神保町交差点の角に立地し、ながらく「岩波ブックセンター」の名で親しまれてきた信山社は、同社の代表取締役会長だった柴田信さんの急逝により、2016年11月に休業・破産手続きにはいった。その後、用途が宙ぶらりになっていた「本の町」の一等地の行方には、多くの人が期待や不安とともに、関心を寄せていたことだろう。 この岩波ブックセンターの跡地に、「神保町ブックセンター with Iwanami Books」(以下、神保町ブックセンターと略記)という施設が今年4月に開業することを、その運営主体となるUDS株式会社が1月31日に発表した。広い意味での「本の施設」としてこの場が続くことを知り、私もホッとした気持ちになった。 プレスリリースによると、神保町ブックセンター は書店・コワーキングスペース・喫茶店の複合施設であり、「本を中心に人々が集い、 これからを生きるための新しい知識・新しい仲間に出会える”本
無駄に元気な、ニコ技深センコミュニティの発起人。スイッチサイエンス/ニコニコ学会β/ニコニコ技術部などで活動をしています。日本のDIYカルチャーを海外に伝える『ニコ技輸出プロジェクト』を行っています。日本と世界のMakerムーブメントをつなげることに関心があります。MakerFaire 深圳(中国)、MakerFaire シンガポールの運営メンバー。 著書「メイカーズのエコシステム」など Twitter:@tks 変化し続ける街 知られざる深セン わずか30年足らずで、人口が30万人から1400万人に増加するなど、人類の歴史上比類のないスピードで発展した深セン。世界の工場として知られたこの場所は、今も中国全土から若者が集まり、65歳以上の高齢者は2%しかいない。爆発的な発展が続く都市・深センの真の姿を、ニコ技深セン観察会の発起人で、深センで行われているDIYの祭典「メイカーフェア深セン」
[ブリュッセル 26日 ロイター] - ベルギーでは今、小学校の校長先生が「ポケモンGO」からヒントを得て考案した企画が大人気だ。これは、参加者がポケモンの代わりに街中に隠されている本を探すというゲーム。 フェイスブックの「Chasseurs de livres(ブック・ハンター)」というグループに参加している人は、投稿された本の表紙やヒントをもとに街中に隠されているこの本を探す。本を見つけて読み終えたら、また、他の場所に隠す。 このゲームを企画したAveline Gregoireさんは「本を整理していたら、しまっておく十分な場所がないことに気が付いた。ポケモンGOで子どもと遊んだことを思い出し、本を放出するアイデアが浮かんだ」と語っている。数週間前に始めたこのゲームだが、今や4万人以上がグループに登録している。
8月10 「筑波研究学園都市、専門書」「書店と小学生」友朋堂閉店について思うこと。 カテゴリ:友朋堂つくば ひとつ前のエントリーの続きです。 ◯友朋堂に関して ・「大きな初期投資」 ・「モールの吸客力」 ・「公務員宿舎廃止」 ・「正社員が多い」 ・「企画無策」 と、書きましたが、見直すと一番上はこれからの再開への障壁で、下4つは過去の経営上の障壁ですね。出版業界全体についても書き始めてましたが、「友朋堂」について続けます。 友朋堂一箱古本市のトークショーや掲示板、過去のつくばヨコの会のライブ放送など見てると、その人によって求めている「書店」が違うと感じました。研究者の交流もできる場としての専門書もある書店、「週刊誌から専門書まで」「地域の本」「かだいとしょ」「おこさまようの本もあるところ」。それぞれ不完全、不満足ではありながらも、(後からこんなに評価してくださってたことがわかった書店員とし
8月9 「まちにとって書店とは」友朋堂閉店について思うこと。 カテゴリ:友朋堂つくば さて、ここからは自分の意見。 自分は人見知りですが、けっこういい加減で、こっち向いていけば、わかんないけど、どうにかなるだろって人間です。ある意味、楽観的というか深く考えてない、緻密ではなく勘で動いてる感じ。でも今回私と話した人は、私を悲観論者と思ったかもしれない。 私はそのまんまの友朋堂復活は難しいと思ってると、今回、会った方々にはお話しました。 ◯友朋堂に関して ・「大きな初期投資」 ちいさな、本のある空間からでも復活をという声もあります。それは出来るかもしれません。でも「週刊誌から専門書まで」の幅広い層に満足してもらうためにはどうでしょう。最低でも友朋堂吾妻店レベルの在庫が必要です。ある程度広い幅を持たせて言いますが、その分の在庫の本だけで5000万円〜1億円程度の金額が必要です。街の本屋の初期投資
無印良品の「ポロワンピ」が3990円のクオリティじゃない!夏にぴったりの涼しさで、シルエットも完璧でした
川の上・百俵館は2015年4月11日に石巻河北地区にオープニングいたしました。オープン当日の様子を写真と共にご紹介します。
