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戦術に関するishiducaのブックマーク (7)

  • ポジショナルプレーの引き出し|Gyo Kimura

    2-0 守備時には4-4-2を基調とする浦和対柏の対決は後半から柏の守備ブロックを攻略した浦和が勝利した。 両チームともに守備時には4-4-2のブロックを作り、コンパクトな守備陣形で守っていた。柏はなぜ前半上手く浦和の攻撃に対応することができていたのか。浦和は後半にどのような変化を加えて攻略したのかまとめていく。 1.5人分の働き浦和の狙い浦和は柏の4-4-2の守備ブロックに対して3-1-5-1のような立ち位置を取って前進を試みた。基的にボランチの岩尾が両CBの間に降りてきて、伊藤がアンカーポジションに入る。そして両SBは高い位置に張り出した。 2:13では浦和の狙いが明確に出た場面だった。柏の2トップに対して最終ラインを3枚にして安定させて、LSBジエゴとLSH山田(雄)の間に立ち位置をとったRSB酒井へ鋭いパスを供給。ブロックの外側からラインを越えると、酒井のアーリークロスから興梠が

    ポジショナルプレーの引き出し|Gyo Kimura
  • 【雑感】2023/6/4 J1-第16節 浦和vs鹿島|ゆうき(y2aa21)

    試合に優劣をつけるものではないと思いつつも、やはりこのカードはどうしても勝ちたい、勝たないといけない、という鼻息の荒さがあって、試合前からACL決勝以降の高まりがあったと思います。 試合全体を大雑把に見ると、前半は鹿島の保持、後半は浦和の保持がメインになる展開だったのかなと思います。お互いが非保持を4-4-2をベースにしていて、保持も「ポケット」「ハーフスペース」と呼ばれるエリアを狙うアクションを積極的に起こすという点でスタイル的に似ている部分もあったのかなと思います。 鹿島の保持は幅を取るのがSBで、SHはシャドーのようなイメージで中に絞ってくることが多かったです。ただ、左SHの樋口は絞ってくる時にIHのようなイメージでビルドアップにも関われるようなポジションを取るのに対して、右SHの名古は右IHともトップ下とも言えないようなポジションを取る違いがあったように見えました。 加えて、CHは

    【雑感】2023/6/4 J1-第16節 浦和vs鹿島|ゆうき(y2aa21)
  • プレスの基本『カバーシャドウ』|Gyo Kimura

    0-2 京都対浦和のスペクタクルな一戦は浦和がセットプレーから2発で京都を退けた。しかし、この試合を振り返ってみると京都のハイプレスはよく機能しており、内容だけで見れば京都の方が上回っていたように見える。京都の効果的なハイプレスと浦和のゲームマネジメントについてまとめていく。 京都の直線的なプレスこの試合での京都のプレスは猛威を振るった。京都は4-3-3の陣形からボールホルダーに対して真っ直ぐプレスをかける直線的なプレスで浦和のボール保持に自由を与えなかった。 試合開始直後から京都のプレスは遺憾なく発揮されていった。1:26ではRCBショルツからLCBホイブラーテンへの横パスをスイッチに、RIHの谷内田が直線的にホイブラーテンへプレス。ホイブラーテンは左サイドの荻原へ展開するが、RWGの豊川が蓋をするようにプレスをかけて荻原のところでハメた京都が浦和の出鼻を挫いた。 前半立ち上がりの京都の

