長らく、更新が滞っており、失礼いたしました。 さて、日本教育新聞にて、「教育の中の著作権を考える」と題しまして、3回の連載を頂きました。第1回目は7月14日付けでしたので、ご覧になった方もおいでかと思います。 日本教育新聞では、これまでも、様々な著作権教育の実践例や取り組みについての記事を掲載しておりましたが、「なぜ著作権教育が必要なのか」ということに立ち戻って、考えてみようということで、今回のお話を頂戴いたしました。 私どもが常に意識しているのは、「著作権教育は、著作権法教育ではない」ということです。学校教育における「著作権教育」というのは、法律(著作権法)の文言や、法律の解釈をすることではなく、著作権がなぜ大切なのか、ということを理解する教育であると考えています。法を守って著作物を利用することを学ぶだけではなく、創作活動を通じて、自らが権利者にもなることを知り、権利者の立場、利用