書籍を裁断、スキャンして電子化する「自炊」について、代行業者が行う場合は著作権侵害に当たるかどうかが争われた訴訟で、最高裁はこのほど、業者側の上告を受理しないことを決めた。著作権侵害に当たると判断した知財高裁判決が確定した。 2011年に作家の浅田次郎さん、東野圭吾さん、林真理子さんら7人が代行業者を提訴。作家側は、ユーザー個人が電子化する行為は私的複製として「認められる余地がある」が、業者が大規模に客を募って行う場合は「私的複製に該当しないことは明らか」(弁護団)と主張。業者側は「複製の主体はユーザーであり、業者は『手足』に過ぎない」と主張していた。 知財高裁は2014年10月、自炊代行では業者が複製の主体だとし、私的複製として認められる要件を満たしていないとして著作権侵害を認め、賠償金70万円の支払いと複製の差し止めを命じていた。 関連記事 「自炊」代行2社にスキャン差し止め要求 東野
本のページをスキャナーで読み取り電子書籍にする、いわゆる「自炊」という作業を業者が代行することが違法かどうかが争われた裁判で、最高裁判所は、業者側の上告を退ける決定を出し、代行業者に「自炊」の禁止を命じた判決が確定しました。 業者側は「本の所有者が個人的に楽しむのを手伝っただけだ」と主張しましたが、1審と2審は、業務として有料で行った行為で著作権の侵害にあたるおそれがあると指摘したうえで、「業者は作家からの警告に回答せず、行為を止める必要がある」として、7人の作品について「自炊」の代行の禁止を命じました。 業者側は上告しましたが、最高裁判所第2小法廷の小貫芳信裁判長は17日までに上告を退ける決定を出し、代行作業の禁止を命じた判決が確定しました。 「自炊」の代行を巡っては、代行業者の間で著作権を侵害しないためのルールを検討する動きも出ています。
ScanSnapの新モデルが出たということで「この前出たばっかりなのに..」と思ったらなんと非破壊型(裁断なしで本を開いたままでスキャンできる)でした(参照記事)。 (写真はPFUのサイトより) 見開きにした本の湾曲を自動的に補正する「ブック補正」や、スキャン時にページをめくったことをセンサーで自動検出し連続スキャンできる「ページめくり検出」機能などが用意されており、高品質なスキャンデータを簡単に制作できる。読み取り速度は1枚当たり約3秒以下。 だそうです。300ページの本だと見開きでスキャンして約7分、ちょっと面倒ですが、ただページをめくっていくだけの作業なので音楽でも聴きながらやればすぐできそうです。少なくとも通常のフラットベッドスキャナーでスキャンするよりははるかに楽です。価格は59,800円、時がたてばもっと安くなるでしょう。大きさは210(幅)×156(奥行き)×383(高さ)ミ
スキャン代行サービスを手掛けるブックスキャンら4社が蔵書の電子化を行うための環境づくりを目指す団体「日本蔵書電子化事業者協会」を設立した。 スキャン代行サービスを手掛けるブックスキャンら4社は6月7日、読者が安心して蔵書の電子化を行うための環境づくりを目指す団体「日本蔵書電子化事業者協会」を6月5日付けで設立したことを明らかにした。 同協会の会長兼代表理事にはブックスキャン代表の岩松慎弥氏が就任。ブックスキャンのほか、山セ、FIVE GIVES、SGIシステムが会員に名を連ねている。また、松原 聡氏(東洋大学教授)、石川 准氏(静岡県立大学教授)の両名がアドバイザーとして参加している。 個人の蔵書をユーザーに代わって電子化する業態は、スキャン代行サービスなどと呼ばれここ数年人気を博してきた。しかし、一方で、そうした業態が複製権の侵害であるとする作家7名が行為の差し止めを求める提訴を行ってお
自炊代行を擁護する人って、ちょっと客観性に欠けている人が多いですよね。 先日、自炊代行業者が著作権法違反容疑で逮捕されました。で、それを伝える記事がこちらなんですが―― 書籍「自炊」代行を逮捕 著作権法違反容疑 これを読んだ自炊代行擁護の人たちが、目くじらを立てて怒ったんですよね。 曰く―― 「タイトルが恣意的。容疑は海賊版の販売であって自炊代行は関係ない」 「これは記者が自炊を貶めるために書いた」 「マスゴミ」 などなど……。 つまり彼らは、「悪徳な海賊版業者が、たまたま隠れ蓑で自炊代行をしていただけである。だから、この記事の書き方は自炊代行を不当に貶めるものだ」というわけです。 ところがこの後、その逮捕された人をネットで調べた村上福之さんの記事がアップされたんですが、それを読んでみると、状況証拠ではありますけれども、どうも初めは善良な自炊代行業者だった人が、経営が立ち行かなくなって海賊
先日、自炊業者が逮捕されて、自炊業界に震撼が走りました。 「銀魂」45冊など複製、「自炊」代行業者逮捕 著作権法違反容疑 しかし、実態が、自炊業者ではなく、会員登録してくれたら、漫画あげるよというただの、違法コピー配布だったみたいです。社長は25歳の人ですね。 節子、それ、自炊ちゃう!ただの違法コピーや! http://ameblo.jp/50scanner/ http://www.fifsca.com/ ベルセルクやハンターハンターもくれるみたいです。 極めつけは、大人買いサービスという、「もう本とか送ってくれなくていいから、データだけ売るよ!」というアヴァンギャルドすぎるサービスまでやっています。すでに自炊ではない。。。 香ばしすぎて吹きました。どうも50円~で自炊代行してくれるみたいです。しかも、システマティックなbookscanと違い、メールベースとフォームベースを活用したの完全人
「ソガ・ヒトミ」その存在に驚愕した日本政府 曽我さんは自責の念を抱えて帰国した 「若い人にこそ知ってもらいたい拉致問題」(後編)
