新宿から特急あずさに乗り、2時間半。信州・上諏訪の地で日本酒と本がコラボレーションしたブックイベント『くらもと古本市』がはじまった(会期:2017年6月6日〜6月19日)。本イベントでは、諏訪を代表する5つの酒蔵(舞姫・麗人・本金・横笛・真澄)が会場となり、新刊から古本、リトルプレス、本にまつわる雑貨などが販売される。全国各地の本屋による選りすぐりの商品は、テーマごとに分かれて各蔵に陳列されている。期間中は、諏訪五蔵を渡り歩き、日本酒の試飲を楽しむ「酒蔵めぐり」にも参加可能だ。全国的にも珍しい、お酒と読書が同時に楽しめるイベントの魅力を、開催初日の現場からお届けしよう。 酒蔵の一角で、本好きと酒好きが出会う 2013年からはじまった『くらもと古本市』は、今年で8回目を迎える。イベント開催のきっかけを作ったのは真澄(宮坂醸造)の蔵元夫人で蔵元ショップ「セラ真澄」のプロデューサーである宮坂公美