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読書と歴史に関するwackunnpapaのブックマーク (417)

  • 国会図書館デジタルコレクションで見る明治時代の新撰組の扱い

    明治時代に新撰組が庶民からどのように思われていたのかを調べるために、庶民の目に触れていそうな(?)雑誌の記事だとか読み物だとかを抜粋していく。 明治10年『昔今豪雄見競鑑』こちらは明治10年頃の「番付表」を集めた書籍のようだ。 『昔今豪雄見競鑑』は歴史上の英雄と明治期の英雄を対比したものだが「都ノ猛勇 悪源太義平」と並んで「脱走ノ勇士 近藤勇」とある。 近藤勇ってどっかから脱走したっけ?と思ったが、幕府瓦解後の旧幕府軍のことを「脱走方」と言ったらしいのでそのことだろう。 同じく「古今英雄競」「朝今昔英雄鑑」「古今英雄三幅対」などにも近藤勇の名が挙がっている。 このような番付でよく名前が挙がる程度には知られていたらしい。 明治16年『徳川義臣伝』岡田霞船まずは近藤勇について。 近藤勇は武勇衆に秀で当時其英名尤も人に知られり新徴組の隊長となりて始め京師に在り又大坂に退き伏見の戦ひ幕兵乱るる中

    国会図書館デジタルコレクションで見る明治時代の新撰組の扱い
  • 東京メトロが“約50年前”の「千代田線根津駅」を公開 現在との違いに懐かしむ声「図書館、まだある?」

    東京メトロの公式X(旧Twitter)アカウント(@tokyometro_info)が投稿した、千代田線根津駅の今と昔を比較するポストが、とても興味深いと注目を集めています。 昔はシンプル、今は安全性重視 根津駅が作られたのは1969年。当時撮影された駅ホームの写真と、最近撮影した駅ホームの写真を投稿しました。 2枚を比較して気がつくのは、ホームドアの存在でしょう。また、作られた当初は現代では当たり前の存在となっている「黄色の点字ブロック」もありません。 ほかにも、天井や壁面に設置されている案内板のデザインにも違いが見られますね。 1969年に作られた根津駅 現在の根津駅 「根津メトロ文庫」の記憶も 駅の今と昔を比較するポストに対して、Xでは「幼稚園の遠足帰りに6000の試運転を見ました 今はA線列車進入時の突風は緩和されたのでしょうか」「旧型の駅名標、A線ホーム側に1箇所だけ1990年代

    東京メトロが“約50年前”の「千代田線根津駅」を公開 現在との違いに懐かしむ声「図書館、まだある?」
  • 近代日本の図書館と「読書習慣ニ乏シキ国民」|negadaikon

    『メディア史研究』55号(2024年2月)掲載。2023年9月のメディア史研究会研究集会「メディアとしての図書館」発表内容の活字化です。 私も絶大な影響を受けた永嶺先生の名著『読書国民の誕生』が講談社から文庫に入りましたが、私なりの応答のつもりで書いた論稿です。 明治30年代、帝国図書館も出来、国民の読書環境はよくなっていったはずなのに、図書館関係者は、明治以来、図書館の利用が少ないことを、読書の習慣が定着していない国民性に求めてきたということと、その認識の転回を昭和戦前期まで辿る…という内容になっています。 どういう状態が実現したら、国民の間に読書習慣が根付いたといえるのか。詳しくは論をお読みいただければよいのですが、ものすごく端的には、図書館から受験勉強している人の割合が相対的に減ることだとされました。 戦時中は日人はやっぱり読書国民だという言説が一瞬登場するのですが、そのような議

