そこそこの規模があるプロジェクトで実行すべきタスクを定義するとき、初手として Makefile を使いがち。 Pros make は事実上どんな環境にもあることを期待してよい シェルで実行されるコマンドをそのまま書ける タスクの依存関係が明示できる Cons make では positional arguments が使えない 少し複雑なことをしようとすると Makefile 専用の文法を覚える必要がある 現代では、ファイルベースのタスクの依存関係は make が発明されたころほどは必要ではない Docker とか Go とか Webpack がよしなにしてくれることが多い 例: docker compose のラッパー ちょっとしたコマンドのラッパーを書きたいことがある。Makefile を書きはじめたらすべてのエントリポイントを make にしたい。ということで、以下のような Make
make/makefileは,大きいプログラムのどの断片が再コンパイルされる必要があるかという事と,それらを再コンパイルする発行コマンドを自動的に決定するユーティリティ/設定ファイルです. コンピュータサイエンスの基本的な考え方のひとつに冗長性をなくして効率化する構成を追及するというのがあります. 情報理論(bitの理論),HTMLとブラウザ,高級言語と機械語など,ひとつの仕様(表現)から環境や状況にあわせて実装(記述)をつくりだす構成が好まれます. ひとつのファイルでさまざまなコマンドを制御するmake/makefileを制することはコンピュータサイエンスを制することになります. makeのあれこれ もっとも単純な例 Makefile は以下のようなルールからなる.
毎日のように1つのMakefileだけで50Mバイトぐらい自動生成しているなのたんです。 Makefileでできるすべてを知る限り列挙してみました。 makeコマンドはプログラム開発ツールではなく、並列依存解決ツールとして考える もちろんプログラムを作るにあたっても、ソースコードやライブラリ、ドキュメント等に依存関係ができます。 しかし、それ以外にも以下のようなことにも使えます ・単なる自動画像加工 ・OSのビルド さすがにOSのビルドについては既にMakefileが定義されています。 ・定義されたソースファイルを元に作曲(MIDIファイルやWAVファイルの生成、MP3等への変換) ・テキストにルビをつける ・APIを利用したインターネットの自動検索 ・シングルスレッド計算における容易なマルチスレッド実行 ・圧縮 ・画像・動画変換 ・気象状況等の並列計測(要専用ハードウェア) これだけでは
makefileに現れるルールは、いつ、どうやって特定のファイル——これをターゲットといい、ほとんどはルールひとつにつき1つだけです——を作り直すかを指示します。ルールはターゲットの依存関係である別のファイルや、ターゲットを作成したり更新したりするためのコマンドを列挙します。 ルールの順番に意味はありません。ただし、makeにターゲットを与えるためにあるデフォルトゴールを他の方法で指定しなかった場合を除きます。デフォルトゴールとは一番初めのmakefileの最初のルールのターゲットのことです。最初のルールに複数のターゲットがある場合、一番初めのターゲットだけをデフォルトとみなします。 ただしこれには、ピリオド(".")で始まるターゲットは、一つ以上のスラッシュ("/")のようなものを含んでいない限りはデフォルトにはならない、それから型ルールを定義するターゲットはデフォルトゴールとして機能し
今回は、ビルド作業に必要な「make」というコマンドの使い方と、makeコマンドが実際にしている処理の内容を解説します(編集部) 暗黙のルールを理解する 前回はmakeの簡単な使い方を説明しました。たった1行の設定ファイルを用意すれば、makeコマンドだけでビルドできるようになったわけですが、今回はその仕組みを明らかにしていきます。ただ、本連載の趣旨はソフトウェア開発ではありませんので、Makefileの書き方ということではなく、ビルドに必要なmakeの制御方法という側面から解説します。 さて、まずは前回使用したMakefileをもう一度見てみましょう。 このコロンで区切る書式は、Makefileを書くときに最初に覚えてほしい基礎的なところです。コロンの前の部分をターゲットといいます。コロンの後の部分は、ターゲットを作るのに必要なファイルを示しています。この例では、最終的な実行形式ファイル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く