青と緑のチームに分かれてポータル(拠点)を奪い合う位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」。Googleの社内ベンチャーであるNiantic Labsが開発したこのスマートフォンゲームがギーク層を中心に人気を集めている。現在200の国や地域で提供されており、累計ダウンロード数(iOS/Android)は1000万を超えるという。 ゲームでは実在するランドマークや名所がポータルになっており、実際にその場に行かなければ奪えない。そのため、ポータルを探し歩く中で、地元の魅力を再発見したり、健康的になったというプレーヤーもいることから、企業や自治体も注目し始めている。Ingress自体に課金機能はないが、遠方まで足を運び観光や食事にお金を払う、いわゆる“リアル課金”による町おこしを期待できるからだ。 岩手県は、観光振興や地域活性化を目的に、いち早くIngressを取り入れた自治体の1つ。In