがらないこと

    男女平等が進み、手厚い育児ケアが無償で提供されるフィンランド。「モデル」とされてきた北欧の同国でも、いま急激に少子化が進んでいる。その原因は、これまで見過ごされてきたことにあると、フィンランド家族連盟人口研究所のアンナ・ロトキルヒは、英紙「フィナンシャル・タイムズ」に語った。 全世界で急激に進む「少子化」 20年前、フィンランドはすべてを実現させたように見えた。出生率は上昇し、労働力人口に占める女性の割合は高かった。その背景にあった北欧モデルを学ぶため、東アジアや英国など世界中の政策立案者たちがやってきた。同国には、世界最高水準の産前産後ケア、両親共に与えられる手厚い育児休暇、就学前保育の権利などが整っていた。 しかし、フィンランドに対する認識は間違っていたのかもしれない。同国では親が手厚い支援を受けられるにもかかわらず、2010年以来、出生率が3分の1近くも低下した。それは提供される社会

    「育休では解決しない」 フィンランドの学者が語る少子化の“本当”の理由 | 本当の問題は子供を欲しがらないこと
  • 最新の1位は開成でも筑駒でもない…過去60年の「関東圏・京大合格者数ランキング」の全一覧 日比谷は復活し、神奈川の桐蔭学園は衰退

    京大合格者を輩出し続けている水戸第一 【茨城】 公立の中高一貫校が全国でもっとも多い。小瀬おせ、並木中教、日立第一、古河中教、下館しもだて第一、竜ヶ崎第一、鹿島、鉾田ほこた第一、太田第一、勝田中教、土浦第一、水戸第一、水海道みつかいどう第一、下第一があり、小瀬、鹿島、太田第一、勝田中教以外は合格者を出した。10年に農学部合格の男子(土浦第一)が話す。 「ふらりと立ち寄った農学部で説明を受けて大変興味を覚え、そのまま糧環境経済学科を第一志望としました」(『私の京大合格作戦2011年版』)。

    最新の1位は開成でも筑駒でもない…過去60年の「関東圏・京大合格者数ランキング」の全一覧 日比谷は復活し、神奈川の桐蔭学園は衰退
  • 英誌が見た「精子不足」に悩む日本─「伝統的な家族」への固執が足かせに | 拡大するSNS上での「取り引きリスク」

    では、第三者から提供された精子による人工授精が昔からおこなわれてきたが、近年はドナーの減少により、新規の患者を受け入れる医療機関が減少しているという。「伝統的な家族」とは異なる方法で子供を持ちたいと願う人たちは、この状況に翻弄されていると英誌が報じている。 2015年に結婚して以来、シミズ・ナオとアヤカは子供が欲しいと思っていた。 だが生物学的に女性である2人にとって、その夢を叶えるのは容易ではなかった。ナオはトランスジェンダー男性だ。養子縁組も含め、あらゆる方法を模索していた2人は、SNS上で精子を提供したいという男性を見つけた。 都内のネットカフェで複数回にわたってその男性と会い、その都度、彼から精液の入った注射器を受け取った。アヤカはそれを用いて人工授精を試み、7回目で妊娠した。 「子供を授かったことは、私たち夫婦にとって最も豊かな経験のひとつです」と、現在2児の親となったナオは

    英誌が見た「精子不足」に悩む日本─「伝統的な家族」への固執が足かせに | 拡大するSNS上での「取り引きリスク」
  • 生徒の3分の2が「障がい者」─「逆インクルージョン」の学校ってどう? | ここでは、障がいがあるほうが「普通」

    フランス、トゥールーズ・ロートレック校の生徒たちは、3分の2が障がいを抱え、3分の1が健常者。世間一般での多くの場合とは異なり、ここで「インクルージョン」されるのは、健常者のほう。そこではどんな景色が見えるのか。なぜ、障がいのない生徒たちもこの学校を選ぶのか──。 朝、ノエミ・ウード・カイユはいつものようにクラスの子供たちに「気分カード」を選ばせている。この日、ヨアンは「疲れている」、ミリアムは「眠たい」、トマは「心穏やかで幸せ」を選んだ。最前列のアクセルは迷うことなく、「楽しい嬉しい元気いっぱい」。 電動車椅子に乗るこの少年は、専用のキーボードにゆっくりと言葉を入力していく。彼は発声に障がいを抱えているが、それでも問題に答えようと努め、文法問題はスクリーン上で完璧にこなす。いたずらっぽい目をした笑顔の彼は「いつも自分の考えを持っている、陽の光のような存在」だとウード・カイユは語る。 クラ

