日本酒の醸造過程や魅力に理解を深めようと、東京大農学部の3年生17人が4日、天童市の出羽桜酒造(仲野益美社長)を訪れ、仕込み作業を体験した。 蔵人から醸造の手法や意義を聴き、酒母作りを体験した。酒米の出羽燦々(さんさん)を使って純米吟醸酒を造る工程を見学し、タンクに入った酒米やこうじ、水を櫂(かい)で混ぜる作業に挑戦。2人一組で息を合わせて櫂を入れる難しさを体感し、スムーズに作業する蔵人の動きに感嘆の声を上げた。 学生は見慣れない酒蔵での作業に興味を引かれた様子で、写真を撮りながら蔵人の説明を聞いた。堀祥吾さん(22)は「(出羽桜は)手作業にこだわっており、一つ一つの工程が大変だと思う。その一端に触れ楽しかった」と話した。 学生は5月に開かれる大学祭「五月祭」で日本酒ブースを出店し、この日の経験を生かして酒をPRする予定。同社は仲野社長が東大大学院の発酵醸造学講師を務める縁で、学生を毎年受
MBA取得を目指す未来のビジネスリーダーたちに日本酒の魅力を知ってもらおうと、ロンドンのビジネススクールで、日本酒の試飲イベントが開催されました。 16日、イギリスの「ロンドン・ビジネス・スクール」で開かれたイベントには、MBA=経営学修士号を取得するため、世界30カ国以上から集まった若手ビジネスマンや官僚などの学生、およそ100人が参加しました。 日本酒には、様々な種類や味わいがあることを知ってもらうため、テーブルには7種類の酒が用意され専門家の解説のもとテイスティングが行われました。 イタリアの留学生 「0番と6番が私の大好物です」 インドの留学生 「インドに戻って日本酒の大きなビジネスチャンスを探りたいです」 主催者 櫛田亮真さん 「いつも授業を受けているなかで、優秀な人が多いと感じる。国に帰った時に酒の文化をアンバサダーになって広めてくれる。そんなことを期待したいなと思います」 参
すでに名前からして興味深い『吉田電材蒸留所』。医療機器などのメーカーによる異業種への新規参入事業だ。近年人気のクラフトリカー業界に参入したのは、ウイスキー好きな三代目社長の道楽なのか? そう訝る向きを一蹴する、国産ウイスキー業界を変えてしまいそうなポテンシャル。次々と協力者が現れ難局を乗り越えていく。 チャレンジはお家芸! 異業種にも果敢に参入 東京で1940年に創業した吉田電材工業は、70年代の田中角栄の日本列島改造論に応じて新潟県へ。同社の工場はのどかな場所にあり、蒸留所もそんな環境に置かれた 母体である吉田電材工業株式会社は、1940年創業の老舗機械メーカーだ。医療機器や産業機器の設計・製造を主に手掛け、大手企業・日立を顧客とし彼らの求めるものはすべて引き受けてきた。中小企業ならではのフットワークの軽さで、ひとたび注文を受ければ設計から製造まですべてワンストップでこなせるよう試行錯誤
2024年01月25日 総務局 東京の島酒の魅力を味わう 「東京 ISLANDS SPIRITS試飲体験交流会2024」を開催します 東京都は、賑わいと活力に溢れた島しょ地域の実現に向けて、地域資源、特産品、歴史・文化などの「宝物」や隠れた魅力を掘り起こし、一層磨きをかけ広く発信するブランド化の取組を進めています。 このたび、島しょ地域の特産品のブランド化支援の取組として、東京の島酒(蒸留酒)の魅力を味わうことができる「東京 ISLANDS SPIRITS試飲体験交流会2024」を開催いたします。 1 概要 開催日時 令和6年2月25日(日曜日)12時00分から18時00まで(2部制:各120分) 第1部 12時30分から14時30分まで(受付開始12時00分) 第2部 16時00分から18時00分まで(受付開始15時30分) 開催場所 LIFULL TABLE 1階(東京都千代田区麹町1
SDGsへの機運が世界中で高まるなか、シャンパーニュ地方でいち早く“B Corp”認証を受けたメゾンがボランジェだ。ワインの造り手として、今なにが必要で、なにを求められているのか。グローバルを束ねるトップに直撃した。 映画人気のみにあらず 映画『007』シリーズに登場し、ジェームズ・ボンドがこよなく愛するシャンパーニュとして知られるボランジェ。大手メゾンのひとつながら、むやみに量を追い求めず、クラフツマンシップに裏打ちされた質にこだわる姿勢こそが、ボンドのみならず生粋のシャンパーニュラヴァーから高い評価を得ている大きな理由だ。 180ヘクタールにおよぶ自社畑を所有し、その85パーセントがグラン・クリュ(特級畑)またはプルミエ・クリュ(1級畑)。お膝元のアイ村がその聖地と呼ばれるだけに、黒ブドウのピノ・ノワールに対する強いこだわり。スペシャル・キュヴェに使われる一部のリザーヴワインはマグナム