    近代日本の図書館と「読書習慣ニ乏シキ国民」|negadaikon
  • 知の宝、良い状態で 足利学校、伝統の「曝書」始まる|下野新聞 SOON

    【足利】昌平町の史跡足利学校は7日、所蔵する貴重な古書を虫干しする「曝書(ばくしょ)」を同学校書院で行った。 古書の湿気を取り、虫害や損傷がないかを点検することが目的。江戸時代から続く秋の風物詩で、毎年実施している。 この日、畳に敷かれた紙の上に広げられた古書は、中国の正史「後漢書」(市指定文化財)など17種類56冊。マスクと手袋を着けた職員4人が1ページずつ丁寧にめくり、紙の状態などを記録していった。 今秋は所蔵する国宝や重要文化財など古書約1万7千冊のうち、約600冊を行う。湿度40~70%などの条件がそろわないと実施できない。この日から始まり、11月上旬までに12~14日程度行う予定。 学校事務所の塩島啓嗣(しおじまあきつぐ)所長(56)は「地道な作業ですが、先人から引き継いだ宝を丁寧に保存し、少しでも良い状態で後世に引き継ぎたい」としている。 「足利学校」の記事一覧を検索

    知の宝、良い状態で 足利学校、伝統の「曝書」始まる|下野新聞 SOON
  • 処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見

    かつてアン・ブーリンが所有していた時祷(じとう)書に紫外線を当てると、肉眼では見えない文字が余白に浮かび上がる。運命に翻弄された王妃の時祷書は、1536年に彼女が処刑された後に所在が分からなくなり、1903年ごろに発見された。(PHOTOGRAPH COURTESY HEVER CASTLE & GARDEN) 英国王ヘンリー8世の2番目のであるアン・ブーリンはしばしば「男を誘惑する女」として、また最終的に英国の宗教のあり方が変わる原因となった女性として描かれる。だが実際のブーリンは、教育と宗教改革に身をささげる知的で信仰心のあつい女性だった。 しかし、1536年5月にブーリンが姦通と近親相姦という無実の罪を着せられて逮捕され、処刑された後、ヘンリー8世は彼女のことを忘れようと決意した。ブーリンの紋章は宮殿の壁から取り去られ、きらめく宝石は暗い金庫にしまい込まれ、彼女が所有していた貴重な

    処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見
  • 目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る

    の雑誌風雲録』(の雑誌社)を書いた目黒考二さんが亡くなった。それは同時に、『書評稼業四十年』(の雑誌社)を書いた北上次郎さんが亡くなったことでもある。椎名誠さんらと「の雑誌」という書評を中心とした雑誌を「目黒考二」として立ち上げ、そこに「北上次郎」ほかのペンネームを使って数多のを紹介したことが、を軸にしたメディアを存在させ、同時に書評という行為でべていけるくらいの人を少なからず生み出した。この「リアルサウンドブック」というサイトが成立していることの根っこにも、目黒考二であり北上次郎の突拍子もない好きぶりがドッカと腰を下ろしているのだ。 カミムラ晋作による『黒と誠~の雑誌を創った男たち~』(双葉社)という漫画が双葉社の文芸総合サイト「COLORFUL」で2022年の4月から連載されている。11月には単行の第1巻が発売された。この漫画に描かれているのが、「黒」こと目黒考二

    目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る
  • 文化財になる本は国が保存しているから、自分で持つ必要なし(本の処分、その5) – 筆子ジャーナル

    先週に続いて「文化的価値のある貴重なを処分するのはまずいのでは?」という相談メールと私の回答に対する感想を着信順に3通紹介します。 発端となった記事はこちら⇒は貴重な文化財だから捨てるべきではない、という意見に私が思うこと。 内容 ・図書館に行けばたいてい読める ・積んどくがたまってしまっている ・読んだらさっさと処分がおすすめ まず、Nさんのお便りです。 研究者でもない 普通の人は2度と手に入らないようなをたくさん読んではいないと思います。 それに今は図書館がネット化されているので、県内の図書館の蔵書は最寄りの図書館に取り寄せることもできますし、国会図書館に行けば大抵は読めるでしょう。 を所有することにこだわる必要はないと思います。 ついでに言うとは買って読んだ方が身につくと言う人もいますが、私に言わせれば変わりません。 ちゃんと読んだかどうかだけです。 Nさん、こんにちは。

    文化財になる本は国が保存しているから、自分で持つ必要なし(本の処分、その5) – 筆子ジャーナル
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2022/10/28
    「国が保存」が当てにならなかったのが、中国の「本の歴史」ですからね。
  • 東京新聞:「古墳の魅力に触れてほしい」 関連本2点 来月から販売:群馬(TOKYO Web)