    生徒の3分の2が「障がい者」─「逆インクルージョン」の学校ってどう? | ここでは、障がいがあるほうが「普通」
  • 米経済学者が提言「ふたり親家庭の形成と維持を国家の政策目標にすべきです」 | 母子家庭で育った子供は貧困にあえぐ確率が高いとの研究結果

    メリッサ・カーニーは社会政策や貧困、不平等を専門とする米経済学者だ。「ふたり親の特権:なぜ米国人は結婚を諦め、後塵を拝することになったのか?」と題した最新論文において、母子家庭で育った子供が貧困にあえぐ確率が高いという研究結果を発表し、物議を醸している。シングルマザーを侮辱していると誤解されることもある彼女は、その真意を米誌「アトランティック」に語っている。 今年初め、貧困撲滅に関するカンファレンスに出席していたとき、聴衆の一人が専門家たちを目に見えて狼狽させる質問を投げかけた。 「家族構成はどうですか?」とその男性は問いかけた。「一人親家庭は二人親家庭よりも貧困に陥りやすいですが、家族構成は貧困に何らかの役割を果たしているのでしょうか?」 問われた学者は苛立たしげな表情を浮かべ、答えに窮した。パネリストたちは椅子の中でモジモジと身動きした。すかさず司会者が割り込んで、貧困は安定した結婚

    米経済学者が提言「ふたり親家庭の形成と維持を国家の政策目標にすべきです」 | 母子家庭で育った子供は貧困にあえぐ確率が高いとの研究結果
  • 遺伝子検査で受精卵を選別。最適な子供を作る優性主義のヒップスターたち | 米国の「出生主義」家族を訪ねて

    知性で選ばれる赤ちゃん 日も暮れて、二人の息子と一人の娘を迎えに行く時間になった。4歳のオクタヴィアンと、2歳のトルステン、娘はもうすぐ1歳のティタンである。ベランダに到着した三人の子どもたちは、泣き声で空間を埋め尽くし、おもちゃの棚を空っぽにする。そんな喧噪のなか、シモーヌ・コリンズはまた妊娠したと口をすべらせた。 子育て費用がとくに米国では高くつくと、彼らに意見などしてはしてはいけない。「犠牲は必要です」と、マルコムは言う。「たしかにシモーヌと私は、マンハッタンに住んで、望む数の子供を持つ余裕はありません」 彼らは少なくとも7人の子供を望んでいる。 しかし夫婦には不妊症の問題がある。彼らは体外受精をおこない、いまでも30個ほどの卵子を凍結保存している。米国ではめったに保険の対象にはならない、苦しく高額なこの処置に、彼らは1回に2万ドル(約290万円)を費やしている。 「不妊との戦いでは

    遺伝子検査で受精卵を選別。最適な子供を作る優性主義のヒップスターたち | 米国の「出生主義」家族を訪ねて
  • 産めよ殖やせよ。人口崩壊の危機に立ち向かう米国の「出生主義」家族を訪ねて | お手本はイーロン・マスク

    こんな取材の始まりはめったにない。「あなた方の記事が私たちにとって手厳しいことになることを期待しています」と、ロイヤルブルーのベルベットの高級ソファーに座るなり、マルコム・コリンズは真剣な眼差しで言う。のシモーヌも即座に同意する。「生ぬるいのは面白くないわ」 分厚い黒縁メガネ──夫は角型、は丸型──をかけて、流行に敏感なオタクのように見えるコリンズ夫は、危険な扇動者にはとても見えない。しかし、30代のこの2人は──夫は36歳、は35歳──出生主義運動を存続させるための聖戦のさなかにある。 そして彼らは、その尊敬される顔役となることを厭わない。数ヵ月前から、彼らは迫り来る大災害、つまりは文明の「人口崩壊」を警告している。彼らの信条は、できるだけ多くの子供を作るように人々を促すことである。 ペンシルバニア州フィラデルフィアから車で1時間ほど、コロニアル様式の石造りの家で夫は迎えてくれ

    産めよ殖やせよ。人口崩壊の危機に立ち向かう米国の「出生主義」家族を訪ねて | お手本はイーロン・マスク
  • 急増する「うちの子、天才児かも症候群」の裏側を仏誌が調査 | 「学校で“ギフテッド”でない生徒はうちの子だけ(笑)」

