自分が「常識」、「当たり前」だと思っていることが、実はそうでもない、貿易をやっているとそういう場面によく遭遇します。 それが「文化や習慣が違うんだね。世界は多様だね。」と思うだけで終わるならばいいのですが、時にはビジネスに直接関わってくることもあります。 そのひとつが、数を表記するときの「桁区切り」、そして、「小数点」です。 私達日本人は、大きな数字を書くときには桁区切りで3桁ごとに「,(カンマ)」をつけ、小数点を示すときには「.(ピリオド)」を使います。 それが世界中で当たり前の「ルール」だと思っている方も多いでしょう。 しかし、桁区切り、小数点の表し方は国によってけっこう違うのです。 日本での表記「1,234,567.89」となる場合を例に見てみましょう。 米国、英国、中国、韓国、南アフリカ、南米の一部の国など 日本と同じく「1,234,567.89」が主流。 しかし、米国と英国の一部