ドイツ有力紙の元東京特派員が今月、離任に際して書いた「告白」記事が話題になっている。昨年来、「日本の外務官僚たちが、批判的な記事を大っぴらに攻撃しているようだ」と指摘している。米主要紙の東京特派員は、記事中の識者の選定を巡り、日本政府から細かい注文をつけられた。日本の姿を世界に伝える在京特派員と日本政府がぎくしゃくしているのはなぜか。関係者に直接、話を聞いた。 注目されているのは、独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)のカルステン・ゲルミス記者(56)が書いた英文の寄稿「外国人特派員の告白」だ。日本外国特派員協会の機関誌「NUMBER 1 SHIMBUN」4月号に掲載された。これを、思想家の内田樹(たつる)さんがブログに全文邦訳して載せ、ネット上で一気に広がった。 ゲルミス記者は寄稿で、日中韓の対立について書いた自分の記事に対する、日本政府からの「侮辱」的な抗議について記した。 ゲル
安倍晋三首相は20日のBS番組で「心からのおわび」「植民地支配と侵略」などを明記した村山談話(1995年8月)の核心について、今夏発表するとしている70年新談話では「書く必要はない」「私の考え方がどのように伝わっていくかが大切だ」と述べました。また「歴史認識においては(歴代内閣の)基本的な考え方は継いでいくと申し上げている。そこ(過去の談話)に書かれていることについては、引き継いでいく」と語りました。 しかし、「基本的な考え方」を引き継ぐなら、戦後70年という節目で、談話の核心部分を再確認するのが当然です。「引き継ぐ」といいながら「書かない」と断言するのは大きな矛盾です。 「村山談話」の継承を否定する発言を繰り返し、「慰安婦」の強制性を事実上否定してきた安倍首相が、結局、「村山談話」のキーワードを「書かない」ことに固執すれば、「歴史偽造」そのものと受け取られるのは当然です。 安倍首相は22
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