東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われれた第2回電王戦の初戦、阿部光瑠四段vs.習甦(しゅうそ)の対局は、、阿部光瑠四段が113手までで勝利した。 阿部四段の先手で始まった注目の初手は、▲7六歩と奇をてらうことなく、ふだんと変わらない差し手だった。序盤は角換わりの展開となり、トントンと進んでいったので意外とすぐ終わってしまうのではと思われたが、その後はコンピューターが意外と時間をかけて読みつつ指し、お互いしっかり駒組みをする展開に。そのままお昼を迎えた。昼の休憩までの残り時間は、阿部四段が3時間22分、習甦が3時間だった。 いっぽう、大盤解説が行なわれた六本木・ニコファーレでは、解説者の阿久津主税七段と聞き手の矢内理絵子女流四段による軽快なトークを交えた解説が行なわれた。タイトル戦というわけではなくしかも有料なのに、会場にはたくさんの将棋ファンが詰め掛けており、注目度の高さが伺えた。 ロビーには