    教育委員会は県内の学校や図書館に無償配布していた古墳関連の書籍二点を五月一日から、一般向けに販売する。考古学ファンら県民の要望を受けて増刷した。県教委文化財保護課の担当者は「研究者はもちろん、県民に身近な古墳に関心を持ってもらうきっかけになれば。現地に足を運んで古墳の魅力に触れるガイドブックとしても利用してほしい」とPRしている。 (石井宏昌) 発売するのは、県内の全ての古墳を調査した結果をまとめた「古墳総覧」と、調査を基に古墳や関連の遺跡、博物館などを分かりやすく紹介する「ぐんま古墳探訪」。ともに二〇一七年に刊行し、県内の学校や図書館に配布して古墳の学習などに利用していた。 県教委によると、県内には一万三千二百四十九基に上る古墳が確認され、東日で有数の「古墳大国」。県教委は一二年度から四年間、県内の古墳の現状などを把握する古墳総合調査を行った。書籍は昭和初期の調査から総合調査までの成

    東京新聞:「古墳の魅力に触れてほしい」 関連本2点 来月から販売:群馬(TOKYO Web)
  • 今週の本棚:加藤陽子・評 『歴史と国家』=マーガレット・メール著 - 毎日新聞

    (東京大学出版会・6264円) 日の近代史学誕生の物語 ドイツのボン大学で日史を学んだ著者が日へとやってきたのは1980年代末。留学先は、東京大学文学部国史学研究室と、同じく学内にある史料編纂(へんさん)所、この2か所だった。 橋の下を多くの水が流れ、今や彼女は日初、いや世界初のを書き上げた人となった。明治政府が維新の正統性を示そうと挑んだ修史事業の全過程(1869年開始、93年中断)、つまり、国家の「正史」を描こうとしながら挫折した企ての顛末(てんまつ)を丁寧にたどった書がそれにあたる。官撰(かんせん)の歴史を書くよう期待された部署、それを継承した機関が、若き著者が留学先に選んだ2つの場所だった。 近代的歴史学の日における誕生の物語を、ドイツの学者に先に書かれたのは不覚、などと思われた方があるかもしれない。だがこう考えてみてはどうだろう。ヨーロッパの出身、特にドイツ人だから

    今週の本棚:加藤陽子・評 『歴史と国家』=マーガレット・メール著 - 毎日新聞
  • 啓文社書房:書店ファックス「松竹ロビンス 羽ばたいた駒鳥たち」 | 版元ドットコム

    寿郎社:書店ファックス「緊急のご案内(『ビーツ! ビーツ! ビーツ!』)」 - 2023/11/24弦書房:書店ファックス「渡辺京二✕武田修志・博幸 往復書簡集」 - 2023/11/24北大路書房:図書館ファックス「『絵で実践! アニマシオン:子どもの力を引き出す26のプログラム』図書館案内」 - 2023/11/22モザイク出版:図書館ファックス「12月新刊のご案内(図書館) モザイク出版」 - 2023/11/22ベレ出版:書店ファックス「号外!ベレベレ通信010 火山の仕組み、ご存じですか?」 - 2023/11/22北大路書房:書店ファックス「絵で実践! アニマシオン」 - 2023/11/21えほんの杜:書店ファックス「てらにゃんこ  こころがけえほん」 - 2023/11/21モザイク出版:書店ファックス「12月新刊のご案内」 - 2023/11/20白馬社:書店ファック

  • 植民地期台湾の映画 - 東京大学出版会

    植民地期台湾で上映・撮影された映画が2003年に発見された。その数は映画フィルム168および検閲済映画135冊に上る。書は、その膨大な資料を分析し、最新の研究成果を踏まえ植民地期の台湾研究に新たな光をあてる。【DVD付】 序 章 発見された植民地期台湾映画フィルム(三澤真美恵) 第Ⅰ部 日から移入された映画 第1章 植民地期台湾で巡回上映された娯楽映画の特徴(古川隆久) 第2章 台湾で見つかった戦前日アニメーション映画――フィルム・アーキビストはどう見たか(とちぎあきら) 第3章 「銃後」の“あるべき国民”と植民地台湾映画利用――国民精神総動員運動との関係から(町田祐一) 第Ⅱ部 台湾で製作された映画 第4章 植民地台湾の戦時動員と映画――『台南州 国民道場』を中心に(三澤真美恵) 第5章 『南進台湾』が展示する「統治者の視点」(陳怡宏著,片倉健博訳) 第6章 植民地期台湾

