ロシア・ショック 作者: 大前研一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (28件) を見る 経済危機直後に出た痛い本。 著者によると「ロシア・ショック」というのは、「プーチンが2020年までロシアの権力者として、〈強いロシア〉の復権を目指して君臨する」ことによる大きな衝撃だという。定義からしてわかりにくいがそこはいじらない。著者は「せっかくプーチンが日本大好きと言ってくれているのに、日本がそのチャンスをフイにしている」と論じる。北方領土返還にこだわりすぎて平和条約を結んでいないのが問題なのだそうである。それって日本側だけの問題だったか。 チェチェンについては、こう書かれている。 ほとんどの日本人は「チェチェンみたいな小さなところは独立させてやってもいいじゃないか」と思っているかもしれない。だが、プーチ