    近年、フランスでは「HPI」や「ギフテッド」と呼ばれる、高い知能を持った“天才”関連の書籍・ドラマシリーズがヒットしている。そしてそれは紙面やスクリーンを飛び出し、現実世界の親たちにこう思わせる。「子供が学校や社会に馴染めないのは、知能のせいかも」、「うちの子、天才児なのかも」……。実際、知能検査の要望は急増しているという。親を魅了し、振り回す。強迫観念とも言える現代社会の病を仏誌「ロプス」が調査した。 ある日の仕事中、臨床心理士のヴァレリー・レヴィは不思議な出来事に直面した。患者として来ていた子供が、IQテストに完璧すぎる解答をしたのだ。まるですでに一度受けたことがあったかのように……。「こんな高いIQがあればと、誰もが望みます」と、レヴィはため息をつく。 年間でどれだけの数のIQテストが実施されているのか、心理学者も正確には把握していない。だが、誌「ロプス」が問い合わせた専門家は皆、

    急増する「うちの子、天才児かも症候群」の裏側を仏誌が調査 | 「学校で“ギフテッド”でない生徒はうちの子だけ(笑)」
  • 小5の息子が「うっせえなあ、クソババア!」と逆ギレ…わが子を「キレやすい子」にした母親の"3つの口癖" 「あいまい言葉」は脳の成長を阻害する

    どう片づければいいの? コウタ(小5) いつも部屋を散らかし放題のコウタ。机の上は何が置かれているのかわからない状態、漫画を読んだら床に出しっぱなし……。「ちゃんと片づけなさい!」と叱るのが母親の日課になっています。叱られると少しは片づけるのですが、母親の考える整理整頓には程遠い状態です。 そんなある日、いつものように、片づけをしないコウタを叱ると――。 「うっせえなあ、クソババア!」 コウタは、勢いよくを壁に投げつけ、壁に穴を開けてしまいました。 母親は驚きのあまりその場に立ち尽くしています。 「ちゃんと宿題をやりなさい!」 「ちゃんとした格好をしなさい!」 「ちゃんと挨拶をしなさい!」 子どもに注意をするとき、「ちゃんと」という言葉を使っている親御さんがとても多いように感じます。「ちゃんと」「きちんと」「しっかり」などは、そのときの状況によって定義の変わる「あいまい言葉」です。この言

    小5の息子が「うっせえなあ、クソババア!」と逆ギレ…わが子を「キレやすい子」にした母親の"3つの口癖" 「あいまい言葉」は脳の成長を阻害する
  • 英誌がベトナムの学校教育を「世界最高レベル」と称賛─徹底した「教師の育成」が鍵 | 男女差・地方格差もなし

    ベトナムは、東南アジア諸国のなかでも急速な経済成長を遂げている。IMF(国際通貨基金)によれば、今後5年の成長率は6%を超えると推測され、人口もまもなく1億人に達すると言われている。 この発展を支えるのが、質の高い教育だ。先進国にも引けを取らない子供たちの優秀な学力の秘密を英誌が探った。 教育の質を常に改善 「10年後の利益ためには、木を植えなければならない。100年後の利益のためには、人を育てなければならない」──ベトナム建国の父ホー・チ・ミンは口癖のようにこう話していたという。彼は、母国の発展への道筋を明確に描いていた。 ベトナムは、世界で最も優れた学校教育システムを持つ国のひとつだ。同国の子供たちは読解力、数学、科学の能力を調べる国際テストで、優秀な成績を収めている。 世界銀行によれば、ベトナムの学生の成績は同じ東南アジアのマレーシアやタイだけでなく、英国やカナダといった自国より6倍

    英誌がベトナムの学校教育を「世界最高レベル」と称賛─徹底した「教師の育成」が鍵 | 男女差・地方格差もなし
  • そこはまるで繭の中─フランスで一番“高い”小学校でおこなわれていること | 筆記の授業では踊り、歌の授業では「シューマン波」

    仏英二ヵ国語での授業に、ヨガ、テニス、哲学、プログラミング……それだけではない。その小学校は、授業から給まで、すべてがあまりに独特だ。恵まれた境遇の子供たちを包み込む「繭」の中に、仏誌「レクスプレス」が潜入した。 休み時間、子供たちは多目的ルームに設けられた小上がりの空間で、クッションにもたれかかってを読む。小さな中庭ではテントウムシや蝶が野菜畑の上を飛び交い、廊下はハリー・ポッターの映画に出てくるようなロゴの入った服を着てペチャクチャとおしゃべりする生徒たちで溢れている……。 ユニオン・スクールへようこそ。ここは、年間の学費が2万400ユーロ(約320万円)の、フランスでもっとも「高い」小学校。ちなみに学費には給費2650ユーロ(約42万円)は含まれていない。 パリ16区、フェザンドリー通りに1000平方メートルの敷地を持つこの私立学校は、2022年9月に70人の子供を集めて開校し