    植民地期台湾の映画 - 東京大学出版会
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2017/11/14
    これ欲しい。
  • ヴォイニッチ手稿の解読ついに成功?そこには婦人病の治療法が描かれていた!?(英研究者) : カラパイア

    人類の興味と妄想を掻き立てるヴォイニッチ手稿。これは15世紀頃に作成されたと考えられており、1912年にイタリアで発見された古文書(写)である。 そこには多数の奇妙な絵と解読不能な文字が記されており、これまで様々な研究者がこの文字の解読を試みたが成功に至らなかった。 しかしこのほど、イギリスの中世の文献の専門家であるニコラス・ギブズ(Nicholas Gibbs)氏が解読に成功したという。 そこには、婦人病に関する治療法が描かれていたというのだ。

    ヴォイニッチ手稿の解読ついに成功?そこには婦人病の治療法が描かれていた!?(英研究者) : カラパイア
  • 県立図書館に明治維新の関連本展示 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

    来年で明治維新から150年になるのに先駆け、佐賀市の県立図書館で明治維新の関連76冊を展示している。山口県や高知県の県立図書館とも協力し、各県の偉人の伝記や観光パンフレットが並ぶ。25日まで。

    県立図書館に明治維新の関連本展示 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞
  • ICT時代の日本史文献管理・再考 - みちくさのみち(旧)

    ※以前の記事「ICT時代の日史文献管理考」の続編?です。 ※例によって、自分のやり方を書いてみて、もっといい方法が無いか考え直す作戦ですので、アイデアがあったらおよせください。 日史の研究について、少し前に出た『わかる・身につく歴史学の学び方』は、問題意識の持ち方、概説書と研究書の違いはもとより、レジュメのまとめ方まで書いてある至れり尽くせりので、既に歴史学を学んだ大人がこれからの歴史学を学ぼうとする人に向けてできることは何かを考え抜いたと感じる良書だった。 研究史の整理に関しては、「自分のオリジナルの文献リストをつくり、自分の視点からの研究史の整理をしていってもらいたい」と書いてある(p.172)。 文献の整理が大事なのは、だいたいどんな研究分野も共通だと思うが、全くその通りだなと思う。 個人的にこのの白眉は第8章で「読書ノート」の作り方が書いてあることで、せめてこれを卒論書くと

    ICT時代の日本史文献管理・再考 - みちくさのみち(旧)
  • 郁文堂書店:文豪たちが愛した書店、運営協力者に本棚開放 東北芸術工科大生、交流スペース提供 自由な空間目指す /山形 | 毎日新聞

    斎藤茂吉などの文豪が愛した「郁文堂書店」(山形市七日町)で、4月の再出発を担った東北芸術工科大の学生たちが31日、新たな交流スペースをオープンさせた。運営協力してくれた人に棚を開放し、お薦めの一冊を展示してもらう仕組み。好きが気ままに談議を繰り広げる、自由な空間の再現を目指している。【二村祐士朗】 店内奥にある6畳の談話コーナー。壁沿いに計36個の木箱(40センチ四方)を使い、9列の棚が設置された。書籍は100冊以上を収納可能となっている。訪れた人は談話コーナーに座り、展示されたを自由に読むことができる。

    郁文堂書店:文豪たちが愛した書店、運営協力者に本棚開放 東北芸術工科大生、交流スペース提供 自由な空間目指す /山形 | 毎日新聞
  • なぜ売れた?「応仁の乱」 今年上半期最大の「問題作」: 山陽新聞デジタル|さんデジ

