ブレイブルーパス(いわゆる東芝)対ワイルドナイツ(いわゆるパナソニック)のリーグワン・ファイナルは、時の経過を忘れさせ、心を揺さぶられる傑作となった。
ブレイブルーパス(いわゆる東芝)対ワイルドナイツ(いわゆるパナソニック)のリーグワン・ファイナルは、時の経過を忘れさせ、心を揺さぶられる傑作となった。
日本バレーボール協会の新ブランド発表イベントにトークショウのメンバーとして参加したときのこと、川合俊一日本バレーボール協会会長から興味深いことを聞いた。 「高校生の男子バレーボール部は増えています。逆に女子のバレーボール部は減っているのが課題です」 ほぅ。これは興味深いことを聞いた。早速、部活動の活動実態を調べようと、 「全国高等学校体育連盟 加盟・登録状況」 というページを開いてみた。 これが興味深い。年度ごとに加盟校の数、登録者数(選手のことだね)が発表されている。 今回は2013年と2023年の状況を比較し、過去10年間でどんな変化が起きているかを調べてみた。すると…… ■男子バレーボール部 2013年 2750校 2023年 2756校 ■女子バレーボール部 2013年 4029校 2023年 3689校 男子は微増、女子は8.4パーセントほど減少しているのだ。 もちろん、少子化の
Jリーグで18年。まもなく迎えるリーグ最終節を終えれば、指揮した試合の数は歴代最多記録となるJ1通算556試合に到達する。「最もJリーグを知る外国人監督」であるミハイロ・ペトロヴィッチ(66歳)は、日本サッカーの現状をどう見ているのか。自身のルーツからJリーグが抱える課題、そして愛弟子・森保一が率いる日本代表への期待まで、たっぷりと語った。【NumberWebインタビュー全3回の1回目】 北の大地に根を張って、はや6年。自らが信奉する攻撃スタイルを磨き続けるミシャこと、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はJリーグの中で稀有な存在だ。負けがこめば責任を負ってすぐクビになる監督業を生業としながら、『成績』からは少し離れた場所で信じる道に邁進することを許されているように見える。 2006年に来日してサンフレッチェ広島の監督として6年を過ごし、2012年からは浦和レッズを6年率いた。そして2018年から
知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった西武・山川穂高内野手に対して、西武球団は9月4日に「無期限で公式戦への出場停止」とする処分を発表した。 「不起訴処分になったとはいえ、これだけ世間を騒がせた。主力選手としての責任ある立場ということもあるので、球団としては今回の事態を重く見て、しっかり処分すべきだと判断した」 都内で開かれた12球団実行委員会後に西武・飯田光男球団本部長が取材に応じ、処分に対する球団の考えをこう明らかにしている。 「不起訴処分」を受け、球団としてペナルティー 山川は昨年11月に港区のホテルで20代の女性に性的暴行をしたとして、女性側から被害届が出された。警視庁麻布署が捜査に乗り出し、今年5月に東京地検に書類送検されたが、8月下旬に不起訴処分となっている。 5月11日に「文春オンライン」が事件を報道した翌12日に、西武球団は「総合的に判断し
今年の春あたりから地方大会などで増え始めた、大流行中の応援「盛り上がりが足りない」。「も! 盛り! 盛りあ! 盛り上がりが足りない!」とコールする応援で、西東京大会で初めて聞いた時は、最初何と言っているのかわからなかった。「変わったコールだな」「誰に向かって言っているんだろう」くらいに思っていたが、瞬く間にスタンドを席巻。開催中の甲子園で、全49校の応援を取材したところ、実に32校もの学校が取り入れており、毎日どこかの応援席からこのコールが響いている。 採用・不採用の「理由」 SNSやYouTubeでさまざまな応援が簡単にコピー出来る時代だけに、正確な起源ははっきりしないが、茨城の明秀日立高校サッカー部の応援がTikTokで拡散され、全国に広まったのは間違いない。アルプススタンドで取材した野球部に「この応援を何で知ったのか」と聞くと、100%TikTok。「明秀日立サッカー部のを見た」とい
野球 高校野球 「練習1日50分、月曜日は完休、部員は全員元投手」…で甲子園って行ける? 人気漫画家が取材で感じた「高校野球、練習“量”と“質”どっちが大事か」問題
今年の夏の甲子園から導入されている「クーリングタイム」が何かと話題となっている。 暑さ対策の一環として、チームは試合の5回終了後に10分間、クーラーや送風機が設置されたスペースへ移動し、水分補給のほか保冷剤が入ったアイスベストやネッククーラーなどで体を冷やす時間が設けられた。 ところが、大会初日からクーリングタイム後の6回以降に、足が攣るなど体に異常を来たし途中交代を余儀なくされる選手が続出。SNSなどを中心にこの制度の必要性など様々な議論が飛び交った。 そこで当事者である監督たちに、クーリングタイムをどのように捉え、対策を講じていたのかなど、忌憚ない意見を聞いた。 ◆◆◆ 最高気温37度を記録した大会初日 大会初日(8月6日) 最高気温37.0 平均気温31.5 ◆斎藤智也監督(福島・聖光学院高) 「うちの選手は対策ができると思っていたんですが、4人も足を攣ったのはちょっとショックという