青森県八戸市は2016年夏、中心市街地に市直営の施設「八戸ブックセンター」(仮称)を開設する。5月に八戸市が発表した構想によると、「大人を対象とした本のセレクトショップ」で、カフェを併設し、生活雑貨の販売やイベントなど実施。「これまで手に触れる機会が少なかった本に出会える場の創出」することで、「本のまち」として活性化をはかる考えだ。現在、その計画にアドバイザーとして関わっているのが、東京・下北沢の個性派書店「本屋B&B」を手がけるブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん。一体、どのような書店になるのか? 既存の書店や図書館との関係は? 気になる疑問を内沼さんに聞いてみた。 下北沢駅から歩いて1分もかからない場所に「本屋B&B」はある。通好みの本が並ぶ棚をみれば確かに書店なのだが、よくある「街の本屋さん」とはちょっと違っている。まず、店名からしてユニークだ。1つ目の「B」は「ブック」というの
Online ISSN : 1347-1597 Print ISSN : 0021-7298 ISSN-L : 0021-7298
今回はその「本+(hontasu」シリーズの第1回として、トークセッション 「本+空間(hontasu 空間)Vo.1」が開催されました。 ゲストは、堀部篤史氏(恵文社一乗寺店長)・内沼晋太郎氏(ブックコーディネーター、B&B共同プロデューサー)・砂川昌広氏(とほん店主)という豪華ラインナップです。ユニークな店舗づくりをする書店の方々を迎え、「本のある空間」について考え、語り合おうというものです。 ★パネリストのお話 独自の書店経営をされているお三方を講師に迎え、それぞれの思いや哲学について、お話をお聞かせ頂きました。 お三方に共通しているのは、(大規模書店ではないものの)自分の思いや演出で書店を魅力的な空間に仕上げ、顧客に愛されている存在にされている点です(以前の私の参加レポート:恵文社さん/B&Bさん)。 それだけに、パネリストのお話やフロアを交えてのグループセッションはとても興味深い
私が図書館に関心を持ち、図書館について学ぼうと考えるようになったきっかけは、初めて自分ひとりだけで図書館に行ったときの感動だった。 それは小学校低学年の頃だったかと思う。私が小さな市立図書館の扉を開いて、自由に本棚を歩いているときに抱いたイメージは今でも覚えている。それは無数の窓であった。 それも窓と窓が重なりあい隣り合い、ひとつの結晶構造を形作っているような、そのようなイメージだった。窓の向こうには私が行ったことのない国があり、会ったことのない人がいて、今まで聞いたことのない話をしてくれようと私に手を伸ばしている。窓から窓に様々な糸が張り巡らされていて、窓を開いて話を聞いているとき(つまり本棚から本を取り出して読んでいるとき)、ときおりその糸が揺れうごき、窓と窓の関係を私に教えてくれた。 本棚を前にしてこのようなイメージを抱いた時、私は自分が無数の人びとと共に生きていているということを実
デジタルならではの「生みの苦しみ」 内沼:さきほどのケヴィン・ケリーの「本とは持続して展開される論点やナラティヴである」という定義(※Part 1を参照)は、ウィキペディアで定義されているような「本とは冊子である」というのとは別の話で、最初のほうで話題に出た「本とは生みの苦しみである」という話に似てる気がします。そもそも生むのが苦しくなかったら、論点とかナラティヴが持続しないと思うんですよ。 ――ただケヴィン・ケリーの言葉だと、紙の本かどうかという話は抜きになるんですよね。紙だからこそ「生みの苦しみ」があるとしたら……ああ、こっちも紙か電子かは関係ないのか(笑)。 吉本:紙のほうが「生みの苦しみ」がより強制的に……。 内沼:そう、比較的に起こりやすい、というだけの話で(笑)。 河村:それに、紙のほうが手触りや雑誌のレイアウトによって、行間に込められた「苦しみ」が分かりやすいんですよ。デジタ
by Tim RT 「16歳から24歳の約3人に2人が電子書籍より紙の本を好む」という調査結果が出ているものの、電子書籍マーケットは広がりを見せており、オンラインマーケットで自費出版する人も増えています。しかし現在の電子書籍には「後世に残すための記録保存が困難である」という大きな問題があり、貴重な本が後世に伝えられないまま消えていってしまう可能性があることをThe Vergeが指摘しています。 The fight to save endangered ebooks | The Verge http://www.theverge.com/2014/5/9/5688146/the-fight-to-save-endangered-ebooks 「史上最低の映画監督」と呼ばれるエド・ウッド監督は制作した映画すべてが興行的に失敗し、常に赤貧にあえぎ、晩年は低予算映画の脚本やポルノ小説の執筆で生計を
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