総合研究博物館では、2023年11月に国内の博物館及び博物館相当施設で働く専門職員を対象とした「学芸員専修コース」を開催することとなりました。 【実施期間および場所】 期間:令和5年11月13日(月)~17日(金) 場所:東京大学総合研究博物館 3階第一演習室 【テーマ】 サイエンス&アート:植物標本と植物画 自然史系の学問にとって、標本は一次資料としてなくてはならないものです。植物学の分野でも、研究のための標本が世界中で集められ、蓄積されてきました。しかし、 植物標本は生時の色をとどめることが難しく、またおし葉標本を作製する過程で三次元の構造が変形してしまう欠点がありました。その欠点を補うために、生時の色や形 を再現し記録するために植物画が描かれてきました。したがって、科学における植物画には正確な再現性が求められます。一方、植物は形が多様で多彩なことから、絵画 のモチーフとして用いられる