私は、若者の政治参加に向けた「NO YOUTH NO JAPAN(NYNJ)」と、政治のジェンダー平等を目指す「FIFTYS PROJECT」という二つの一般社団法人を作って活動している。NYNJは2019年、フィフティーズは22年にそれぞれ発足した。 根底にあるのは、風通しの良い社会になってほしいという願いだ。今は国政も地方議会も、意思決定をしている人たちが与野党とも中高年の男性に偏っていて、市民が声をあげてもどうせ変わらないという停滞感がある。 権力を握っている中高年男性は、家事や育児など家庭のことを妻に任せられる人たちがほとんどだ。彼らに意識変革を求めても難しく、顔ぶれを入れ替える必要がある。まずは地道に地方議会から女性や若者を増やして変化を起こしていきたい。 統一選で支援候補の8割が当選 4月の統一地方選では、クオータ(割り当て)制の導入やトランスジェンダー差別への反対などに同意し