横浜美術館では22日から、現代美術における"ゴス・ゴシック"の作品を集めた「GOTH−ゴス−」展を開催する。期間は2008年3月26日まで。 Dr.ラクラ《Untitled(ハエと紅茶)》2007年、インク, 古い絵葉書、個人蔵 協力 : クリマンズット(メキシコ) "ゴス・ゴシック"とは、現在では幻想的・怪奇的なものや死、狂気や装飾過剰なイメージなど、独特の感覚のあり方を指している。同展では、そのような"ゴス・ゴシック"を退廃的ととらえるのではなく、保守的な社会から抜け出そうとする人間のリアリティとして認めることで、ユニークな芸術作品を見出しているのが特徴となる。 展示作品は、6組のアーティストが制作した立体・絵画・映像・写真など、ジャンルもさまざま。リッキー・スワローの骸骨をモチーフにした彫刻作品や、Dr.ラクラの古写真、絵ハガキを素材にしたドローイング作品、吉永マサユキの「ゴスロリ