青春の押し付け問題 大人が選手を自分好みのストーリーに当てはめようとする、いわば、青春の押し付け問題。これも高校野球が抱える、そして解決していかなければならない大きな課題の一つです。高校野球はシンプルに言えば、高校生がただ野球をやっているだけですが、真夏の風物詩やお祭りのように捉えている人が多く、もはや非常に巨大なエンターテインメントとなっています。新たなヒーローの出現や感動的なゲームを望むファンがいて、また、それを売り込んでいこうとするメディアの存在もある。そこで過剰に膨らまされたドラマに、それを望むファンが喜んで食いつく。こうした土壌が高校野球にはあると思います。 そしてそれを支えているのが、春と夏の全国大会が公共放送で全試合生中継され、その面白さを全国民レベルで共有できてしまうところなのです。一部からは「試合が面白いのだから、いまのままでいいじゃないか」という意見も聞かれますが、それ
「会場やオンライン試合観戦をしている観客の一部に、選手の体の特定部位を強調する写真撮影、画像編集等を行い、これらの画像をSNSや、ブログ、WEBページ等、多くの人の目に触れる場所に投稿している人物がいることを確認しています。また、これらの投稿に対し、選手に対する卑猥な内容のコメントやリプライを投稿する人物がいることも確認しています。これらに追随する形で、選手の社会的な評価を低下させるコメント等を投稿する人物がいることも確認しています。 これらのすべての行為は、撮影の対象とされた選手の人格権を侵害します。 これにより選手は現に著しい精神的苦痛を受けています。試合に出場すると再び同様の行為の対象にされるのではないかと不安に感じ、安心して試合に臨むことが困難な状況にもなっております。 ワールド女子プロレス・ディアナ株式会社では、弊社興行中並びに所属選手が他団体参戦中にご撮影いただきました写真の使
実は、球場が見えてからどんどん遠ざかっていくため、「ここで止めて!」と思うのだが、情け容赦なく列車は進んでいく。ちなみに新駅の開業はいまのところ2027年に予定されている。 さて、北広島駅からはシャトルバスか(200円也。なぜかVISAタッチと現金のみで、交通系ICカードの取り扱いはナシ)、徒歩の二択である。バス乗り場に行ってみると長蛇の列で、並ぶことが大嫌いな私は迷わず徒歩を選択する。これで、Apple Watchのムーブとエクササイズリングも満たされることであろう。 駅の表示では19分、案内係の人の呼びかけでは「25分くらいかかります」という道のりは、天気がよければ極めて快適。雨が降らない限り、私だったら次も歩くと思う。 案内通り、20分ほどすると「神殿」のようなエスコンフィールドが見えてくる。その偉容は人をドキドキさせるに十分である。入場ゲート前には、「TRUFFLE BAKERY」
初めて出場するWBCが目前に迫った2月下旬。調整を続けていたキャンプ地アリゾナを訪ねた。「日本代表への想いは、より強くなっている」と語る大谷翔平は、自身にとっての“幸せ”をどう定義しているのか。現在発売中のNumber1069号[特別インタビュー]大谷翔平「30年後の日本野球のために」より内容を一部抜粋してお届けします。(全2回の2回目/前編へ) 少年時代に見た「イチローさん」のように ――大谷さんは日本でプレーしていたときに「WBCは目標にしているというより憧れだった」と仰っていました。当時とメジャーでプレーしている今、日本代表への想いに変化はあると感じていますか。 「その想いは、より強くなっているんじゃないですかね。以前はただ単に日の丸をつけたい、日本代表に選ばれたいという感じでしたから、そこは今とは全然、違います。このチームでの僕はもう主力として計算される立場になったと思っていますか
地中海の国にある野球の世界は驚きに満ちていた。 セリエBといえば聞こえはいいが、もちろんプロじゃない。トップチームの仲間たちは当時30歳になったばかりの僕とほぼ同年代で皆、本業を持っていた。 主将で遊撃手のアントニオは印刷屋。アメリカかぶれなので「俺のことは“トニー”と呼べ」と全員に命じていた。控え捕手のフランチェスコは薬剤師で、いつも練習帰りに「乗ってくか」とベスパの後ろに乗っけてくれたナイスガイだ。もう一人いる別のフランチェスコは無職の主戦投手で、本人曰く「俺のストレートは最高速130キロ」だが、スピードガンがクラブにないので信憑性がなかった。ついでにスタミナもなかった。 練習は週3度で、週末に試合というルーティン。移動は分乗。決まった集合時間はなく、各自が仕事の都合に合わせて可能な時刻に三々五々集まった。スーパー店員、運送屋、PCサービス等など、それぞれの職業はバラバラだったが、野球