    タイトルはありきたり、装丁は地味。有名な作家・学者の著作でもない。読んでみると、いかにも研究者的な手ごわい文章で、なかなか先のページへ進まない。 でも、なぜか大ヒット。呉座勇一「応仁の乱」(中公新書)が、昨年末からずっと書店のベストセラーランキングの上位に入り続けている。出版関係者でさえ「なぜ当たっているのか読めない」という、今年上半期最大の「問題作」がウケるワケについて、日ごろの海に漬かっている共同通信文化部の記者3人による読書ユニット「シオドメ読書会」(通称・シオドク)が解読を試みた−。 ▽禁じ手をあえて 田澤穂高 著者の呉座は京都の国際日文化研究センター助教。「一揆の原理」とか、中世の専門家。「応仁の乱」は去年10月の刊行。8刷りで32万まできた。うちの記事で初めて触れたのは、12月の書店ランキング。三省堂書店神保町店で7位に入って、それから、ずっと10位以内。でも、売れ続けて

    なぜ売れた?「応仁の乱」 今年上半期最大の「問題作」: 山陽新聞デジタル|さんデジ
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2017/05/14
    単純に,既知だと思われていたことに未知の視点を取り上げて,知的好奇心を大いに満足させる本だったからじゃないかなあ>なぜ売れた? わたしも読んだけど,面白かったですよ。
  • ひめゆり部隊・沖縄戦について書かれている本で5・6年生の子が読めるもの。 | レファレンス協同データベース

    「ひめゆり部隊のさいご」「忘れな石」「ひめゆりの塔」「母と子でみるひめゆりの乙女たち」「漫画歴史」の太平洋戦争の巻号。

    ひめゆり部隊・沖縄戦について書かれている本で5・6年生の子が読めるもの。 | レファレンス協同データベース
  • 日本の古本屋 / 『神田神保町書肆街考』について

    神田神保町という特殊な大学街=古書店街の形成を論じた『神田神保町書肆街考』を執筆しているときに感じたのは、日は「中金持で中貧乏な国だなあ」ということだった。アメリカのような超格差社会だと大金持ちと大貧乏人しかいない。そのため大金持ちの子供が行く大学の授業料はとてつもなく高い。年間四〇〇万円以上である。一方フランスのような平等が建前の国だと大学の授業料は無料である。 では日はというと、真ん中くらいの授業料で年間一〇〇万円。そのため日の大学は専任教員の数を限定し、不足分を非常勤講師で補わざるをえない。神田神保町に明治・中央・日大・専修などの大学が蝟集しているのは非常勤講師の掛け持ちに便利だからである。 これと同じ構造を神保町の古書店街にも見ることができる。非常勤講師のやり取りに相当するのが市会である。ここでは、仕入れた不要な古書を出品し、必要な専門古書を買うことができる。市会という相互扶

    日本の古本屋 / 『神田神保町書肆街考』について
  • あとがき26 デジタル人文学のために?:大森金五郎編『史籍解説』(三省堂、1937) - あとがき愛読党ブログ

    先日古屋で、大森金五郎編『史籍解説』という小さなを買った。これは戦前に作られた史籍専門の解題集(初版は1937年、三省堂。のち覆刻版が1979年に村田書店から出る。私が買ったのは復刻版)で、『古事記』だとか『吾鏡』だとかの書名を挙げたのち、巻数、内容、著者、編纂沿革、注意などの諸事項を簡単に解説している。収録書目は328点。 なお編者の大森金五郎は学習院大教授として有名な国史学者。早稲田大学での講義をきっかけとしてこの解題を編んでいたが、出版直前に死去してしまい、期せずして遺著となってしまったという(「はしがき」、「書出版にあたって」)。 正直なところ、内容には誤りも少なくない。現在から見て間違っているのはともかく、初版刊行時(1937年)の水準からみてもどうなの?というところはままある。 また、『日書紀』の次に江戸時代の『日書紀通証』が出てくるように、古代・中世の史料と近世の

    あとがき26 デジタル人文学のために?:大森金五郎編『史籍解説』(三省堂、1937) - あとがき愛読党ブログ
  • お知らせ : 京都新聞

    File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから