日本航空(JAL)は22日、「空の日フェスティバル2011」に合わせて国際線就航当時の機内食を再現するイベントを行った。 機内食は、1954年にプロペラ機のDC6Bで飛んだ羽田-ウェーキ-ホノルル-サンフランシスコ線のツーリストクラスで提供されたものを再現。現在のエコノミークラス相当ながら、スープやデザートもついた本格的な機内食を抽選に当選した16人が現在の機内食と食べ比べて楽しんだ。当時のメニューは残っていたもののレシピはなく、関係者への聞き取りを行いながら1カ月ほどかけて再現したという。 新潟県長岡市から来た小学1年生の星野幸輝くん(6)は「思ったより豪華で当選して運が良かった。プリンはあとで楽しみながら食べたい」と笑顔を見せ、母親で主婦の枝利さん(38)は「50年以上前に今の子どもが喜ぶようなメニューがあるとは思いませんでした」と驚きながら味わっていた。【米田堅持】