追記1 いくつかのブクマにコメントを書いた。 https://anond.hatelabo.jp/20240111113631 追記1終わり 追記2 予算については立地、店によって違いが大きいのでわざと書いていないのだけど https://anond.hatelabo.jp/20240111143918 がいいとこついてるなと思う。 追記2終わり 追記3 「何を頼むかより、飲みながらどう過ごすのかがよくわからん。」というブコメにこれほどスターがつくとは想像していなかった(増田は気にしたこと無かったから)。増田はぼーっとしているかバーテンダーとしゃべるかたまにスマホ見てる。過ごし方が気になるなら1人誘って2人で行くのが良いんじゃないかな。3人、4人になるとテーブル席の可能性が高くなって喫茶店やレストランで良いんじゃないかとなりかねないけどバーを見てみたいというくらいの気持ちで行くなら良いかも
近代以降の清酒酵母の親「6号酵母」の発祥蔵である秋田市の蔵元新政酒造。8代目の佐藤祐輔さんは東大文学部を卒業した後、記者、ジャーナリストを経て実家を継いだという異色の経歴の持ち主だ。全国でも数社しか採用してない木桶を使った酒造りを復活させるなど、手のかかる伝統技術を継承。6号酵母の持つ特性を生かした「No.6」など従来の日本酒とは一線を画す味わいを持つ酒を造っている。佐藤さんに学生時代の経験や日本酒造りで大切にしている価値観を聞いた。(取材・安部道裕) 【前編はこちら】 【前編】「酒に興味がなかった」酒蔵の息子が実家を継ぐまで 新政酒造8代目・佐藤祐輔さんインタビュー 日本酒の味に伝統はない ──実家に戻った当初はどんな仕事をしていましたか 私が実家に戻って最もショックだったのは、このままいけば5年で債務超過になってしまうほど経営状態が悪化していたことです。楽しく酒造りをやるつもりが全くそ
近代以降の清酒酵母の親「6号酵母」の発祥蔵である秋田市の蔵元新政酒造。8代目の佐藤祐輔さんは東大文学部を卒業した後、記者、ジャーナリストを経て実家を継いだという異色の経歴の持ち主だ。全国でも数社しか採用してない木桶を使った酒造りを復活させるなど、手のかかる伝統技術を継承。6号酵母の持つ特性を生かした「No.6」など従来の日本酒とは一線を画す味わいを持つ酒を造っている。佐藤さんに学生時代の経験や日本酒造りで大切にしている価値観を聞いた。(取材・安部道裕) 音楽、文学、旅……。酒には目もくれず ──秋田ではどのように幼少期を過ごしましたか 物心付いた頃には会社から少し離れたところで暮らしていたので、つくり酒屋という家業に関しての親近感はなく、酒造りの現場などを全く知らずに育ちました。 関心事といえば芸術で、絵が好きでした。内向的な子どもだったんです。中学から高校にかけては音楽も好きになりました
来福酒造(茨城県筑西市村田)は、筑波大(同県つくば市)の開学50年を記念した日本酒「桐(きり)の華 純米大吟醸 筑波大学開学50周年記念 特別限定酒」を発売した。同大構内にあるキリの花から取った酵母などを使い、華やかな風味。ラベルには同大生が考案したデザインを採用し、高級感漂う仕上がりとなっている。 同社は約15年前から同大の日本酒を手がけ、土産品などとして好評を博してきた。同大の校章「五三の桐葉型」にちなみ、当初からキリの花の酵母を使用してきた。 今回は特別限定酒として、キリの花の酵母にアベリアの酵母を初めて掛け合わせた上、新たに茨城県産の山田錦を100%使った。さらに同大芸術専門学群の学生が考案した、黒地のラベルと朱色の組みひもによる意匠を採用。同大によると、開学から現在に至る軌跡、未来への思いを表現したもので、学生約20人の作品の中から選ばれた。 同社の藤村俊文社長は「やや甘い味わい
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日本酒DXの研究を開始。バイオテックで日本文化にイノベーションを起こし世界に発信【希JAPAN】高級日本酒ブランド『SHIROKIMONO』を展開する希JAPANは、データを活用して世界に通用するSAKEを完成させるための研究を、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同で開始しました。 ケミカルタンで日本酒を数値化 ◆ 研究の背景と概要 日本が誇る伝統的な飲料である日本酒を製造する酒蔵は現在減少傾向にあります。 2000年には1,977の清酒製造業者がありましたが、2016年には1,405の業者数まで減少。約3割の業者が16年間で消えていってしまっています(出典:国税庁「酒造製造業の概況」)。 日本の文化でもある日本酒を後世に伝え、さらに世界へと届けていくために、日本酒のDX化が急務となっていると考えます。 そのような社会的な背景を受け、当社は産総研との共同研究を8月から開始いた
本学の新ブランドワインとして、来年3月に瓶詰を実施する予定の「シン・山梨大学ワイン」のラベルデザインを募集します。 本学及びワイン科学研究センターの特色や個性を社会にアピールできるような「ワインラベル」を公募しますので、多くの皆様のご応募をお待ちしています。 募集内容 ワイン科学研究センターが造る、シン・山梨大学ワインをイメージしたラベルデザインを募集します。図と文字(日英文字)をセットで作成しても構いません。 (1)応募資格 山梨大学在学生、卒業生、教職員 (2)募集期間 令和5年11月1日(水)~令和5年12月25日(月) 17時必着 ※詳細は募集要項をご覧ください。 ○募集要項(PDFファイル) ○応募用紙(Wordファイル) 応募・お問い合わせ先 山梨大学生命環境学域支援課総務グループ 〒400-8510 甲府市武田4-4-37 TEL:055-220-8803 FAX:05