    プレスの基本『カバーシャドウ』|Gyo Kimura
  • ロングボールの使い方|Gyo Kimura

    2-1 浦和対広島の上位対決は90+1の伊藤の劇的ゴールで幕を閉じた。 両チームともに縦に速い攻撃が見られたこのゲーム。浦和の徹底したロングボール攻撃と広島が抱えるサイド攻撃のジレンマが印象的だった。 3種類のロングボールまずこの試合で目立ったのが浦和のロングボールの多さだ。通常はある程度後ろでショートパスを繋ぎながら相手の出方を見て攻撃ポイントを定めていくのだが、この試合では繋ぐ素振りも見せずにロングボールを選択していた。広島のハイプレスの強度の高さとショートカウンターの精度を考慮して、浦和が選んだ作戦だろう。 そして、浦和のロングボール作戦は広島にとっては非常に厄介だったことは事実だろう。広島がハイプレスをかけ始めた瞬間にロングボールでひっくり返されてしまうので、コンパクトに陣形を保つこと、セカンドボールを拾うことが困難になるからだ。 また浦和はしっかりと狙いを持ってロングボールを使っ

    ロングボールの使い方|Gyo Kimura
  • サイド→ハーフスペースは消される時代|Gyo Kimura

    0-0 前節広島との上位対決に勝利した浦和と無敗記録が続く鹿島の一戦はお互いに譲らずスコアレスドローで終わった。この試合をまとめると「どちらも堅守でゴールを許さなかった」とも「互いに決定打に欠けた」とも捉えることができるそんな内容だった。 鹿島の中盤のフリーダム鹿島は4-4-2だがMFの4枚の形が菱形にもボックス形にもなる流動性で前半の25分くらいまではボールを保持する時間帯が続いた。 基的には鹿島はLCMのピトゥカがアンカーの立ち位置、RSHの名古とLSHの樋口がIH、LCMの佐野は中盤のリンクマンとしてピトゥカの横に並ぶこともあれば、トップ下の位置を取ることもあった。 それに対して浦和は4-4-2でアンカーのピトゥカを2トップで監視したところからサイドに誘導してハメる狙いがあった。しかし、鹿島は浦和のハイプレスを配置的優位と数的優位で回避して前半の立ち上がりに2回ほどチャンスを作った

    サイド→ハーフスペースは消される時代|Gyo Kimura
  • 固い守備の秘訣|Gyo Kimura

    0-0、固い守備が自慢のアビスパ福岡vs浦和レッズの試合はどちらも得点奪えずスコアレスドローに終わった。 試合はボールを保持する浦和が「どうやって福岡の4-4-2のミドルブロックを攻略するか」という構図が多く、福岡は奪ってからのショートカウンターが1つの攻め手となった。そこで今回は福岡の4-4-2ミドルブロックについてまとめていく。 基の徹底この試合では福岡の強固な守備が目立っていた。福岡は4-4-2のコンパクトな守備からショートカウンターに繋げていく形が多く作れていたのだが、福岡の強固な守備の秘訣は基の徹底にあるのではないかと感じられた。 福岡のハイプレス福岡はミドルブロックをベースに守るが、浦和のゴールキック時や浦和の深い位置でのボール保持に対してはハイプレスを敢行。 福岡は浦和のLCBホイブラーテンのサイドへ誘導する形でプレスをかけることが多かった。ショルツよりもホイブラーテンの

    固い守備の秘訣|Gyo Kimura
  • ダブル偽9番|Gyo Kimura

    0-2 ミッドウィークに行われた浦和レッズ対サガン鳥栖の一戦はアウェイのサガン鳥栖に軍配があがった。 鳥栖は上手く浦和のストロングを消して後半の2発で勝利。この試合で興味深かったのはサガン鳥栖の『ダブル偽9番』だ。浦和はショルツ、ホイブラーテンというJリーグ屈指のCBをDFラインに並べ、その強固な牙城で先日のACL決勝戦でもアルヒラルを相手にクリーンシート。そんな屈強な浦和の両CBに対しての鳥栖が見せた『ダブル偽9番』という面白い攻略法を試合のレビューと共にまとめていく。 ダブル偽9番鳥栖は4-4-2の基フォーメーション。しかし、ボール保持では下の図のように2トップの小野と西川はハーフスペースに下りてIH気味のポジションへと立ち位置を変える。そして両SHは大外の高い位置へと張り出して、背後へのアクションを繰り返し、深さを確保する役割だ。6:10ではLCBの山崎から明の背後へとロングボー

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