生成AIを社内で使えるようにしたのはいいが、使いこなしている社員はごく一部――。そんな悩みを抱えている企業は少なくない。 そこで参考になるのが、日清食品ホールディングスの取り組みだ。 「インスタ映えを狙ったカップヌードルのフェス」「アートコンテストの開催」「地元食材を使ったアレンジレシピの試食コーナー設置」「スマホアプリを使った脱出ゲーム」――。 多彩な売り場の企画を提案した「主」は、日清食品HDが4月に導入した対話型AI「NISSIN AI-Chat」だ。 これらのアイディアは、営業担当者がAIにスーパーとの共同企画を出してもらったときの一例。営業担当者が見て、納得できる提案もあったという。 営業が生成AIへの「質問力」を特訓 日清食品HDは、「チキンラーメン」「カップヌードル」といったロングセラー商品に加え、営業担当者が提案するエンタメ性のある売り場づくりが強み。得意の企画力をAIにサ