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物理に関するhonehonerockのブックマーク (6)

  • 量子力学に「観測問題」は存在しない|Masahiro Hotta

    前世紀には観測問題を論じる人が多かったのですが、標準的な量子力学にはそのような観測問題はなかったことが現在では分かっております。例えば以下のように理解されています。 (1)波動関数の収縮について: 量子力学は情報理論の一種であり、波動関数は古典力学の粒子のような実在ではなく、情報の集まりに過ぎません。測定によって対象系の知識が増えることで、対象系の物理量の確率分布の集まりである波動関数も更新されるのが波動関数の収縮です。 「系を観測をすると、その波動関数(または状態ベクトル)は収縮し、その変化はシュレディンガー方程式に従わない」と聞いて、前世紀の「観測問題」に目覚めてしまって、「波動関数とは?収縮とは?」と懊悩してしまっている物理学徒は、まず箱の中の古典的なサイコロの目の確率を考察してみて下さい。 各目の出る確率は1/6で、一様分布でしたが、箱をとってサイコロを観測して3の目が出ていれば、

    量子力学に「観測問題」は存在しない|Masahiro Hotta
    honehonerock
    honehonerock 2024/04/14
    二重スリット実験の話をしてるブコメあるけど、あれは観測行為が観測結果に影響を与える「観測者効果」の部分が不思議にみえるのであって、干渉縞が出たり消えたりすること自体は不思議ではなかったはず。
  • 観測問題って何?

    “観測問題”について 知っておかなくてもいい いくつかのこと 沙川 貴大(東大物工) 2021年4月23日 まず • 標準的な量子論の枠組みは、任意の実験状況において、操作的に、 曖昧さの余地なく、必要な計算が全て出来るように作られていま す[1,2]。 • これは量子測定のプロセスについても例外ではありません。射影仮説と呼ばれる ものは、仮説ではなく、確立した実験事実です。 • より一般に、誤差のある量子測定を扱う理論も確立しています [1,3]。このような 量子測定理論は、いわゆる”観測問題”とは異なり、最先端の量子技術を理解する うえでも欠かせない重要な物理の話です。 • すなわち、任意の実験状況を物理の問題として考えるうえで、”解 釈”や”観測問題”はirrelevantです。気にする必要はありません。 • それでいい、という人は、この先を読む必要はありません。 かわりにNiels

    honehonerock
    honehonerock 2023/10/13
    よく理解できたとは言えないけれど、日常的な意味での実在に関しては、不可知論に近い立場な気はする。とはいえ、日常的な意味での実在を何か厳密な意味での実在に確立するのには使える気はする……。
  • 「遅咲き」の女性物理学者62歳 「心身がガタガタだった」30代後半からの十数年を越えて挑んだ新しい分野 | AERA dot. (アエラドット)

    小型の中性子線装置(RIKEN Accelerator-driven compact Neutron Systems=RANS)2号機の前で説明する大竹淑恵さん 理化学研究所(理研)に勤める物理学者の大竹淑恵さんは、日中性子科学会の学会賞を2022年に受けた。中性子(ニュートロン)という粒子を使って、橋や道路などのインフラの内部を「透視」する技術の開発をリードする。標準化を目指す「ニュートロン次世代システム技術研究組合」の理事長でもある。 【写真】若い意欲にあふれたまなざし。東海村にある原研3号炉で実験していたとき 自ら「遅咲き」という。研究が軌道に乗ったのは50代に入ってから。30代後半から心身の不調に悩まされ、家族の看護と介護に翻弄された時期もあった。最初の結婚は6年間で終わり、40歳を過ぎて踏み切った17歳年下との事実婚は2年前に解消。「私はいつも男の人を養っちゃう。それで、相手が

    「遅咲き」の女性物理学者62歳 「心身がガタガタだった」30代後半からの十数年を越えて挑んだ新しい分野 | AERA dot. (アエラドット)
    honehonerock
    honehonerock 2023/05/04
    これは面白いなあ。そして、勉強になる。わしも甘えてダメにならないようにしないとな。…とはいえ、この方とはバイタリティーの量が全然違うと思うので真似はできないよなあ。
  • 量子力学が投げかける究極の問い──「物質は実在しない」は本当か?(吉田 三知世)

    相対論とならぶ二大物理理論・量子力学は、世界の見方を根幹から変えたことで知られています。量子力学が提示した世界観・物質観に猛然と異を唱えたアインシュタインは、量子力学の創始者の一人・ボーアと激しい論戦を繰り広げました。 「果たして実在とは何か」──大いなる問いをめぐる熱い論争の100年を克明にたどった近刊『実在とは何か──量子力学に残された究極の問い』(筑摩書房)が話題となっています。 同書の翻訳を担当した吉田三知世さんに、その深い魅力を語っていただきました! 量子力学の解釈問題 20世紀の幕開けに萌芽(ほうが)した量子力学は、1925年に理論的に定式化され、はや100年になろうとしている。その応用は着々と進み、エレクトロニクスを生み出して、情報通信技術や医療その他の産業を成り立たせている。スマートフォンなど、日常生活で触れる機器をとおして暮らしにも浸透している。 ジャーナリストのブライア

    量子力学が投げかける究極の問い──「物質は実在しない」は本当か?(吉田 三知世)
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    honehonerock 2021/10/18
    純粋理性批判について言及しているブコメ、賛同する。現代的なコペンハーゲン解釈は、ざっくり、物自体については科学の領分ではない、と言っているように僕には聞こえる。堀田先生のツイートとか読むと特に。
  • [2/24追記] 円周率の問題に便乗する。半径11の円の面積はいくつか?

    小学校の円の面積の計算の問題でバズっているのを見かけたので便乗してみる。 初増田なのでなんかおかしなことがあったらごめんと先に誤っておく。 そして、わたしは計算が嫌いで物理と数学から逃げ続けた生物系研究者で、特に円周率に対して深い知識があるわけではないことも付け加えておく。 最後に追記あり 12/24 2:30頃追記 ①.バズった問題の概要詳細はリンク先を確認していただけると良いと思う。 http://togetter.com/li/940931 簡単に経緯を説明する。 ある人が小学生の宿題を見ながら以下の疑問を提起した。 「半径11センチの円の面積を円周率を3.14として計算した時の答えは、11*11*3.14=379.94は厳密には誤りで、 有効数字3桁で380の方が正しいのではないか?」 これに端を発して賛否両論様々な議論が巻き起こったのである。 (ちなみに、半径11の円の面積を5桁

    [2/24追記] 円周率の問題に便乗する。半径11の円の面積はいくつか?
    honehonerock
    honehonerock 2016/02/23
    やはり、かけ算の順序問題と同じく、特定業界の特定表記が意味するところを普遍的な世界の真理と扱おうとするやからが問題をややこしくしてるよなあ。理系とか文系とか関係ないよこれ。完全にある種の人の問題では。
  • 油断するなここは戦場だ

    コライダー物理の勉強会のホームページが引っ越しました。 http://research.kek.jp/people/nojiri/collider.html 世話人のいない大学には積極的に広報しておりませんが、 強く参加を希望される方はKEK の野尻(nojiri at post kek jp) までご連絡ください。 コライダー物理の勉強会 場所:IPMU seminar room B 日時:11月12日 13:30- 13:30-15:30 (休憩あり)"LHC の物理をコンピューターで再現する pythia8 から delphes3 まで"  野尻(KEK) 16:00-17:00 "CheckMATE introduction"  高江洲(東大) pythia8 というイベント生成コードを使って、 イベントを作り、detector での smearing などの 影響をみる Delp

    油断するなここは戦場だ
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