横浜市は13日、米軍から返還後のまちづくり計画が進む上瀬谷通信施設跡地(瀬谷区、旭区)で、相鉄線瀬谷駅から跡地までの約2キロにバス専用道を設け、車両を2台つないだ連節バスを走らせる「新たな交通」の整備方針を明らかにした。市議会常任委員会で、公共交通が十分にない市西部の対策として報告した。 バス専用道は、瀬谷駅の北側に地下トンネルで設ける。跡地で2027年に開催される国際園芸博覧会の終了後、工事を始め、30年代前半の供用開始を見込む。事業費は約466億円で、半額程度は国費などの活用を検討する。 連節バスの隊列走行や自動運転など、最新技術の導入も図っていく。運行は民間事業者に任せるという。跡地では31年開業を目指し、三菱地所が次世代型テーマパークを核とした複合施設の建設を予定しており、開業と同時期の運行開始を目指す。