島根県安来市で新しいご当地グルメ「安来ドジョウ 寿司 ( ずし ) 」が“誕生”し、ドジョウのすしと柳川鍋の御膳の提供が24日、市内の飲食店5店で始まった。 同市は安来節で知られる名物・ドジョウの料理で観光誘客を図る。 同市などによると、同市は2003年から本格的にドジョウの養殖事業を始め、14年には大分県宇佐市、大分市に次ぐ全国3位の生産量(約4・5トン)だったが、観光資源として定着していなかった。 ドジョウを使った料理で地元を活性化させようと、安来市などは15年9月、全国で地場産食材にこだわった料理の企画開発に携わるじゃらんリサーチセンターのヒロ中田さん(56)の協力を得て、同市の料理人などと57回にわたって会議を開き、メニューを開発した。 ドジョウを食べる習慣がない人が抱く抵抗感を和らげようと、調理法や味付けを工夫したすしと柳川鍋などのセットにした。すしは、ドジョウの空揚げとしゃりを