    そこはまるで繭の中─フランスで一番“高い”小学校でおこなわれていること | 筆記の授業では踊り、歌の授業では「シューマン波」
  • 「子供のいない女性」と「子供のいる女性」が、友達であり続けるために必要なこと | 「女性たちの新しい生き方」を考える

    子供をもたないという選択をする女性も増えてきたいま、彼女たちは母親になった友人たちとの友情をどのように育み、将来に向けて何を準備しておくべきなのだろうか? 子供のいない女性たちに関する著書を持つルビー・ウォリントンに、米紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビューした。 ルビー・ウォリントンは子供を欲しいと思ったことが一度もない。その信念は、予期せぬ稀な妊娠によって試されることとなった。子宮内避妊具を装着していたにもかかわらず、妊娠してしまったのだ。 当時、彼女は23歳で、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業したばかりだった。彼女は中絶した。 ウォリントンはファッションについて学んだ後、雑誌の仕事に就いた。ロンドンで「サンデー・タイムズ」紙の編集者として働くうちに、彼女の関心はの執筆へと移っていった(処女作は『飲まない生き方 ソバーキュリアス』)。現在は、20年来の夫とマイアミで暮

    「子供のいない女性」と「子供のいる女性」が、友達であり続けるために必要なこと | 「女性たちの新しい生き方」を考える
  • ハーバード大の幸福研究者が教える「幸せな子供」を育てるための7つのアドバイス | わが子にいつまでも変わらぬ興味を持ち続けよう

    親なら誰でも、わが子には幸せになってほしいと願うものだ。ハーバード大学で80年以上にわたっておこなわれている幸福研究によれば、幸せな人生を送るには、「困難に対処する力」と「良好な人間関係」が必要だという。研究の責任者を務めるロバート・ウォルディンガーが、子育て世代に贈る7つのアドバイスを紹介しよう。 どうすれば「よい人生」を送ることができるのか──ロバート・ウォルディンガー(72)はこの問いの答えを考えつづけてきた。 ハーバード大学成人発達研究所は、80年以上にわたり、700人を超える被験者とその子孫1300人以上の人生を追跡調査してきた。 同研究所の責任者を務めるウォルディンガーは、その成果をもとに幸せな人生を送るために必要な要素を新著『グッドライフ:世界最長の幸福実験でわかったこと』にまとめている。ウォルディンガーの研究のなかから、子育てに役立つ情報を紹介しよう。 1 幸せは偶然になる

    ハーバード大の幸福研究者が教える「幸せな子供」を育てるための7つのアドバイス | わが子にいつまでも変わらぬ興味を持ち続けよう
  • 宝くじに当たったら子供を生みますか? 研究からわかった「出生率の向上に必要な3つのこと」 | ワークライフバランスが改善したら、子供は本当に増えるのか?

    出生率を向上させるためには、仕事と家庭生活を調和させる必要があると叫ばれて久しい。しかし、スウェーデンでおこなわれた宝くじ当選者をめぐる研究から、この「ワークライフバランス説」は必ずしも正しいとは限らないことが判明した。カナダのマギル大学で人口問題を研究している社会学者が解説する。 ワークライフバランスと出生率の関係 韓国2022年の合計特殊出生率は、女性1人当たりわずか0.78人だった。米国の多くの地域でも、出生率はそれほど高くない。(米国自治連邦区の)プエルトリコでは0.92、バーモント州では1.36、ベイエリアでは約1.3だ。 人口統計学者たちは出生率の低下についてさまざまな説明をしているが、最も一般的なもののひとつは、仕事と家庭をめぐるものだ。 北欧の社会福祉国家のように、女性が仕事と家庭を両立できる柔軟な環境を与えられている国では、出生率は比較的高い。一方、仕事と家庭のどちらか

    宝くじに当たったら子供を生みますか? 研究からわかった「出生率の向上に必要な3つのこと」 | ワークライフバランスが改善したら、子供は本当に増えるのか?
  • モンテッソーリ 就学前読み書き計算より大切な事:日経xwoman

