「オープンソース」と「オープンソーススタイルの開発」は違う ――簡単に自己紹介をお願いできますか。 増井:学生の時からずっと起業していて、実は一度も上司がいたことがないのです。 高校生の時からアルバイトで顧客管理や在庫管理のプログラム作りをしていて、大学生になってもずっとフリーランスでやっていました。そのうち大きな会社の取引も増えてきて、法人化しないと口座が作れないと言われてやむなく会社を作り、一人で回らないから人を雇ってやっていました。 でも会社をやるのはあまり向いていないことに気がついた。そこで会社をたたんでもう一回フリーランスになったものの、アメリカに行くビザを取るためにまた起業しました。その後リーマン・ショックにやられたり、自分の限界を感じたりして日本に戻ってきて再度起業し、その会社も大きくなった。僕は小さい会社を立ち上げるのが好きなので、10月に独立したところです。 ――オープン