中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 僕が大学時代に学んだことのひとつに、 「本当のちょめちょめとは何か?」 「真のほにゃららとは・・・・・何か?」 という問いの立て方を疑えというものがあります。 これをむちゃくちゃシンプルにワンセンテンスで述べるならば、 「本当の・・・・」 「真の・・・・・」 というものは、たいてい「怪しい」ということです。 このことはややこしく言えば、「形而上学的な問いの立て方」をするんじゃない。たとえば構造主義的に物事を見なさい、ということになるんでしょうが、今、ここの段階では、そういう「ややこしい問題」は、うち捨てておきましょう。 現在は、オックスフォード大学で教鞭をとられている苅谷剛彦先生(社会学)から、僕はこのことを学びま