金融ジャーナリストのダフ・マクドナルドが、米国の名だたる経営大学院であるハーバード・ビジネス・スクール(HBS)を批判する新著を出版した。 「The Golden Passport: Harvard Business School, the Limits of Capitalism, and the Moral Failure of the MBA Elite(金のパスポート:ハーバード・ビジネス・スクール、資本主義の限界とMBAエリートの道徳的失敗)」と題した同書で彼は、HBSの設立目的の一つである「社会的に建設的な方法で現状のビジネスが抱える問題に対処できる人材の増加」に着目。HBSがこの点において「非常に大きな失敗」を犯してきたと述べている。 フォーブスのインタビューに応じたマクドナルドはまず、HBSが残してきた功績を認めた。例えば、1900年代初頭に社会科学とビジネスを融合させ、経