    モンテッソーリ教育の第一人者で、その理論的な裏付けや子どもたちの実例から導き出された成果を広く発信してきた相良敦子先生が、2017年6月26日に逝去されました。日経DUALの「お手伝いする子は脳と心が伸びる!特集」では、子どもの感性と脳の発達が飛躍的に伸びる幼児期にお手伝いをすることの大切さや、日常生活を通して子どもを上手に導く親の関わり方について、DUAL家庭に向けた実践的なアドバイスを紹介。大きな反響を呼びました。 昨年6月に実施した日経DUAL羽生編集長との特別対談では、「残された人生は皆さんへのプレゼントに。誰かのお役に立てるなら、どうぞ、どうぞという気持ちです」と、明るく朗らかな笑顔で、子どもたちが来持つ力を真っすぐに伸ばす素晴らしさを毎回熱く語ってくれた相良先生。仕事に子育てにと奮闘するDUALファミリーに、相良先生が遺してくれた珠玉のメッセージを全6回でお送りします。 (※

    モンテッソーリ 就学前読み書き計算より大切な事:日経xwoman
  • 「モンテッソーリ教育」には本当に効果があるのか 専門家たちが追跡調査を実施 | 世界的に広がっているけれど…

    モンテッソーリ教育を掲げる学校はいまや世界に6万校もある Photo: Martin Schutt / picture alliance / Getty Images 料理人のジュリア・チャイルド、作家のガブリエル・ガルシア=マルケス、歌手のテイラー・スウィフト、そしてグーグルの創業者ラリー・ペイジの共通点は何か。それは全員、子供の頃にモンテッソーリ教育の学校に通っていたことだ。そんなことを指摘する記事が英メディア「BBC」に掲載された。 マリア・モンテッソーリが、「子供の敏感期に最適な刺激を与えることに軸をおいた新しい学習法」の開発を思いついたのは、ローマの精神病院で学習障がいがある子供たちがパンくずで遊ぶ姿を見たことがきっかけだった。 そのアプローチの根底には、教具は子供の体の大きさに合わせ、五感に訴えるものにする、という原則がある。子供たちは創造力を発揮して問題解決に取り組むことが奨

    「モンテッソーリ教育」には本当に効果があるのか 専門家たちが追跡調査を実施 | 世界的に広がっているけれど…
  • 靴を買ってもらえず「大声でわめき、座り込む」28歳の女性 | 「両親による度の過ぎた“管理”だ」

    ショッピングモール内にある屋へ買い物に訪れた、両親とその娘とみられる三人組。 仲良く買い物に来たのかと思いきや、何やら激しく口論している。次の瞬間、激高した娘が店内のを放り投げ、地面にうずくまって、大声でわめき始めた。 いったい、何が起きたのだろうか。 中国メディア「中华网」によると、娘はすでに成人して、仕事をしているが、毎月の給与はすべて両親が管理しているのだという。この日も、娘自身のお金で、を買いたいと娘が言っても、両親によってあえなく却下されたのだった。 「あなたたちは私のお金を充分に持っているでしょう」と両親に問い詰める娘。それでも両親は娘の言うことに耳を貸す素振りを見せなかった。 我慢の限界に達した娘は、店内の商品をあたりかまわず放り投げ、地面にうずくまって、大声で泣き叫びはじめたのだった。報道によると、娘が欲しがったは、日円で4000円ほどだという。 別の動画では、モ

    靴を買ってもらえず「大声でわめき、座り込む」28歳の女性 | 「両親による度の過ぎた“管理”だ」
  • フランスはいかにして「世界最大のマンガ輸入国」になったのか | 10代にも広がる“マンガ熱”

    フランスでは、2021年に売れたコミックの半数以上を日のマンガが占めていたという。どのようにして、日のポップカルチャーはフランスで確固たる地位を築くにいたったのか。 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは、ヨーロッパで最初の「オタク」の一人だったといえるかもしれない。現代のコレクターが珍しいマンガを集めるように、19世紀のジャポニズム・ブームが最高潮を迎えた頃、彼は浮世絵の木版刷を熱心に求めた。日美術は、その遠近法の平板化から大胆な輪郭線にいたるまで、ゴッホの作品に深く影響を与えている。 自身が抱いていた東アジアに対する幻想を追い求めて、彼は南仏に赴いた(自作「星月夜」のインスピレーションになったと考えられている)。葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を見たゴッホは、すぐに弟のテオに宛てた手紙でこう激賞している。 「波は鉤爪のようで、舟はそのなかに囚われている。そう感じられるのだ」 ディズニーとは対照

    フランスはいかにして「世界最大のマンガ輸入国」になったのか | 10代にも広がる“マンガ熱”