中小機構は令和元年度から中小企業・小規模事業者の活躍や地域の発展に貢献する全国各地の経営者や支援機関に「中小企業応援士」を委嘱している。どんな事業に取り組んでいるのか、応援士の横顔を紹介する。 2023年 10月 23日 手作りの仕込みによる高品質な酒造りを続ける 1973年(昭和48年)に宮城県内の歴史ある4つの酒蔵が企業合同して誕生し、今年でちょうど50周年を迎えた。大崎市の本社蔵を拠点に南部杜氏の伝統の技を継承し、手造りの仕込みによる高品質の酒造りを続けている。中小機構とは昔から縁が深く、企業合同して一ノ蔵を設立した際、中小機構の前身である中小企業総合事業団の高度化資金を活用した。 伝統的な手造りによる製造方法のもとに醸造した「無鑑査本醸造」は1977年の発売以来、全国の日本酒ファンに評価をいただいている一ノ蔵を代表する商品だが、近年では伝統と技術を守りながら固定観念にとらわれない新
ノンアルコール飲料が飲酒量にどのような影響を与えるのかは未解明 筑波大学は10月5日、ノンアルコール飲料の提供で飲酒量が減少することを世界で初めて実証したと発表した。この研究は、同大医学医療系の吉本尚准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「BMC Medicine」に掲載されている。 画像はリリースより (詳細は▼関連リンクからご確認ください) 過剰なアルコール摂取は世界的な公衆衛生の問題だ。世界保健機関(WHO)をはじめとするいくつかの報告では、過度の飲酒はアルコール依存症などの健康問題を引き起こすだけでなく、家庭内暴力や飲酒運転による交通事故など、他の深刻な問題にもつながることが指摘されている。また、国連が掲げるSDGsの17カテゴリのうちの14カテゴリに関連している。 日本では、男性で40g/日以上、女性で20g/日以上の純アルコール摂取量(以下、飲酒量)を生活習慣病のリスク
街を歩けばラーメン屋に出くわし、スーパーでも寿司が売られているほど、すっかり日本食が浸透したスペイン。そんな同国ではいま、日本酒が注目を集めはじめているという。 笹山繭子は8年前、マドリードにやってきた。スペイン語は一言も話せず、接客業の経験もなかった。 移住と異業種への転職の機会を得たのは、東京で機械関連の多国籍企業に勤めていたときだった。「スペインにきたのは偶然でした」と、笹山はマドリードのカフェで話す。 「父とある日、日本酒を飲んで、それがとても美味しかったのです。それで日本酒について勉強しはじめて、日本酒のソムリエ、唎酒師(ききざけし)の資格を取得しました。その後、日本食の流通を手がける企業に入社して、それでスペインにきました。スペインはワイン大国で、日本酒の潜在的な市場があると感じました。ワイン好きは、日本酒も好きになるものですから」 こうして笹山はマドリードにある日本酒専門のバ
労働経済学 酒を飲めるかどうかが所得や労働時間に与える影響を調べた結果、酒を飲める人はより頻繁に多くの量を飲んでいるものの、必ずしも高い所得を得ているわけではないことが明らかになりました。これまでの研究では、適量の飲酒が所得を上げる可能性があることが指摘されてきましたが、酒を飲む人と飲まない人では、性格やついている職業が異なるため、飲酒量と所得の関係は疑似相関ではないかとの批判がありました。もしも飲酒がビジネスコミュニケーションを円滑化して、所得を向上させる効果があるのならば、適量の飲酒は経済的な観点からは望ましいということになりえるものの、今回の研究結果は、そのような効果は期待できないことを明らかにしました。 酒が私たちの社会生活において重要な役割を担っていることは、古今東西の多くのエピソードが明らかにしていることです。祝いの席や悲しみの席では、酒がふるまわれることが多く、ともに酒を飲む
【プログラム】 1. 10:00-10:50|木村洋子(農学部教授) 「ワインと酵母」 2. 10:50-11:50|藤井真生(人文社会科学部教授) 「中世東中欧におけるワインの宗教的・文化的位置づけ」 3. 13:00-14:00|大原萌乃香(人文社会科学部4年生) 「ヨーロッパの饗宴とワイン」 4. 14:00-14:50|安永 愛(人文社会科学部教授) 「宴と孤心―飲酒をめぐるフランス文学」 5. 14:50-15:40|渡邊珠美(人文社会科学研究科修士2年生) 「世界遺産サンティアゴ巡礼路におけるワイン」
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