前回は、各国が自国産業の国際競争力の強化を目指して戦略的に世界のリーダーポジションを次々と奪い合っているなか、なぜ日本だけが取り残されているのかについて考察した。今回はその解決策として期待できる新たな国の制度について述べたい。 経産省が提案するトップスタンダード制度 2012年度から、経済産業省の「トップスタンダード制度」がスタートした。業界団体などでのコンセンサス形成を必須としない、新しい国際標準提案のプロセスである。わかりやすい資料がすでにWEBに開示されている。経済産業省は「優れた技術であっても、国際標準化に失敗すれば市場の獲得に支障が生じ、事業展開が困難となる場合も存在。研究開発の初期の段階から、戦略的な研究開発と標準化の一体的推進を描くことが重要」とこの制度の動機を説明している。 一方では、2008年から2009年の1年間を見ても、他国が軒並み国際提案件数を増加させている(韓国:
家電製品をややこしくしている原因の1つは似たような規格の多さ。自分の持っている機器に対応しているものはどれなのか選ぶのが大変なうえ、互換性がないために同じような性能のもので部屋があふれかえってしまうということにもなりかねません。 そこで、登場してから長い時間がたっているしそろそろ互換性を持たせてくれてもいいんじゃないか……という規格を10個集めてみました。 詳細は以下。 Standardize This! 10 Technology Messes That Need Fixing - PCWorld ■電源プラグ ノートPCやデジカメ、携帯音楽プレーヤーなどの電子機器は充電しなければ使うことができませんが、これらの電源プラグのうち公式に互換性があるものはほとんどありません。そのため、もし外出先で電池が切れてしまっても、気軽に隣の人に借りるということもできず、出かける度にコードの山を持ってあ
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