Myブック変換協議会〔正式名称:蔵書電子化事業連絡協議会〕 2013年4月19日に行われたMyブック変換協議会のシンポジウム「蔵書電子化の可能性を探る」に行ってきました。いろんな意味で興味深いシンポでしたので、レポートさせて頂きます。 まず、このシンポジウムはいったいなんだったのかというのを振り返って考えてみると、著作権者の一部”過激派”が自炊代行業者を「撲滅してやる!」と訴訟を起こしている一方で、著作権者でも”穏健派”が「歩み寄りたいと思います」というボールを自炊代行業者へ投げることが目的の会だったように思います。 シンポの前に出ていた、Myブック変換協議会の統括である日本写真著作権協会常務理事の瀬尾太一さんへのインタビュー記事で、瀬尾さんがどう考えているかはほとんど全て述べられています。 ところが、冒頭で挨拶に立った会長の三田誠広さん(日本文藝家協会副理事長)と瀬尾さんの考えは若干異な
- 1 - 「間接侵害」に関するヒアリング資料 (20120829 著作権分科会法制問題小委員会) 社団法人 日本書籍出版協会 社団法人 日 本 雑 誌 協 会 (1)リーチサイト 【仕組み】 ①国内サーバ上でHP(リーチサイト)を運営:大量の作品タイトル(テキストデータ)を表示 ②(何者かが)無許諾で複製した書籍データを海外サイバーロッカー(オンラインストレージ)にアッ プロード ③①のタイトルと②の書籍データをリンクでつなぐ。 【リーチサイトの巧妙化・悪質化】 ○複数のサイバーロッカーにリンクをはる:ひとつのファイルを削除する労力が倍加する。 ○悪質サイバーロッカーとの連携: ①削除要請に応じないまたは時間がかかるサイバーロッカーを選択(すでに 9 割のサイバーロッカー は米国から移転。準拠法もコンプライアンスの意識も様々) ②ひとつのサイバーロッカーにファイルをアップロードすると、
アルバイトを募集しています。仕事内容は受付/ブースの使い方説明等。時給1,080円~&自炊無料特典!! 【New】持込裁断代行について 担当スタッフが負傷してしまったため、平日の持込裁断(裁断とスキャン・裁断のみ 両方が対象です)をしばらく休止させていただきます。土日は受付しておりますので、土日でのご利用をお願いします。 ※宅配裁断代行は受け付けていますが、納品に多少多めに時間がかかる可能性があります。 裁断代行依頼について ファイリング利用前提で背表紙を薄くカットする場合はその旨をメールにてお伝え下さい。裁断代行はこちらから 秋葉原店入荷予定公開 (2024/01/24) コミック・ラノベの入荷スケジュールは こちらのリスト でご確認ください。 【 営業時間 】 月~金 15時-22時(最終受付 21:30) 土曜 13時-21時(最終受付 20:30) 日曜/祝日 13時-2
一昨日にネット知人の方から、海外のAmazonの電子書籍サービスKindleストアで、日本の同人誌が販売されているのだが、許可を得ているものには見えない、という情報をいただきました。 そこで、まずアメリカAmazonのKindleストアで、「同人誌」の英訳のひとつに当たる"Fanbook"で検索してみると、確かに140冊ほどの、英語翻訳された日本の同人誌作品が登録されているのが見つかりました。9.99ドルの価格設定で、今年の4月19日から大量に登録され始めています。 また、これはアメリカAmazonだけでなく、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、フランスなど、各国のKindleストアでも購入出来るようになっています。 登録されている全ての同人作品について知っているわけではないそうですが、大手のサークルさんが多いそうですし、蒼樹うめさんやむっちりむうにいさんのような、プロの漫画家さんの同人
権利者拒否でBOOKSCANから本が戻ってきた 2012-06-02 スキャン依頼したら権利者拒否で戻ってきた 書籍の裁断スキャンを代行してくれるBOOKSCANを愛用しているのですが、スキャン依頼をした本が権利者拒否で戻ってきました。 品名に「権利者拒否」とか書かれています。 権利者はBOOKSCANライツコントロールセンターで管理できる BOOKSCANでは、書籍の権利者がスキャンの依頼を拒否できるように「BOOKSCANライツコントロールセンター」というサービスを提供しています。ここで拒否登録された書籍はスキャン依頼者に返送されるようになっています。 BOOKSCAN ライツコントロールセンター 200冊ほどBOOKSCANに依頼していて初めてのことなので、拒否されることは少ないと思いますが、あるんですねえ。好きな本の電子化が権利者から拒否されたことはちょっと悲しいですが、仕方ないの
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作家・漫画家ら7人が「書籍を裁断・スキャンして電子化する『自炊』の代行は違法」として、代行業者2社に差し止めを求めた訴訟で、被告業者の1社が27日、原告の請求を認め、代行業務をやめると発表した。ホームページ上で、「訴訟の負担や対外的な影響があり、本業のシステム開発に支障をきたす可能性が出てきた」としている。 提訴していたのは浅田次郎さん、大沢在昌さん、永井豪さん、林真理子さん、東野圭吾さん、弘兼憲史さん、武論尊さん。「電子化を業者が代行することは、著作権法で認められる『私的使用のための複製』にはあたらず、作家の複製権を侵害している」と主張していた。訴えられた別の1社も、2月にサービスを中止している。
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