相撲、どこに行ったら見られるの? 屋根のある球場だけでなく、選手たちのほとんどは日本に来ること自体が初めて。だからこそ目にするものすべてが新鮮だった。ジーマはうれしそうにこう続けた。 「日本の文化も食べ物も気に入ったよ。スシに、ラーメン。何ていう名前だっけな、あのラーメンは……。とにかく辛くておいしかった。日本の文化や伝統もいいね。お寺とか、細かいディテールにこだわるところとか」 ディテールとは? 「例えばレストランで、箸の置き方とかもてなしの仕方とか。何でもきちんとした決まり、約束事がある。(土俵に上がってから儀式がある)相撲もそうだよね。実はすごく相撲を見に行きたいと思っているんだ。どこに行ったら見られるの? 連れていってほしい」 そう言って人懐っこそうな笑みを浮かべた。 チームの大黒柱は「本業・消防士」 チェコ代表は、昨秋にドイツで行われた予選A組(ヨーロッパ・アフリカのチームが出場
格闘技 プロレス 「ムタと武藤を同時に撮りたい」カメラマンの無茶ぶりにグレート・ムタはどう答えた? 34年の歴史に幕、“悪の化身”が魅力的だった理由
海外FA権を行使してソフトバンクに移籍した近藤健介の人的補償として、日本ハムが指名したのは“未完の大器”田中正義だった。 1月11日、ソフトバンクが正式に球団発表を行い、「ホークスの皆さんには、なかなか結果が出ない僕をこれまで支えて頂き、本当に感謝しています」という田中のコメントも合わせて紹介された。 同発表を待たずに日本ハムの新庄剛志監督が「(いい選手が)俺の中では4人くらいいました。めっちゃ迷いましたよ。ビデオすり切れたもん」「大学時代から見ていたから、大学時代のように復活できるかどうか」「最初の文字が“タ”かな?」(いずれも1月10日付、スポーツニッポンより)などと語ったことで、田中が日本ハムへ移籍することは発表以前から確実視されていた。 現行のFA制度において、ソフトバンクが作成した28名のプロテクトのリストが外部に漏れることは原則あり得ない。 とはいえ“球界人事”は常にファンの興
フィリップ・トルシエに電話をしたのは、日本対クロアチア戦終了後、森保一、ズラトコ・ダリッチ両監督の会見を終えた直後だった。ドイツ、スペインを下してグループリーグを1位で突破した日本は、4年前のロシアW杯以上に目標であるベスト8に肉薄した。PK戦の末に敗れたクロアチア戦をトルシエはどう見たのか。そして大会を通しての日本を彼はどう評価し、今後に向けてどのようなアドバイスを贈るのか……。 勝敗を分けた経験の差 ——試合(クロアチア戦)をどう見ましたか? トルシエ 日本は準々決勝にかぎりなく近づいた。もちろん残念な部分はあるし不満もある。勝負はPK戦で決まったから結果はとても残念だ。しかし試合内容で評価すれば、クロアチア戦も素晴らしい試合を日本は実現した。経験豊かで偉大な選手たちを揃えたチームに対して、日本は震えることなく対等にプレーした。クロアチアにとってはとても危険な存在だった。日本は胸を張っ
スピードスケート界に衝撃的なニュースが流れた。 3月1日、日本電産サンキョースケート部が3月31日をもって廃部となることが発表されたのだ。 「近年強いリーダーの不足に加えて、ここ数年スケート選手を目指す若者も減り、そのレベルも落ちてきたことから、企業がスピードスケート競技の発展に貢献するという当初の目的についての展望が持てないと判断し」、廃部を決定したという。平昌五輪で2つの金メダル、北京でも団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那ら8名の選手が現在も在籍していることや、何よりもスピードスケート界屈指の名門が消えることに「まさか」という驚きの声が上がっている。 清水宏保らトップ選手を輩出してきた名門 もとの社名は三協精機で、1957年にスケート部が正式に発足した。現在の社名を冠した「日本電産サンキョースケート部」になったのは2005年だ。 1960年のスコーバレー五輪に3選手が出場したのを
名作「クール・ランニング」の奇跡が再び起こった。24年ぶりにジャマイカ代表が冬季五輪のボブスレーに帰ってきたのだ 北京五輪の開会式。モスグリーンのジャケット、蛍光イエローのパンツに身を包んだジャマイカ選手たちが、ダンスステップを踏みながら入場する姿に、思わず笑顔をもらった人は多いのではないだろうか。 彼らは映画『クール・ランニング』(1993年公開)で有名になったジャマイカのボブスレー代表だ。 24年ぶりの快挙で『クール・ランニング』再び? 『クール・ランニング』とは、南国ジャマイカの選手たちが、1988年にカルガリー五輪でボブスレーでの代表を目指し、悪戦苦闘しながら代表権を獲得したという実話を元にしたスポーツ熱血コメディ映画だ。ジャマイカという国はもちろん、ボブスレーという当時はあまり馴染みのない競技を広く知らしめた人気の作品である。 ちなみにジャマイカはカルガリー大会以降も2人乗りを中
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