冬の巨人 (徳間デュアル文庫) 作者: 古橋秀之,藤城陽出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/04/10メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 77回この商品を含むブログ (145件) を見る 感想を書こう書こうと思って、全然書けてなかった作品その1です。 ■ ストーリー その世界は万年風雪と呼ばれる雪が年中降り続け、空は常に灰色の雲に覆われていた。 その中をゆっくり――本当にゆっくり闊歩する一つの人影があった。 その人影は山のように大きく、ミールと呼ばれている。 ミールの上には天球(ニエーバ)と呼ばれる街が広がっており、この閉塞した世界に十万もの市民が住んでいる。 そこに住むオレグという一人の少年(通称:オーリャ)という愛称で呼ばれ、猫のアンドリューシャと共に慎ましやかな生活を送りながら、変人教授と呼ばれるディエーニン教授の助手として彼と共にこのミールという存在について調査